巷の人が「私は精神疾患にはならない」と自信を持って言える心理が分からない
世間一般人はすぐに
イカれた人 vs まともな人
と区別(差別!?)します。ただ実際のところ
世間一般人の「イカれた人」の認識は生ぬるいです。
ここでは、私が思う「真にイカれた人」を端的に説明します。
かれこれ28年前の映画になりますが、映画「セブン」はその「イカれた人」を秀逸に表現しています。
☆以下、ネタバレを含むのでご了承願います☆
☆あらすじ☆
ロサンゼルスで連続殺人事件が発生しました。
しかもかなり猟奇的な殺人です。
その後、犯人が逮捕されます。
理解不能なイカれた思考を持つ犯人なのかと思いきや、「罪」そのものを筋道立てて洞察する冷静な人でした。
その洞察は、若手警官とのやり取りに集約されています。以下、抜粋します。
若手警官は終始
「頭のイカれた理解不能な人」
という先入観を持って犯人と対峙しており、犯人が力説する
「罪」の真意を理解しようともしませんでした。
しかし、このやりとりの直後、妻が犯人によって既に殺されていたことを知ってしまい、錯乱状態のもと、犯人を撃ち殺してしまいました。
自身のことを
「まともな人間でイカれている筈がない」
と当たり前のように思っていたのに
瞬間的に「真にイカれた人間」に変貌してしまった
という結末です。