納品が終わった日
7月の後半辺りに相談いただいた案件がようやく今日、納品となった。
ホームページ用の写真撮影とヘッダーに設置するショート動画の撮影および編集である。
9月撮影の予定だったが、撮影対象物が揃わないという理由で10月後半まで伸びてしまった。
さてこの案件、1日で写真撮影と動画の撮影をまとめてというもので、自分としてはあまり請けないスケジュールだ。自分は元々動画撮影がメインの制作者で、最近になってようやく静止画の依頼も問題なく請けることができるようになったかな…という程度だ。クライアントワークなので先方が求めるクオリティになるまでみっちりと修行してからと、色々な方にも教えていただいた。
動画撮影の合間に静止画を撮影するのと、静止画メインの合間に動画撮影というのは大分、仕事の負担が違う。そもそも設定も機材も変わってくるのでかなり不安でもあった。
しかもこの撮影、当日まで想定しているシーンが撮れるかどうかは分からないという状態。
つまり構成は現場で撮影できるものを見てその場で決めて行かなければならないというかなり行き当たりばったりのものだった。
そうなったら良さそうな場面は素材としてかたっぱしから撮影して、なんとか編集段階で繋げていくというかなり乱暴な作り方をしなければならないわけで…。
ある程度のコンテは頭の中でえがいているのであとは穴埋め的に撮影するしかなかった。
企業案件のPR撮影でこちらが撮影をお願いしているシーンが当日になって撮影できないというのはまあ、よくある話しである。
ここはあらゆる現場の経験値で凌ぐしかないのだ:( ;´꒳`;): 焦るが…。
上記の写真は撮影してきたクリップを画角ごとにポストイットに分け、パズルのように動画構成を組み替えていくという作業である。これが何とも便利で整理がしやすくて便利なのだ。
いわゆる絵コンテみたいなものなのだが、実際に撮影してきたクリップを見ていくと想定していた構成を変更するのはざらだ。そんな時にこの方法がとても役にたつ。
ペタペタやっていくうちに【これだな!】という構成に仕上がっていくのが楽しい。
動画は撮影から2日で編集が終わり初校へ。その後は静止画のセレクトがディレクターからもどってきていたのですぐにRAWデータの色調整に取りかかる。
今回から写真管理と色調整はAdobeのLightroom classicを本格導入したが、中々使いやすい。
動画、写真共に本日OKが出て無事にデータ納品。請求書も送付してめでたく終了となった。
一息つきにリビングへ降りると最近、我が家にやってきた保護猫2匹と先住猫2匹が仲良く昼寝を決め込んでいた。
君たちは幸せそうだなwww