『広重 摺の極』浮世絵って表現力豊かで楽しい。
大阪、あべのハルカス美術館で行われている、『広重 摺の極』を見てきました。
浮世絵版画って人物の表情が豊かで、マンガのよう。歌川広重の作品に詳しくなくても楽しかったです。
当日の様子と感想を書いていきまーす!
あべのハルカス美術館でしか開催しないから、人が多い!
午前11時ごろ到着。今日って平日っすよね。。。?すごい人。ここでしか開催されないから、遠征民が多いのでしょう。年配の方も多かったです。
せっかく来たけど帰りたくなったよ、、、結局チケット購入に20分ほどかかりました。
さらに購入後に整理券配布。すぐには入館できず20分待ちで集合。さらにそこから10分ほど並んで入館。
購入から入館までトータル50分ほど。
※見終わって出てきたら待機列もなく、購入〜入館までスムーズな様子でした。たまたま混む時間帯だったっぽい。
座って待てる場所は外の展望テラスがあるけど、今日は令和6年7月31日。熱中症警戒アラートも出てたし、とにかく暑い!暑すぎる!
というわけで、中で立って待ちました。やっと入館です。
知っているようで知らない、広重の世界へ。ほんまに知らんけど大丈夫か?
中は章立てにはなっているけど、順番は決まってなくて自由に見てOK。
でも並んで順に見てる人が多かったです。みんな一つひとつじっくり、それこそ穴開くんちゃう?ってぐらい見てる。しかも解説も読み込む。
そんなんしてたら日暮れるわ!ってことで空いてるところにスッと入って見るようにしました。
12時ぐらいに館内ウロウロして見てた人がいたら、私です。
浮世絵はマンガっぽくて面白い作品が多い。
構図とか色が面白そうな絵は立ち止まって近づいて見たり、遠くから見たり。
マンガチックでおもしろかったです。ちょっとした表情にこだわりが見えました。
酔ってる人は顔が赤いとか、ちょっと怒った顔とか、細かいところの表現を見つけるのが楽しいですよね。
これは撮影可能な作品の中から一枚。
撮影できたこれも、おじさんの澄ました顔が笑えます。
神は細部に宿るってホンマやな。他にも撮影可能な作品はけっこうありました。
お気に入りは渦潮の版画。さすがに撮影不可でした。嬉しいことにポストカードはあったので、それにて。
ろくじゅうよしゅうめいしょずえ 『あわ なるとのかざなみ』という作品。
版画やのに動き出しそうな迫力、うねりが好き。色の濃淡があるから動きがあるのかな?波って常に動いてるから写真でも撮らないと絵にできないと思う。
この渦潮を表現するために広重はずーーっと海を見つめてたのか?それとも少し見ただけで写真のように頭に記憶できたのか?
それこそ同じ波は二度と来ない、逃したくないハズ。
個人的には波を見つめ続けて、頭の中にめちゃくちゃイメージ使って、一気に作り上げたんじゃなかろうか。
波と同じで寄せては返すし、イメージなんてすぐ消えていく気がする。
頭の中のイメージを、こんなに見事に形にするって凄すぎ。
グッズも買ってみた。ガチャガチャとシール。
版画を立体に仕上げたガチャガチャ。
「ゆい さったみね」と読むそうな。東海道五拾三次は知ってるけど、初めて見ました。
500円でここまで手の込んだガチャガチャできるのはありがてぇ。海洋堂ってすげぇなぁ。なんでも作るなぁ。
あと買ったのは、フレークシール。使い道は未定(笑)
個人的には栞があると嬉しかったなぁ。本に挟む浮世絵版画。
作品を一つも知らなくても楽しめる、それが歌川広重。
広重は多彩、多才。基本的に依頼を断らなかったそうです。だからこそ幅広く活動したんだと思います。横展開がうまい!
中のスタッフさん曰く170はある作品のほとんどは未見でしたが、「おもろいなぁ!」ってな感じで約1時間楽しめました。
人によっては何時間でもいれるぐらいかも?