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母子留学:保険の選び方ー情報が命ー


留学において、特に母子留学では保険の選び方が非常に重要です。日本で生まれ育った私が体験した、高額な保険と医療システムの違いや経験を少しずつシェアして、留学を考えている方々に役立てていただければと思います。以下に、私がアメリカ(ハワイ)の大学院留学で10歳の子どもを帯同させた経験を元に、保険選びについてまとめます。

留学生の保険加入の必要性 

留学生は必ず所属大学が許可した保険に加入しなければなりません。通常、大学が指定した保険に加入するよう指示されます。そして、保険に加入し必要なワクチンを接種した証明書を提出してからでないと受講コースを登録することができません。ですので、入学が許可されたらすぐに保険の比較検討を始め、必要な書類を準備することをお勧めします。

保険の比較検討

複数の大学や大学院から合格通知を受け取った場合、保険情報も入学する大学を選ぶ際の重要な要素となります。大学によって加入する保険パッケージの保険料が異なるため、その差を考慮する必要があります。

保険の選択肢

現在、私は大学キャンパス内で働きながら学生をしています。大学教職員用の保険パッケージのリストから購入しようとすると、母子二人の保険料はHMSA 90/10 Two-Partyで月額$1232.92です。これよりも高いパッケージもあります。保険料が非常に高額のため、先輩方からいただいた情報とネットで調べた上で大学と保険会社に確認した情報を駆使して、低額でカバーされる保険を見つけました。

大学指定保険の高額さ

私の大学のウェブサイトで確認したところ、一人でも年間約80万円(毎月約6.7万円)かかります。これが母子となると2倍以上の値段が表示されていました。理由はおそらく子どもが医療費を使う可能性が高いためです。

高額保険を回避する方法

高額な保険を避けるために、先輩留学生からの情報収集が重要です。私は入学前から日本人留学生に相談し、大学に承認されるための具体的なストラテジーを聞きました。

重要なポイント

  1. 先輩たちからの情報収集: ケースバイケースで違うため、多くの情報を集めることと自分の場合の検証が大切です。

  2. 大学によって保険の種類が異なることを理解: 各大学で必要とされる保険が異なるため、その違いを理解することが必要です。

  3. 時間に余裕を持って準備: 保険の内容をよく読み、比較検討し、万全を期すための準備が重要です。

自分での調査の重要性

先輩たちからの情報は参考になりますが、自分でオンラインで購入手続きを進めて確認することも重要です。例えば、30代の先輩から月額約200ドルの保険で承認を得る方法を教わったにも関わらず、私の場合は40代のため、一人での加入でも月額400ドルを超えていました。

大学による保険料の違い

大学によって保険料が大きく異なることにも驚きました。コミュニティーカレッジに通う友人は、母子で1学期あたり600ドルの保険料でした。ゆえに、複数の大学に合格した場合は、各プログラムにおける学費免除のシステムや学費免除や半額措置がどうすればもらえるのか、いつからもらえるのか、もらえる可能性はどの程度なのか、保険はカバーされるのか、ということを詳細にチェックして選択すべきです。IV有名大学ですと大学院の入学から修了の数年間で学費・給付金など数千万円がカバーされる場合があります。反対に有名大学でも公立校の場合、資金不足で大学院生にお金が回らない場合もあります。2年前までにはあった経済的支援がなくなる、ということもあります。しっかり情報を集めてください。

準備の重要性

準備は早めに始めることで、保険選びでのトラブルを回避できます。私は、保険会社からサインをもらわなければ承認されないルールでしたので書類も用意してから保険会社にメールと電話をしました。電話の場合、米国内でも時差があるので、電話できる時間が限られてきます。何かとやることの多い母子留学では注意が必要です。話を戻すと、電話での購入時には担当者が書類にサインすると言っていたにもかかわらず、購入後にサインできないとメールが送られてきたり、2回目に購入した大学教職員用の保険でカバーしない部分の追加保険が必要になったりしました。その際、オンライン上での購入手続きがうまく進まない場合もあり、時間がくて、高額な保険を選ぶしかない状況もありました。

具体的な保険オプション

以下に、保険オプション例とそのコストをまとめました。値段は毎年更新されていくと思いますので、ご自身でご確認をお願いします。

大学指定保険
1) Medical with Drug:
     Fall Semester:$1950.22
     Spring Semester: $2037.56 
     Summer Semester: $1338.96 
2) Medical with Drug, Repatriation, Life and AD&D 
    Fall Semester:$1963.88
 Spring Semester: $2051.82
    Summer Semester: $1348.34 
3) Medical with Drug and Dental 
    Fall Semester: $2082.30 
    Spring Semester: $2175.54 
    Summer Semester: $1429.64 
4) Medical with Drug, Dental, Repatriation, Life and AD&D 
     Fall Semester: $2095.96 
     Spring Semester: $2189.80 
     Summer Semester: $1439.02 

大学指定以外の保険
ISO: https://www.isoa.org/Plans Platinum Plan 月々$299 

PSI:https://www.psiservice.com/
月々200ドルのプランもあるけれど、40歳以上はISPではGold Planしか入れず、420ドル/月 

保険の選び方は留学生活を大きく左右します。しっかりと情報を集め、比較検討し、最適な保険を選ぶことで、安心して留学生活を送ることができるでしょう。

私の個人的経験では、安いと思って1学期目は8月から1月まで、大学指定以外の保険会社で保険を購入したのですが、情報収集・比較検討にとにかく時間とエネルギーを費やした上に実際に保険を使う段階になった時に日本の保険の感覚では想像できなかった、とんでもない損をすることがわかりまして、最終的には大学指定の保険に入ることをお勧めします。大学院生の場合、どこかのタイミングで大学内で働くことになるでしょうから、1年分ではなく、1学期分の購入が良いと思います。母子留学の場合、母子の保険は分けて買うのがお得と私は判断しました。

より具体的な落とし穴や失敗談についてはこちらから読めるように近日作成します。

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