提案することと対応すること
多様なニーズと多様なサプライ
多様性の時代と言われます。以前と比べれば、多少なりとも抑圧から解放されてきているのでしょう。良い傾向だと思います。この傾向は学び方にも見られます。以前であれば「正しい学習法」の選択肢は少なく、その方法が実践できなければ落ちこぼれていくしかありませんでした。しかし、人間の頭の働かせ方にはそれぞれクセのようなものがあり、それによって最適な学習法は違ってきます。大学受験生であれば、複数の科目を並行して学んでいかなければなりませんが、そこで科目間の好き嫌いや、科目ごとの得意・不得意といったことも学習の過程で生じてきます。あるいは在籍する高校や、浪人生であれば予備校のカリキュラムによって手厚く指導してもらえる領域と、残念ながらやや手薄になりがちな領域が生じてしまうこともあるかもしれません。こうして学習者が学びたいこと、学ばなければならないこと、そしてその学び方においては、さまざまなニーズが生じています。
一方、教える側にもさまざまな人がいます。英語の教師だけを見ても、さまざまな人がいます。アメリカやイギリスなどの国の文化が大好きで、そこから英語を学ぶようになった人もいます。文学が好きで原書を読んでみたいから英語を学ぶようになったという人もいます。音楽や映画などのエンターテイメントが好きな人もいます。また、英語ということばそのものが好きという人もいます。出身学部は、学校の先生であれば教員免許の関係で文学部、外国語学部、教育学部のいずれかの出身の人が多いですが、塾や予備校の先生は基本的に教員免許は不要であるため、他の学部を出た人も多いです。文学部でも英米文学以外を専攻した人、外国語学部でも英語以外の専攻の人も少なくありません。こうして、それぞれの教師の興味関心によって、比較的得意な分野や授業スタイルというものも形成されていきます。
文法能力開発の持田と、出講先での持田
さて、ここからは私、持田の話をしていきます。ひとりの教師ができる仕事には物理的な限界があります。1日は24時間、1週間は7日、168時間しかありません。英語教育と国語教育を学んだ持田ですが、現在は選択と集中によって、英文法を中心にコンテンツの研究開発および制作の業務を行っております。英文法学習の中でも、速習が得意でないタイプの学習者、ひとつひとつ理解しながら文法知識を身につけたいという人たちに訴求するコンテンツを提案しています。その中心となるのが『ゆっくりとしっかり学ぶ英文法』です。
また、具体的な学習法のひとつとして、例文暗記の提案も行っております。
とは言え、英文法の問題集から離れられない事情がある人もいるわけで、こちらが提案していないものを全否定することはできません。そうした人たちの学びも支えていきたいと考えています。
これらをオンラインで直接指導することもできる体制を整えています。
一方、出講先での持田ですが、これは出講先の塾さん、予備校さんのご依頼に基づいて授業を担当いたします。そしてその上で、担当する授業の範囲で学習指導を行います。現在の担当授業のうち、高校生向けのものはこちらでも紹介しております。
持田に英文法以外をオンラインで教わりたいというニーズにも対応しております。「提案」としては英文法中心ですが、「対応」としては幅広くやっていこうと考えております。まずはこちらへどうぞ。
なお、契約上、持田の出講先で担当しているクラスの生徒には、上記のオンラインカウンセリングの利用はご遠慮いただいております。各校舎の講師室にて相談に応じておりますので、そちらでお願いいたします。
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