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「子供は社会の宝だ」は最も残酷な思想だ

私の学生時代の友達が統合失調症にかかっています。

時々かかってくる電話で

「あー久しぶり!」
「学生時代は楽しかったなー」

統合失調症の友達との会話

と、最初は思い出話に花を咲かせますが、次第に

ん?

と理解できない会話になっていってしまいます。何の脈略もなく(例えば)

「60歳から含めるよ。至らなかったし、辞めたらダメな人もいたからね。
動物園もない、いいよね?当たり前になりたいね。」

会話の例


といった感じの会話に突入するのです。私自身は

「まあねえ」「そうかあ」(ん?)

ひたすら相槌を打つ

と相槌を打つのみです。

学生時代、彼は周りのみんなを明るく元気にさせるムードメーカーでした。

そんな彼が会話にならない会話をするようになってしまったので、やはり切なく感じます。

大学卒業後、所属会社を信じ、人生をかけていたのに、ある日突然倒産し

「騙された、裏切られた。。」

精神的ショック

と精神的ショックを受けたそうです。それがきっかけで統合失調症を発症してしまった、と周りの友達から伺っているのです。

所で、私が小学生のとき、近所に支離滅裂なセリフを吐きながら、通学中の子供にからもうとする人がいました。

ヤンチャな小学生グループは、その人を見かけると、からかったりしていました。

学校でも先生が時々

「不審者が学校周辺をうろついているので、くれぐれも気を付けるように」

先生からの注意事項

とアナウンスしていました。


「小学生時代、そんなことがあったなー」

思い出にふける私

と思い返すたび、余計に切なくなります。