南ゴビ『炎の壁』バヤンザグ、ゲル泊で雄大な自然を堪能!PART2
PART1では、ラクダ騎乗とラクダ騎乗、ホンゴル砂丘登攀の様子をお届けしました。詳しくは記事をご覧ください。
砂丘でかつてない感動を味わった後は、車で次の移動へ移動します。
目指すは、バヤンザグ!!
バヤンザグは恐竜の卵や化石を世界で初めて発見されたことでも有名な断壁で、世界中から考古学者が集まる場所でもあります。
踏み入った瞬間に、日本では見たことのない大きな崖たち。
そのスケールの大きさと、大地のパワーにただただ圧倒されるばかりでした。
『インディージョーンズ』『ジュラシックパーク』『風の谷のナウシカ』の映画の世界が今目の前に広がっている事が信じられない程。
どこまでも大地が続き、遠くの遠くで空とつながり、ホンゴル砂丘に続いて初めて見る光景に感動しました。
遊歩道があるルートもほんのわずか。
ほとんどが設備されておらず、土が剥き出しになっています。
お散歩しながら崖に登り、さらに高台から見渡して360度このエネルギーを感じると、遥か昔、恐竜が生きていたことを妙に納得している自分にも驚き!笑
別名『炎の崖』とも言われていて、訪れた時はサンセットタイムということもあり、名前の通り夕陽に照らされ赤く染まる崖がとても力強くて美しく、ここでも忘れられない景色を見ることができました。
地球がありのままの姿で何世紀もの間少しずつ変化しながら、此処に在り続けている事に浪漫を感じられました。
せっかくなので、バヤンザグでもユニフォームを着用して撮影大会!絶好のロケーションにユニフォームが映え、気分はナウシカ!笑
他の観光客の方からも、オリンピックのユニフォームは大人気で、たくさん声をかけていただきました。
スーベニアショップでは、石やラクダのマグネット、アクセサリーなどが売られていました。ラクダのマグネットを購入すればよかったと後から後悔したので、また次回に楽しみは取っておく事にします。
夕陽が沈むギリギリまでバヤンザグに滞在し、束の間のマジックアワーを目に焼き付けました。今までで見た中でも、ベスト5に入る夕陽だったなぁ。。。。
たっぷりアクティビティを楽しんだ後は今夜のキャンプ場に移動します。
この日は『GOBI TOUR TOURIST CAMP』に宿泊します。
キャンプ場のゲートには、恐竜の大きなオブジェがありました。
本当にジュラシックパークの世界!!!!!!
ゲル宿泊とコテージ泊が選べ、今夜もゲル泊をします。
ゲルの中には3つベッドがあり、椅子も完備されていました!
そしてこのキャンプ場の嬉しいポイントは各ゲルにコンセントがあり、電化製品を使用することできました。なので、iphoneの充電の減りを心配することなく眠りにつくことができました。
シャワーやトイレも男女別で別れていて、お湯が出ずらい瞬間はありましたが、水回りも申し分なく使用できます。
前日のキャンプ場でも思ったのですが、シャワールームで濡れても速乾性があるサンダル等も持っておくと便利だったかも。。訪れる機会があれば是非参考にしてください。
ここでもチェックインを済ませゲルに荷物を置いたら、早速レストランで夕食をいただきます。レストランでも恐竜のフィギュアがあり、バーではモンゴルのお酒がズラっと並んでいました。
ミートボールとキノコのソテー、蒸したお芋とライスがプレートになって出てきました。お肉はモンゴル版照り焼きソースのような感じで日本人好みの味でした。
シンプルにお米が進む味!
なんといってもお肉続きだったので、キノコソテーが美味しすぎた〜涙
食事のお供、本日のビールは、Алтан Говь (Golden Gobi)です。
モンゴルでも人気のあるビールなようで、苦味がしっかりあり、個人的にはモンゴルで1番好きなビールでした。
ここでも夕食後はゲル飲みを開催!
私達もそうですが、モンゴルで出会った皆さんはお酒好きな人が多かった〜笑
この日は、念願のモンゴルウォッカで乾杯できました!お酒が進むにつれて話にも花が咲き、気づいたらかなり深めの時間になっていました。。
やはりモンゴルではウォッカが愛されていることがよく分かる夜でした!笑
お酒好きな方はモンゴルウォッカも嗜んでみてくださいね。
ここで終わらないのが南ゴビ!
自ゲルに戻る際に見上げると満天の星空が!!!!
降り注ぐような星々。一日の最後にこんなご褒美が見れるなんて幸せの極みです。
朝方トイレに向かうと、澄んだ空気と共に朝陽も拝めました。。。
何も遮る物がなく真っ直ぐな地平線から登ってくる太陽と、オレンジから徐々にブルーのグラデーションになっていく空。溜息が出るほど綺麗で、またひとつモンゴルが見せてくれた自然の美しさに感謝で胸がいっぱいになりました。
少しだけ二度寝をして朝食をレストランでいただきます。
ブッフェ形式でフルーツやソーセージ、卵料理などいろいろ並ぶ中、ラクダのジャーキーを使ったスープが!!驚
(前夜のゲル飲みが楽しすぎた故、若干の二日酔いもあり写真を撮り忘れるという失態。。。涙 )
ですが、飲まずには帰れないので少し味見をしたので、感想だけお伝えします。
塩ベース?のシンプルなスープ。
肝心のお肉の味は、、、クセで言うと星 ★★★★★!
獣感に加えて、ジャーキーの筋っぽい食感ですが、脂を感じます。
この日のコンディションのせいもあるかもしれませんが、個人的には、きっと最初で最後の体験にもなるかもしれません。。。笑
ラムなどクセ有りのお肉が好きな方は試してみる価値ありのご当地グルメの一つです。
キャンプ場を後にして、帰りは車で6、7時間かけて車でウランバートルを目指します。砂漠や草原の道を走り続ていても、花や植物がどんどん変わり、それに加えて牛、馬、ラクダ、羊の群れ、大小様々な岩と岩の間を通過する大自然ドライブコースは、同じ景色が一瞬もなくて飽きることなく眺めていました。
帰り道では、数時間に一度、街を経由しレストランや売店、スーパーなどでトイレ休憩を挟みます。前記事でもお伝えしましたが、ここで逃すと道中大変な思いをすることになりますので、ポイントではトイレに行くことを強くお勧めします!!笑
帰り道はここで書けない軽めのトイレハプニングがしっかり各々ありました。笑
それも含めていい思い出ですが、備えあれば憂いなし!色々準備しておくと心強いと思います。
この日は風が強く靴や衣服は砂だらけになりました。
サングラスや目薬、帽子やスカーフがあると目や口、喉を細かい砂から守ってくれるので、持ち物リストには入れておいてもいいかもしれません。
名ドライバーさんのおかげで、予定より早くウランバートル市内に戻ることができ、無事に終えた2泊3日の南ゴビツアー。南ゴビの自然やアクティビティは、終始感動しっぱなしで、こんなにダイレクトに地球を感じられる体験が出来たことは、人生のかけがえの無い財産となりました。また、絶対に行きたい!!!!!
自然が好きな方、旅行好きな方には特に絶対に行ってほしいと強く願っています。
期待を遥かに超える体験ができると思います!
まだまだ続くモンゴルでの体験記。
次はウランバートル市内の観光やナイトライフの様子などまとめてお送りします!
text UNA
photo MATCHA