「かたち」創るは高校生活act1
初めまして水無月です。色々なSNSあるいは...まぁどこかでお会いしてるかもしれません。
さて、今回初記事を書かせて頂いているのでご挨拶として自己紹介と簡単にお話をと、稚拙な文ですが数分おつきあいの程を。
私について
水無月オルカ......
20代横浜育ちの浜っ子。漁師の家庭に産まれ、幼い頃から海のそばで育った。
水産系高校で三年間通学し、卒業後は某海運会社に就職。その後1年半で退社。今に至る。
こんな名前にしてる人はいないだろうと命名。
趣味はキャンプ 釣り 写真 小説書き
好きなことは創作物鑑賞 その感想の共有 etc...
以上!最初なのでざっくりと面白みのない記事ですが。好きなことが本当に多いので、広く浅く時折深い知識と経験で書いていきます。
本題
おいおい見出しの話はどうしたんだ、と思われていた初読者さん、お待たせいたしました。
水産系の高校は皆さん何をしているかあまりご存知ないのでは?と思いとりあげていきます。
イメージよくされるのは「魚釣ってそう」これ。すごい言われます。こちらが「〜してるよ、〜〜なこととかしてるよ」って返して ふ〜ん で終わらないように鍛えました。ざっくりいきます。
将来船乗りになりお金を稼ぐための育成学校
今日はこれだけ覚えてくだされば結構です!
その稼ぐための勉強をします。一般的ではないので、安全に行わないと死と隣り合わせなこともやります。経験、体感できます。
じゃあ基本的には何をするのか。今日は一年生でやること、覚えたことを挙げていきます。
高一 共通の敵を作るととんでもない協調性が生まれる。
カッター、端艇と言われる片側6人、12人の小型の船で春夏毎週一回、海に出て死ぬ気で漕ぎます。
まず、こんな特殊な学校、夢と志がある人か、偏差値低いので頭が悪い人か、又は両方の性質を兼ね備えてる人しか来ません。(現に私の中学から入学したのは私だけ。筆者、残念なことに中学クラス内下から数えた方が早いレベルです)
それで集められた40人ほどの顔も名前もぎり覚えたかな?ってくらいの4月の下旬、カッター1号と2号にぶち込まれます。
20人でひとつのチーム+艇長と呼ばれる教官が指揮者として乗船します。
この教官、ドがつく厳しい人です。入学した一年をたたき直す、皆さんの想像通りの教官です。声がデカく態度もデカく高圧的な人物です。
いざ乗船。12人で掛け声に応じてオールを目一杯漕ぎます。「1・2ぃ〜」「1・2ぃ〜〜」精一杯えんやこら、えんやこらと。
まだチームワークのチの字もない僕らに対して「声がちさああい!!」 「バラバラで前に進まあああん!!」 なんてただでさえでかい声をメガホンを通して撒き散らします。
最初僕らはビビります。
なんだこのひと怖ってなります。そしてある程度乗るとこう思います。こいつ掛け声しかしねぇじゃん。教官は漕がないんですね。そして夏手前の炎天の下、馬鹿でかい声で我々も号令に応じ声を出すのでこうなるんですね。誰かこいつを黙らせろと。
もちろんわかってるんですよ。我々は生徒で、この人は教官って立場を。
けど夏の暑さが狂わせるんですね。下剋上精神、反骨精神が産まれ、積み上がっていきます。
そのネガティヴな気持ちで出来上がったのが共通の敵を作るととんでもない協調性なんですね。さながら廃材アートです。
そんなこんなで教官に対するひそかな憎悪で一丸となり、私たちは纏まることができました。
これが一年生の時の話でした。次は二年生の話を考えてます。それでは、ながながとありがとうございました。水無月でした。