【デジタル版画】レモン・ステーキ
|表現の仕方がなんとなくだが固まってきたという実感
前回の作品「中華の力」から大分、日は経ってしまったが、食をテーマにした制作は進めていた。版画と言えば何となく「和」のテイストが強くなってしまうが、作品の幅を狭めたくないので【洋】のテイストをなんとか入れられないか試行錯誤中。イメージ的には古いアメリカ(50〜60年代の雰囲気)のチラシやポスターの雰囲気が出せないかと思っていた。
こんな感じなんだろうなぁ…と色々探っていたら、これは昔から好きだったノーマン・ロックウェル氏やロッキンジェリービーン氏の世界に通じるものはあるのかもしれない。それプラス「レトロ印刷」ともいうカテゴリがあるらしいがともかく好きな世界観であり版画とは相性がよいものであった。
そんなテイストに向いている食材は何かと考えたあげく
ハンバーガーやステーキでは?とペンを走らせてラフを描くいたのがこれ。
コピー用紙にペンでガシガシ殴り書きした程度だが、雰囲気は悪くない。
線での表現より面での表現とベタが意外に大切だということが最近わかってきた。
テクスチャを反映させベタ面の色を考えていく…。
アウトラインの墨版を乗せ、消しゴムツールで様子を見ながら削り、さらにスクリーントーンを乗せてそれらしく仕上げてゆく。この時点でPhotoshopのレイヤーは13枚になっている。
Lemon Steakの文字を入れて完成。
背景にある段ボールのテクスチャが良い感じに古びた感じにしあがった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?