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つぶれる人VSつづけられる人
同業者の中にも、そのやり方はいろいろと違いがあります。その違いを感じて、あなたがすべきことは何か分かりますか?
デザイナーさんや同業者と話をしていて、最近感じるのがAIの活用です。
AIを活用することで、複雑なデザインもシステムもとても早く、しかも正確に表現できると多くの人が導入を始めました。
たしかにとても便利です。手作業ではミスをしがちなズレも無く、指示したとおりの効果を出します。
「たったこれだけで」という言葉は嘘ではないようです。
とても便利なものを導入することは良い事です。その良い事にもデメリットはあります。
それは、誰にでも使えるということ。
つまり、デザイナーが仕事をしなくてもクライアントが自分で創れるようになるのです。このままでは失業するだけです。
例えば、ここしばらくはカメラの性能がとてもよくなり扱いがたやすくなりました。一眼レフでも簡単に良質の作品が撮影できるようになりましたし、またスマートフォンについているカメラの性能は目覚ましいものがあります。
iPhoneのカメラ性能は、劇場で上映する映画が撮影できるほどです。しかも簡単に。
なのでそうしたカメラを使って「カメラマン」を名乗って起業する人がとても増えました。これでは、技術が売りのプロのカメラ技師は必要なくなります。
でも、考えてみてください。本当にプロは居なくなりましたか?
冷凍食品の進化は凄いです。「お店の味」が簡単に家庭で食することが出来るようになりました。しかしお店は無くなっていません。それどころか新しいお店が次々とオープンしています。
それぞれが独自の味を出しています。
写真家も、失業しません。
誰にでも撮れるようになった半面、貴重度が増したのが「その人にしか撮れない世界観」です。たしかに「技術」はもう売れない時代になりました。
しかしその分「センス」は重要になっています。
デザインもそうです。
他の人が思いつく「上手」なデザインはもう誰にでも創れます。だけど「個性豊かなオリジナル」は「個性豊かな人」にしか創れません。
ここで重要になってくるのが「あなたらしさ」です。
あなたは世界にたった一人です(未確認ではありますが)
それならば、あなたにしか創れない世界にたったひとつのものであれば、他には誰も創ることが出来ないのです。あとは、それを必要としている人にもっていくだけです。
起業するとしたら、徹底して「あなた」を全面に出すことが必要です。あなたでなくては意味がないようにしなくてはなりません。
「らしさ」こそが必要なのです。
あなたは誰?
それを、必ず胸に持っていてください。
「らしく」こそが財産なのですから。
演出家・クリエイティブプロデューサー 篠原有利(ゆーりママ)
1971年1月福岡県生まれ。
俳優、演出家としてさまざま演劇や映像作品に関わり、マーケティングを実践することで独自のスキルを開拓。現在『Studio ELAN』のCEOとして多くの企業の広告プロジェクトやクリエイティブプロデュース、世界観演出を手掛ける一方で起業のサポートを行う。
『あなたの【味方】でありつづける、人に特化した演出家』
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