板書を写すこと
板書のある授業
集団授業では講師が黒板などに説明すべきことを書いていくことがよくあります。書き出された情報は板書と呼ばれます。この板書をノートに写すかどうかは受講者一人一人の判断に委ねられます。自分にとってわかりきっていることであるならば、板書を書き写す必要はなく、板書を見て講師の話に耳を傾けてその内容を確認していけばよいでしょう。一方で、復習の際に見返すものが必要であると考えるならば、板書はしっかりと書き写すことが必要になります。
板書を写すか写さないか
問題は、写す、写さないの判断が妥当かどうかです。写したけどわかっていたからいいや、ということであればかまいません。逆に、授業で理解できていないことがあることに復習で気づいても、ノートに何も書き残していない箇所だったとなれば、復習の機会を失うことになります。あとで講師に質問する機会が得られたとしても、ノートに残っていないことを質問しても、質問の内容が曖昧になりがちで不発に終わります。
板書をどう写すか
講師は板書を色分けして書くことがあります。黒板は背景が暗色ですから、白いノートとはそもそも配色が異なることになります。このため、板書の色とノートの書き込みの色は同じというわけにはいかず、あらかじめ対応を決めておく必要があります。授業中に何色を使うか迷ってしまうことは避けなければなりません。毎回色分けに迷うくらいであれば、単色でノートを書くほうがよいでしょう。色に意識が向いている間にも授業は進行していきます。こうなると色は理解の妨げにしかなりません。
ノートのこと
どんなノートに板書を写したらよいかですが、推奨はA4方眼ノートです。大きな紙面に自由に書けます。余白が多ければ自分でメモを書き足すこともできます。ただし、往復の電車の中で復習したい場合はあえて小さいノートを使うのも手です。
授業中、気になることはA4方眼ノートに鉛筆1本ですべて書き写し、適宜自分でメモを書く込んでおく。これが持田からの提案です。