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『サンタクロースと小人たち』こどものころからの憧れが詰まってる絵本。
『サンタクロースと小人たち』。この絵本を読んだのは小学生のとき。25年以上前です。
昔は実家にあったけど、たぶん引越しで捨ててしまったと思うこの本。
存在は忘れてなかったけど、タイトルも忘れてたぐらいです。
クリスマスシーズンになったら、また読んでみたいな〜ぐらいは思ってたけど、それぐらい。
今年は「読みたい」が強くなりました。なんでかというと、『レッド・ワン』という映画を見たからです。
レッド・ワンは2024年に公開された、ドゥエイン・ジョンソン主演のサンタクロースがテーマの映画です。
『サンタクロースと小人』と同じで、サンタと小人が暮らす街があって、そこから全世界へプレゼントを送ってます。
この映画はアクション映画なんですけど、これを見てる時に、「あ、あの絵本読みてぇなぁ」と浮かびました。
そしてブックオフをハシゴすること幾星霜、、、いや数店舗。
状態のいい『サンタクロースと小人たち』を見つけました。
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この絵本で僕が好きなのは7〜8ページの、寝る前の小人たちが2段ベッドで思い思いに過ごしてるシーン。
いや、サンタがプレゼント配ってるところちゃうんかい!ってツッコミは置いといて。
ここ、初めて読んだ25年以上前からずっと頭に残ってるんです。それぐらい当時の僕にとって印象的なシーンなんです。
写真が載せられないのが残念。
このシーン、小人が自分のベッドでホットドッグ食べながらテレビ見たり、本棚置いて読書したり、はたまたトランプしたり。
いま読んでも、好き。
当時の僕は一人っ子やったけど、アパート住まいで一人部屋がなくて、この小さな自分だけのスペースが羨ましかったんやと思います。
小人たちの2段ベッドは見えるところだけで6台。小人の人数は8人。
部屋はそこそこ広いけど、このベッドのおかげで自分だけの場所がある。いまでいうパーソナルスペースですね。
“遅くまでパンをかじったり、本を読んでいる小人もいます”
ってセリフが添えられてるけど、小人たちにとっては、このベッドが自分の家。自分の家に帰ってきたらそりゃテンション上がるよね。
自分の家というか、秘密基地か。
僕は大人になり結婚しましたが今も自分の部屋は、ない。
小人たちが羨ましい。自分だけの秘密基地。
また来年のクリスマスも憧れよう。