受賞漫画を評論する
最近、フォローしている漫画家の方が受賞されたようです。
おめでとうございます!益々のご発展をお祈りしております!
それが以下の作品です。
怖さ、不気味さを醸しだしていますが、それだけではなく、
この作品は「世間への歯がゆさ」を柔らかく表現しており、
歴史に残る秀逸な作品だと感じました。
漫画にも出てくる
食事が終わったときに「ごちそうさま」と
唱える儀式
は、小学生・中学生の時、給食を食べ終えた後にいつもおこなわれていましたよね?(私の地域だけですかね??)
食べる命に感謝し、その恵みに感謝しましょう
と教わったと思うのです。
一見素晴らしい習慣のように見えるのですが、
果たしてそうなのでしょうか?
この「箱」を自分自身に置き換えると分かりやすいです。
人が吸収されていっている(死んでいっている)にも関わらず、
「ごちそうさま」と感謝の意を表していること
実は、この「命に感謝」という教えそのものが
「怖い!不気味だ!」と感じさせている正体なのだ
と気づくことが出来ます(私はそう感じました)。
世間に潜む(言葉にならない)違和感・歯がゆさを見事に表現している
歴史的漫画だ!
と私は感じています。