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[EXCEL]エクセルを「使えるようになる」は、知識 × 技術 × 発想(と、もう1つ)
【まとめ】
・エクセルを使えるようになるには3つの要素が必要。
① 知識
② 技術(スキル)
③ 発想(センス)
これらの土台(大前提)となるのが、
「面倒だと思うこと」と「面倒だと思わないこと」
【説明】
今回は、ちょっと「精神論」的なところです。
具体的なノウハウはありませんが、よろしければどうぞ。
「エクセルを使える」ようになるには、どうすればいいでしょうか?
私は以下の3つが重要と考えます。
① 知識
エクセルに関する知識。
これは絶対に必要(程度はともかく)。
今、エクセルに関する知識は書店にもWEBにも溢れています。
WEBならすぐ調べられるので、とても便利です。私も重宝しています。
ただ、辿りついた情報を鵜呑みにするのは、避けた方がいいでしょう。
複数の情報を見比べて、検証し、取り入れていくことをお勧めします。
理由の一つには、同じ知識(情報)でも、説明の仕方次第で理解のしやすさが変わるから。
簡単に書かれているものがいいともいえません。
自分のレベルに合う情報に出会えれば、理解も深まります。
もっと重要なのが、正しいとはいえない知識も散見されるから。
例えば「今となっては使うのは非効率」ともいえるVLOOK関数やSUMIF関数を推奨していたり、使いづらいショートカットを紹介していたり・・・。
DATEDIF関数での年齢計算のように法的には正しくない計算式の紹介も多数存在します。(参考:[Excel]誕生日の前日に年を取るのはなんで?、と思った方へ(WEB記事やエクセル本は不正確なものが多いので注意))
これらの情報が完全に「間違っている」とまではいえないのですが、鵜呑みにせず、複数の情報を見比べ、検証し、取り入れていくことをお勧めします。
なお、「知識を効率よく、そして、体系的に学ぶにはどうしたらいいか」は、私にとっても課題であり、今後もこのサイトで触れていきたいと思います。
② 技術(スキル)
知識があっても、それを実際に行う「技術」がなければ、実現できません。
「技術」というと堅いので、「スキル」の方が分かりやすいでしょうか。
レシピを知っていても、包丁が使えなければ料理はできません(できるものもあるけど)。
バイクの教本を読んでも、それだけでは運転できません(中免、苦労しました)。
出来なければどうするか?
答えはシンプル。
出来るまで練習する。それだけです。
出来る、とは、無意識に行える、です。
みじん切りでもギアチェンジでも、いちいち考えて手(や足)を動かしていたら、けがをします(最初は考えながら、ですが)。
エクセルも同じ。
「ショートカットが覚えられない」という方は多いでしょう。
「ショートカット一覧を配布します」というPRに釣られて貰ってみたものの、使えずじまい(=私)。
なぜか?
答えは、練習していないから。
「ショートカット一覧」を見て、あるいはSNSの動画を見て「ふ~ん、こんなショートカットがあるんだ。便利そうだな。今度使ってみよう」と思っただけでは、使えるようにはなりません(経験談)。
実務で使えるようにするには、練習するのみ。
ショートカットは、何度もやって、指に覚えさせるのが一番です。
意識して(考えて)やっていたら「ショート」になりません。
ただし、運指的に無理なショートカットも多数あります。
そういったものは無理に使わず、別な方法で対応するのも一つの方法です。
無理をすると指・手首・腱を痛めますから。
とはいえ、「練習ってどうやればいいの?」という方もいるかと思います。
練習の方法は色々ありますが、「ショートカットの練習方法」については、別記事でお示ししたいと思いますので、興味のある方はフォロー/ブックマークをどうぞ。
③ 発想(センス)
エクセルを使えるようになる上で、一番習得が難しいのは、この「発想」でしょう。
「センス」ともいえます。
手元の情報(データ)から、必要な数値(集計)をどう出すか。
データをどう結び付ければ一番楽に正確に、求めるものが得られるか・・・等々。
要は「エクセルの設計図」を頭の中(あるいは紙)に描けるか、です。
これは実務を経験していくしかないのかな、と思っていますが、そのためには、ある程度の知識が必要です。
主には関数。
実務では、複数の関数を組み合わせて使うことがよくあります。
エクセル本のように一つの関数だけで結果が出せることは稀です。
勿論、新たな関数を知ることで解決策が見いだせる場面もありますが、それは稀。
新しく知った関数も、他の関数と組み合わせていくことで、さらに発想が広がります。
とはいえ、まずは関数の基本を知ることが重要。
後は、関数をどう使うか?
新しい関数の知識を求める場合もあるでしょうし、組み合わせで乗り切る場合もあるでしょう。
この「発想」を体系だって説明していくのは難しいのですが、このサイトでも、段々とそうなっていければと思っています。
もう一つ重要なこと 「面倒と思うこと」と「面倒と思わないこと」
【まとめ】にも書きましたが、「面倒と思うこと」と「面倒と思わないこと」。
これは、エクセルを使えるようになるための土台だと思っています。
敢えて矛盾する表現ですが、単に語感重視です。
「面倒と思うこと」とは「こんな集計作業、面倒だな」と思うこと。
そして、「何とかできないかな」と思うこと。
「面倒だと思わない」で、どうやったら簡単に出来るか考えること、です。
これについては、今後、もう少し深掘りします。
以上、何かのヒントになれば幸いです。
(作業 1日 2H)