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薬局と薬剤師の価値を上げるために、薬局に行かなくてもいい未来を創る
株式会社OX3の真田です。新しい時代の薬局ブランド設立に向けた連載の第2回目ということで、今回は調剤薬局と薬剤師の価値のお話をしていきたいと思います。
今回のタイトルは、
「薬局と薬剤師の価値を上げるために、薬局に行かなくてもいい未来を創る」です。後半の字面のインパクトが強烈すぎると思いますが、大事なのはその目的です。
OX3がやりたいことは、前回の「新しい時代の薬局ブランド創ります」に書いてありますので、まだ前回の連載を見ていない方はこちらからお願いします!
調剤薬局と薬剤師の価値について
さて、改めて調剤薬局と薬剤師の価値について振り返ります。
詳しくはこちらの記事に書いてありますが、薬局(薬剤師)が提供できる価値は下記の図のとおりです。
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現状、上記の3種類に提供価値を分けたときに、視認性(患者さんからみて価値を受けていることが見えるか?)と価値享受(実際に価値を受けたと感じているか?)の両方が○なのは「調剤」、言い換えると「薬を作ってもらうこと」です。
また処方監査はリスクマネジメント部門や災害対策部門的な役割なので、「起こらないこと」が価値です。しかし見える範囲で価値を受けている感覚は得られづらいので、視認性は低くなっております。アフターサポートについては、なかなか薬剤師のリソース的に難しい現状やそもそもサポートとして取れる手段が多くないという現状があります。
さて、調剤薬局や薬剤師のリソースは限られている中で、よりやりがいを持って働くために「視認性」が高く、「価値享受」が高い提供価値をどう作っていくかが問題になります。
場所としての「薬局」の価値
新しい提供価値の話をする前に、「場所としての調剤薬局の価値」のお話をしましょう。
先日とある行政の方とディスカッションをさせていただく機会がございました。その際に、「薬局は行くだけで元気になる、みたいな地域に根付いた場所としての価値がある」というお話をされておりました。
確かに自分が現場に立っているときに、
「お兄さんの声聞くだけで元気になるわ」とか、「普段近くに話す人がいないけど、お兄さんと話せるから来ているのよね」とか言ってもらえることが多いなと振り返りました。
地域のコミュニティーにおいて、薬局という場所が果たすべき役割はとても大事なものがあります。そんな地域に愛される老舗薬局がなくならないようにするためにも、しっかり中身をDX化させて進化させていかないといけません。そのためにOX3は「プロデュース」というスタイルで、調剤薬局をM&Aして暖かさを保ちながら業務改善とDXに取り組んでおります。
薬剤師の価値を拡大するために
一方でそれだけではダメだと考えております。薬剤師が患者さんに提供できる価値は、まだまだあると思っておりますし、薬剤師のポテンシャルをもっと引き出さないといけないという危機感があります。
そこでOX3は、
「視認性×価値享受」が○である、「お薬を渡す」という薬局の体験をデジタル化し、患者さんの利便性を圧倒的に高めたいと考えております。目に見えて一番価値享受されるところの利便性を上げることで、「医療や健康において困ったときに、一番に便利で頼れるマストハブのサービス」というポジションを取ります。
つまりどういうことか。
OX3の新しい薬局ブランドのテーマは、
「行かなくていい薬局」です。
オンラインの調剤薬局といいつつ、メインは在宅ですみたいな感じでも、外来のついでにプラスでやる感じでもありません。本当の意味でデジタル×オンラインに特化させた薬局を創ります。
視認性×価値享受が高い「薬を受け取る」という体験が悪いものであれば、それ以外のポイントをその薬局に頼ろうなんて思う人はいません。
OX3の新ブランドは患者さんにとって「医療や健康において困ったときに、一番に便利で頼れるマストハブのサービス」になることで、そこに薬剤師の価値を作って乗せていきます。
大事なのは、「患者さん視点」です。楽しみにしていてください!
最後に
OX3は患者さんと医療従事者にとってより良い未来を創る使命があります。これまでもたくさん検討してきましたが、この未来を創るためにはもっともっと挑戦していく必要があります。
今月からこの未来を一緒に創る、頼もしい仲間もジョインしていただきました。
ぜひこれからも当事者として一緒に挑戦したいという方、医療体験を1から一緒に創っていきたいという方がいましたら、仲間は常に募集しています。ぜひお話をしましょう!お気軽にDMもしくはカジュアル面談の問い合わせお待ちしております。https://twitter.com/OX3sanada