雲
親子丼です。気づけば3月9日、出会いと別れの季節ですね。早っ!レミオロメン🎶
私はかつて、ベンチャー企業で長期インターンをしていたことがありまして。卒業して、1年半くらい経つのですが、同世代のメンバーたちとは、今もよく集まって飲んだりするんですよね。
今や、職種も身分も(学生と社会人)バラバラですが、本当にただダラダラ飲んで、くだらないことしてふざけてを繰り返しています。
一昨日もみんなで飲んでいたのですが。
「あ〜みんなで起業したいなぁ」ってボソッと言った人がいて。自営の身としては「いや大変だぞ。ちょっと待ってくれ」って感じなのですが、たぶん本質はそこじゃないんですよね。
話していくうちに、「またみんなで青春したいなぁ」って話になって。
ここで言う「青春」というのは、「後先考えずとことん無茶をする」ということで、たとえばイベント前日に徹夜で作業して、深夜3時に工程表をぜんぶひっくり返すみたいな、いわゆる「お酒が飲めるようになった年齢になった人たちによる、収益化を目的とした文化祭準備」のことだ。
いや、まだ24でしょ。
いくらでもできるじゃない。
と、思う人もいるかもしれない。30歳くらいになっても実際やってる人はたくさんいると思う。
でも多分、今思っているよりは出来ない。
これからは結婚していく人や、子供を授かる人も増えたり、その家族を養うために海外赴任する人が出てきたり、その先には親の介護とか、色々あって、精いっぱいになる。
今以上に自分以外の人のことも考えながら自分のことをしないといけない。
仕事以外の時間を、今は友達との飲み会とか、趣味とかに費やせるけど、今後は子供の運動会や家族のイベント、接待とかがメインになって、どうしても、去るものは日々に疎し(親しかった者も離れてしまうと、しだいに親しみが薄くなる)みたいになっていくんだろうな。
ひとたび体調を崩せば「誰が子供の面倒みるの!私(俺)だけが子育てしてるんじゃない!」ってパートナーから言われたり、給料高い分良いポジションの地位だから、「簡単に仕事は休めない」ってなったりで、無理は自分の首を絞めることになると悟る。
なので、極力しない生活になるのだと思う。
結局のところ、歳を重ねるとどうしても
「自分がメインの人生」から、「他人ありきの人生」になっていく可能性が高いから、今は今でしかないよなあ。とすごく思うわけで。
ありきたりな理論だけど、それを考える歳になりました。自分が結婚するしないに限らず、周りの影響でそういう環境になるんだろうなって(たとえ自分は独身だったとしても、飲み会では子供の話題がメインになるとかそういう意味)。選べる環境と、そうじゃない環境はどうしてもありますからね。
普段は自分!自分!
私はなにが好きとか、どう生きたいとか、ここではそんな話ばっかりしてますけど。
自分を大事に生きよう。他人軸じゃなくて、自分軸で生きよう。っていうメッセージは流行っているなと思いつつ、現実それだけではどうも生きれないなと、思っている今日この頃。
だし、末長く続く友情は安心感があるし大事にしたいと思う一方で、永遠には続かないよな。とか、自分のやりたいことを貫くのは大事だけど、歳相応に周りに合わせて生きていくことも大切だよな。
実際歳はとってるわけだから、とも思ったり。
仕事したり飲み会したり、遊び行ったり、文を書いたりする中でなんとなくずっと葛藤しています。
「昔は青春してたね〜」と言いながら、だらだら話したり、どこかで泊まって夜通し飲むような日々も、この先の自分からしたら、じゅうぶん「あの時は青春だったな」の「あの時」に立派に含まれるような時間になる。
なので引き続き、今誘える人は断られたら嫌だなとか気にせず、どんどん!ガンガン!誘いましょう!私!(嫌なら向こうが断ればいいのです)
私、たまに空を見上げると思うんです。
「あー、今必死にLINE待って携帯見るのやめよう。LINEはいつ来るかわかんないし、いずれ来るかもだけど、この雲は、今しか流れてないから、今見ないとなぁ」って。
(もう病んでるじゃん)
本当に人生は、雲の流れのように、今は今しかないし、まったく同じように戻ることもない。今ある関係は、本当に今しかないし、いつだって、ずっとは続かないのだから。