カメラで撮るのはなんのため? 1
最近はカメラを手軽に持つことができるようになった。スマホ、コンパクトデジカメ、一眼デジカメ、ミラーレスデジカメ、アクションカメラ、ジンバルカメラ・・・カメラをあげればきりがない。
それだけ、カメラが一般的になり、ほとんどの人が持つようになった。
自分は中学の時からの趣味でもう40年近くになる。自分が始めたころは、カメラはフィルムでしか撮ることができなかった。当時からコンパクトカメラ、フルオートカメラ、一眼レフカメラと種類も少なかったが、すべてフィルムがなければ写真にはならなかった。
今のデジカメのように、撮ったその場で確認することも、PC、スマホで編集や修正など手軽にできなかった。
一枚一枚を大切に撮った。学生ではフィルムも現像するにも、お金がかかり簡単には撮れなかった。
それでも学生の時に写真を趣味にしている教科担任の先生に、白黒フィルムの現像と長尺フィルムのことを教えてもらってから、学生なりに少ないお金でもある程度、写真を撮れるようになった。
そして次世代のカメラが出始めた平成。
デジタルカメラrの登場である。当時のデジカメは画質も悪く、保存できる枚数も少ない。なによりレリーズラグ(シャッターを押してから写真が撮れるまでの時間に、0コンマ数秒の遅れが出る。撮りたい瞬間の写真が撮れないという、カメラとしての欠陥があった。
そんなデジカメを嘲笑うように、そんなカメラではまともな写真は撮れないと自慢気に話していた自分がいた。
デジカメの進化は自分が見向きもしなかった数年であっという間に劇的に変わった。そんなデジカメを受け入れがたく、フィルムカメラが徐々に低迷している現状に認めることができずに、カメラそのものを触れることがなくなり、キャノンF-1、ニコンF3T、その他数本の交換レンズを売ってしまった。このカメラが当時としてはどの程度であるかは、知る人ぞ知るである。
その後は写真など興味がなさそうな装っていたが、さすがに好きであったもの・・・今でも好きなんであろう写真、カメラを気になりだしたのは、子供が生まれた平成も二桁になった頃、家電量販店で一眼レフデジカメを見たとき、衝撃というか、自分の中で初めてフィルムカメラを手にした時と同じ感覚だった。
家電量販店で手にしたのは、普及型の誰でも使いこなせる一眼レフデジカメ。このカメラが自分の知っているものとは、全くの別物。こんなにも進化したのかと、驚きでしかなかった。
続きはまた・・・
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