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何日あれば受かるのか

今回も大学受験生に向けたお話。合格に必要な学習日数はどれくらいなのか。答えは一概には言えない、に尽きます。受験勉強を始めるまでの学習状況や学力が違いますし、得意科目・不得意科目も違います。学習法にしても向き不向きがありますし、1日に使える学習時間も個々で違います。

進学校と呼ばれる中学・高校では、高3まで普通に授業をやっているところもあります。中高3年間、学校では勉強をやって、受験勉強が必要な人は塾や予備校に行きます。これが難関大学に現役で受かる人の一般的な傾向です。こういう人たちは中学受験の勉強も数年間こなしていますから、仮に高3から予備校に通ったとしても普通の勉強によって培われた学力があるので余裕があるわけです。

一方で、受験対策を学校の授業の中心に据えているところもあります。高校受験で第一志望校に受からなかったために不本意ながら入った高校かもしれません。この場合は高校受験の時点での学習に不足があり、その不足を十分に補う機会がないまま大学受験対策に突入することもあります。これでは明らかに基礎が脆弱です。学校での問題演習を下支えする基礎を身につけるには早めに手を打つ必要があります。そうでないと学校の授業が生かせません。

そして、いかなる学校に籍を置いても授業をまともに受けてこなかった人もいますし、そもそも何らかの理由で高校に行っていない人もいます。こうした人たちが大学受験のための勉強をするには、多くの場合、相当の時間が必要となります。ただし、もはや学校の授業を考慮する必要がないので、学ぶべきことを学びたいように学べばよいので、学習効率を最大化させることも可能です。

いずれにしても、想定しているよりも日数が必要だというのは間違いないでしょう。

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