留学前・渡米後
Emilyのハワイ母子留学体験談を書くつもりでブログを開設したのですが、兎に角忙しくて、留学前もこちらに着いてからもNOTEを開ける気力がありませんでした。
留学前はぎりぎりまで仕事をして、渡米してからも、もともと期限が設定されていた仕事をこなしていました。
渡米前に調べておかなければならないこと、渡米前に完了させておかねばならないことが山ほどあり、兎に角現実なのか、夢なのか分からないような日々を送っていました。
娘の小学校生活は3週間すぎてやっと落ち着き、大学院での授業も始まって、もう2週間後と4週間後には専門外の内容を調べて、まとめて、授業をペアで60分リードする発表をしなければならないので、これからどんどん忙しくなる予定です。
今、ここで考えつく限り、先に準備をはじめられることはここに書いておきます。
1)保険:親と子は別々の会社に入る方が安いでしょう。兎に角沢山調べました。なぜかと言えば大学指定の留学健康保険が毎月私だけで400ドルを超えており、親子でセットだと2倍近くで支払い切れないからです。散々調べて、さあ申し込む!という時に年齢制限で購入不可、というハプニングに見舞われたり、保険購入後、アメリカで使おうとしたら登録されていないと言われたり、兎に角、兎に角何が起こるか分からない留学生活。メンタルを強く持って進むしかありません。具体的に気を付けるべき点については別途まとめたいと思います。
うちの場合、渡米早々に子どもが気を失うというハプニングがあり、、、日本だったら大したこともないのでしょうかが、それはもう生きた心地がしませんでした。その上、ERに向かう途中に保険会社に問い合わせたら、保険でカバーしないと言われて血の気が引きました。これも、知っておいていただきたい落とし穴があるので、別途記載したいと思います。
2)日本での仕事:留学に伴い、休職にするのか、退職にするのかで対応は変わると思いますが、お勤め先の対応もまちまちでしょう。どの様に説明を受けるか多様性があると思いますが、私の場合は国税局に問い合わせ、具体的な状況を説明して、国税局が教えてくれたことを職場にお伝えして退職の手続きをしました。これも詳細は別途まとめたいと思います。
3)予防接種:予防接種は入学する大学により対応がまちまちの様です。私の先輩は2020年ごろにシアトルに母子留学し、予防接種は大学に入学生てから全てやった、と言っていました。無料だったそう。大学により規定が違うので、要注意です。私の場合は、日本で全て打ってから行くつもりが、体調不良で2回目が打てず、渡米してから数本打ちました。必要な予防接種に50ドル、177ドル・・・と結構万札が飛んでいきます。
さらに、たとえば、同じT-dapでも学内のクリニックで受けると全額自腹でも約50ドル、学外で受けると約90ドル、購入した保険によって、200ドルまではカバーや全くカバーなしなど、色々あります。私の場合は、大学に認めてもらった、少し安い保険を持って学内のHealth Serviceに行ったところ、その保険は使えない、と言われたので、家のそばのCVSに問い合わせたら、その保険を使えるかどうかは直接きてくれないと分からない、と言われて、行くことになりました。そして、予防接種を打つ前に念の為保険が使えるかシステムに通してくれ、と依頼すると、買ったばかり(2日前でIDはオンラインで送られてきた)の保険はアクティベイトされていない、と言われました。保険屋に問い合わせてもFileされていない、という返答。もし、システムを通す前に予防接種を受けて、支払い時に保険が使えないことが分かった場合、支払う必要がないと思っていた予防接種に90ドルの自腹支払いを強いられるところでした。
結論:日本で早めに打つに限る。
予防接種についても、20代と40代では違いがあり、やってみて気付かされることがあったので、これも別途記載します。
こどもの予防接種については親よりも簡単ですが、これまた役所で一悶着ありました。この件については、今後のために市長にお手紙を書きたいと思っている次第。別途記載したいと思います。
4)学費の支払い:学費の支払いはクレジットカードでできますが、米国の学費は高額です。IVスクールを除き、日本の2−5倍と考えたら良いと思います。私の場合は2年間学費半額の奨学金をいただいていて、今後、全額免除になるために働くポジションを探していくところです。この学費の半額免除についてもなぜか内部手続きが進められておらず、一旦全額を支払うことになりました。いろいろな部署にプッシュして、説明して、証明書を見せて前進する必要があり、こういう手間は日本ではなかなか起きないことだろうな、と思います。これも、人間の器を拡大させて能力を高める訓練のひとつでしょうか。留学するとこういう作業がほぼ、当たり前になってきます。
クレジットカードの上限を上げておかないと支払いできないので気をつけてください。
やること一つ一つエクセルで整理して確認し、誰が説明したのか名前も控えておき、無駄な出費を抑える工夫が必要です。本当に。
5)子どもの学校と預け先:うちの子どもは公立校に転入させました。この手続きも日本では手間がかかりました。アメリカの小学校に提出するYear Reportを依頼したのですが、小学校でも、役所でも、やり方がわからない、どこに問い合わせれば良いかわからない、という状態。こちらが動かなければなりません。兎に角時間がかかりますので、早めに動いてください。場合によっては、小学校からの引き継ぎ書類なんて、必要ないわ、と諦めても良いのかもしれません。
ハワイに来る前から引っ越し先の住所を確保し、小学校の通常授業の後の預かり保育Aプラスには申し込んでいました。ですが、全ての書類が揃うまで受付が完了しませんので、結局渡米後に申請書を完了となり、ウェイティングリストの下ーの方においやられることになります。
小学校は1時半や2時半に下校な上、12歳以下の子どもを一人にしてはいけないハワイ州での母子留学はそんなに簡単なことではありません。
ー子守をし合う友達を作る
ー大学やコミュニティーに問い合わせてchildcare sharingを募集するメールを流してもらう
ー子どもを置いて外出できるような大家さんのいるところに住む
ー最終的には、子どもを見てくれる人がいない場合に授業に連れて行ってよいか、許可をもらう(許可をもらえる様に教授との良い関係を築いて行く)
ーなるべくオンライン授業を取る
ー10月にある1週間の秋休み 子どもは休み、大学院は通常授業。しかも私の発表がある。この1週間はどうにもならないので、日本から母親に来てもらう。
私が取り組んだのは上記の全てです。
6)渡米後しばらくの日用品や食料確保 ハワイの物価は高く、卵10個が6−10ドル、カフェで飲み物は6−13ドル、学食のお弁当は9-15ドル、おにぎり大サイズ半分が3.5ドルという状況。私たちは外食は殆どしません。ランチは一人30ドル、ディナーは40−100ドル程度になります。ゆえに、コスコ、ドンキホーテ、Times, Foodland, Safewayで安い日、安いアイテムを狙って買いに行きます。落ち着いてそれができる様になるまでの間、すぐに生活を始められる様に私は日用品や当面の食料を持ってきました。石鹸・シャンプー・化粧品・薬・ティッシュ・そば・そうめん・めんつゆ・出汁・麦茶パック・缶詰・スパイス。
新生活をスタートするにあたり、当面の必需品を持ってきておいて良かったです。ティッシュの箱1つに5ドルなんて払う気にはなれません。箱ティッシュを1箱、日本では無料で配っているティッシュを20個ほど、荷物の中の緩衝材に使って持ってきました。重宝しています。毎日自炊ですから、スパイスも欠かせませんが、渡米してから購入したら、サイズも大きいですし、物価高ですし、恐らく100ドルすぐ超えてしまいます。スパイスは小さいものばかりなので、ちょっとした隙間に入りますので、数個持ってきました。
こんなリストを見たら、「わ、大変、、、無理」と思ってしまうかもしれません。でも、今母子留学して、本当に良かったと毎日感じています。子どもについては以下の通り。
ー子どもが日本でのものの見方以外の見方があるのだ、ということに体験から早々に気づき始めた。
ー日本ではソーシャルプレッシャーから行動していた子どもが、子どもらしく、自分軸で動き始めた。
ー自己肯定感が低かった子どもが、たった1ヶ月で「わたし、ってすごいかもぉー」と言い出し、自己肯定感が上がって行くのを肌で感じる。
ー親子で乗り越える絆を育て中。一緒にいる時間が長い。
ー子どもの言語能力の成長はうんと速い。
ー言語能力よりも私が期待しているのは「自分で考える力」とどんな背景の人ともリスペクトを持ってコミュニケーションをとれる力。これを養う環境に毎日身を置かせることができることが有難い。
私については、詳細には触れませんが、大学院では、感動して泣いてしまうのではないか、と思うほど想像していた以上の教育が待っていました。優秀な研究者で優秀な教育者である教授たちの授業のリードの仕方から日々学ぶものも多いですし、おそらく他の州にはない温かさがあります。「ここはあなたたちの新しいオハナ(家)です。一人でやろうとしない、一人で苦しまない、みんなにシェアし、みんなで助け合いましょう」と言ってもらえます。親子留学の私にとっては、この温かさは本当に有難いことです。クラスメイトたちも、名だたる国際機関で働いていた人たちや現職の大学の職員、プロのスポーツ選手など、経験豊かで向上心の高い人たちばかりで刺激になります。
この次、いつ更新できるかわかりませんが、渡米までに乗り越えた山の数々、渡米後起こったアクシデントの数々を一つずつ記録していければいいな、と思っています。
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