会話と炭酸水

GWということもあって、人と話す機会がいくつか重なった。学部時代の同級生と久しぶりに会って話したり、大学のOBの方々と話したり。

学部時代の同級生のK君は相変わらずといった感じで、持ち前のバイタリティとコミュニケーション・スキルでバリバリ働いているようだった。
我々は学部時代の思い出の定食屋(といっても僕は月に1回ぐらいのペースで行くのだが)に赴き、から揚げがたくさん載った丼を平らげた。
彼の話はとても面白い(その内容の大半は訳あってここには書けない)。もちろん彼のエピソードが濃密で、彼のしゃべり方が魅力的であるというのもあるのだが、なにより感じたのは「僕が訊きたそうにしているエピソードを僕の訊きたそうにしている味付けで話すのがうまいなあ」ということである。これはなかなかできることではない。
僕もK君に倣い、面白い話をしてやろうと画策するのだが、彼の訊きたそうなエピソードも、面白そうに話すテクニックも持ち合わせていないことに気づく。ここ最近、なんとなく日々の生活を送っていて、面白いエピソードがないということに加えて、持ち合わせている数少ない面白そうなエピソードは身の上話にしては細かすぎるし、専門的過ぎる(例えば研究のこととか、ゲームのこととか。彼はどちらかというとスポーツマンなので、こういった話題は盛り上がらない)。今度会ったときには面白い話ができるよう、もう少しましな生き方をしたいし、もう少しましな洒落を言えるようにしたいものである。

先日、大学のOBの方々を集めてオンライン飲み会を敢行した。
驚くべきことに、その中の一人が、僕の就職予定の企業に勤めていたのだ。その方(Aさんと呼ぼう)は僕の2個上の先輩で、学部までは僕と同じ研究室(といっても一緒に研究したことはないのだが)にいて、大学院は他の大学に進学されたので、ここ最近まったく連絡を取っていなかった(そもそも連絡を取り合うような間柄でもない)ので、知る機会がなかった。このことは僕をひどく驚かせたし、もちろん僕にとって、とても嬉しいことだった。
Aさんらが僕の今やっている研究の内容を詳しく訊きたいと言ったので、僕は先々月の発表で使ったポスターを引っ張り出し(オンライン上なので「引っ張り出す」は比喩である)、必要に応じて解説を行った。Aさんらは僕の研究を興味深そうに訊き(思うに、優秀な人間は相槌を打つタイミングも優秀である)、僕の説明が不十分だったいくつかの箇所に関して質問をし、いくつかの有用な助言をくれた。
こうした方々を先輩に持つことができたのは幸運に恵まれたというほかない。
こうした方々を先輩に持つことができたのは僕の誇りである。


…話は変わるが、サンペレグリノ (S.PELLEGRINO) という炭酸水を箱買いした。何か月か前大学生協で見かけ「おしゃれなパッケージだな」と思い購入した際とても美味しかったのを最近思い出し、箱買いしたというわけである。
この炭酸水のカタログ的特徴は2つで、弱炭酸水であるということと、硬水であるということである。炭酸の強さは清涼飲料水のMATCHに近い。ごくごく飲め、ほどよい炭酸が口腔や喉を刺激する。硬水ではあるが、炭酸のおかげもあってか飲みにくいということもなく、むしろ美味い。めちゃくちゃ美味い。美味すぎて1日で5本も飲んでしまった。僕の貧弱な語彙ではこの美味さを表現できないので、どこかで見かけたときはぜひ手に取ってみてほしい。


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