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張り紙や注意が多すぎると思いませんか?
No smoking🚭などの張り紙をわたしたちのゲストハウスではやめました。その理由、そして駅の構内のアナウンスなど、過剰な注意について書きました。
張り紙やめたけど問題なし
私たちがゲストハウスをやっていて気をつけていることがあります。
それは部屋に張り紙をしないこと。
快適な部屋づくりにとってこれは大事なのです。
民泊やゲストハウスはどうしても部屋にいろいろ張り紙しがちになる。いわゆる注意書き。
ホテルでも張り紙みかけますね。ほかにも、駅や、公共のトイレと、いろんなところに注意書きの張り紙が貼られています。
私たちのゲストハウスも以前は張り紙貼っていました。
たとえば、
この部屋は禁煙です!ってNo Smokingのサイン
敷地内にある指定の喫煙場所
小さい灰皿を置いているんですがその場所の写真とそこが喫煙エリアです
よ、ってわかるように張り紙。
何か困った時の緊急時の電話番号
Please be quiet
夜間は静かにしてください、
みたいな注意書きも。
玄関ドアの開け方、閉め方
Wi-Fiのパスコード
こうやって挙げただけでも結構な種類、数になります。部屋のドアの裏、廊下、張り紙ベタベタ貼ってました。
でもこれ全部やめました。
理由は単純です。
ダサい
美しくない
そもそもこういう注意書きとか張り紙、貼る目的は、
ゲストが困らないように、親切だったり、お節介だったりなんです。
Wi-Fiコード、玄関の開け方、閉め方、はゲストが困らないようにという意図があります。
もうひとつの理由として
ゲストの問題行動を事前に抑制する、
目的があります。
部屋でタバコ吸わないでください
夜は静かにしてください
ゲストが問題行動をしないように先回りして、やらないでね、ってお願いしてる。
ただこれはゲスト側がどう受けとるかを想像すると、
そんなのわかってます!!!
禁煙だってわかってることをわざわざ張り紙でCautionしているわけですから、
あなたたちのことを信用してないんです!
と言ってるのと同義なんです。同じ意味。
そういうスタンスはきっぱりやめました。張り紙を一切やめました。一掃することで、私たちはゲストにとってより快適なお部屋目指したのです。
張り紙をする代わりにどうしてるかというと、部屋にハウスマニュアル、部屋の中の電化製品の取説を英語にしたものをバインドして置いてます。例えば洗濯機の使い方、ゴミの分別の仕方。そこに禁煙のこと、指定された喫煙場所のことなども入れています。
マウスマニュアルを観るゲストはほとんどいないからどうする?
ハウスマニュアルなんかちゃんと見てくれるゲストってほとんどいないです。それは全く期待していません。
ゲストが困った時、質問が来たら答えればいいと、そういうスタンスにしました。困ったら質問してくる。
ゴミの分け方がわからなかったら質問してくる。
万が一質問してこなくて、ちょっとくらい間違っていても、それはそれで仕方がない。長期で滞在するゲストにはね、丁寧に直接レクチャーすればいい。
つまり、張り紙するよりも大事なのは、
ゲストが困って質問が来た時にきちんと即レスしてあげる、こと。
これが相当重要なのです。例えば、
給湯の、お湯と水の温度を変えたい、とかそういう問い合わせがきたら、それに答えると同時、ハウスマニュアルに取扱説明があるから参考にしてね、という。
質問が来た時に、素早く、分かりやすく、テキストでパパパッと返事する
それが最も大事です。
困った時にすぐ返事してもらえると、助かった!という感じになるし、その方が、部屋の中にベタベタとダサい張り紙がいっぱいより気分がよいはずです。
コミュニケーションすることが重要で、ゲストも人間なので、
人間力を信じる
例えば、自分たちでわからなかったらネットで検索すると思うんです。これ普通にみんなやってることですから、それを邪魔しない。ゲストが外国に旅行していて、問題解決の場面に直面して、それを乗り越えようとしている状況を尊重する。彼らの体験の機会を奪うことはしません。
彼らの人間力を信じること、これに尽きます。
繰り返される黄色の線の内側までお下がりになってお待ちください
人間力を信じるの話で、私が気になっていることは、
駅のホームのアナウンス、、、うるさいと思いませんか???
何番線のどこ行きの電車が到着します。
黄色い線の内側まで下がってお待ちください。
これ必要でしょうか。
私は嫌いです。
初めて電車に乗り降りする人も少ないだろうに、今更わかりきったことを何回も繰り返される違和感。
これもダサい、って思います。
電車を運営している側からすると、いちいち注意を促せば、万が一黄色い線まで下がってない乗客が電車で怪我したって時に、
ちゃんとアナウンスしてたでしょう
っていう風に言えるとか、そういうことなんでしょうか。
やってる感
あともう一つ、これ数年前の話なんですけど、コロナのワクチン接種会場で、割と大規模会場に行くと、接種で集まってきた人を誘導するスタッフが結構たくさんいました。これから接種する列に並んだ人たちの近く、ポイントポイントに誘導するスタッフがついていて、
書類を出してお待ちくださーい
書類を出してお待ちくださーい
前にお進みくださーい
前にお進みくださーい
誘導してるんじゃなく、ただ単に声出してるだけみたいな。
なんかその辺に立って少し上の方を見ながら、前にお進みください、って、誰かに声をかけてるというよりも、声を出すことがその人の仕事みたいになっている。
これもダサい。
声出して誘導してるぞ感、自分の任務をしっかりやってますアピール、にしか見えなかったんです。
結構いろんな場面で過剰な注意、張り紙、声かけ、ダサいのオンパレード、と思うのです。
やってる側の、その張り紙貼ってる側のですね、自己満足なんじゃないかとも思える。
もっと、人間力を信じられたらいいのになぁ、と思うわけです。
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