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2023/2/28

2月も最終日になりましたね!冬至を超えると急に日が長くなってびっくりします。
久しぶりに窓を開け放して昼寝をしたら大変気持ちよかったです。
毛布ガン抱きでしたけど(´ω`)

ここ二日はクラッチバッグのカービングの仕上げと染色をしていました。
カービング部はバーグラウンド・バスケット・フィニッシュカットを残していましたが、全部打ち込むと大分引き締まったように思います。


ただ、やはりイメージより少し花が目立ちますね。バーグラウンドを入れると良くも悪くも一気に表情が変わる気がします。

私の図柄は割とバーグラウンダー部が多めなのかな、と今回改めて思ったので、今後は図柄に寄せるか・モチーフに寄せるか、そこで調整するのもありかなと思いました。時間かかる部位ですしね!

一応これを両面打ったので、カービング部分はこれで終わり・・と思ったのですが、側面にもカービングをすることになりました。
というのも、セカンドバッグなので、側面が前に向くことが多いので、前から見た時に寂しくなるのと、思っているより少し派手になりそうなので、それなら全面入れちゃおうよ!その方が落ち着くよ!という話になったからです。


あっという間に終わった気がしました。やはりセカンドバッグの表革は面積が大きい!バスケット多めとはいえ300x600ですもんね。

合計すると、比較的バッグの中ではパーツ点数少な目とはいえ、大体20時間程カービングに掛かりました。
二つ折り財布だと12時間程度なので、やっぱり2倍はかかりますね。
製作依頼を貰ったら多めに見て1か月は貰わないとかもしれない・・。

ついでにファスナーの持ち手にもイニシャルを彫りましたが、ある意味これが一番手間取りました。
文字は線のブレが物凄く目立つので、カットに凄く気を使います。
跡、文字が小さすぎた。それが失敗だった・・(汗


染色工程


お次は染色です、カービングで結構な時間を取りましたが、何とか今日中に終わりました。
それでも5時間はかかりました。筆でやってるからですが、兎に角時間がかかるんです!

私は染色にはFiebing社のオイルダイというものを使っています。
バーグラウンダー部がチョコ色、外周がウォルナット色です。

オイルダイはアルコール染料の一種になると思うのですが、アルコール染料に比べて発色が悪い・染まりが悪い、という欠点があるのですが、加脂しながら染めるので、アルコール染料独特の革がパサパサになってしまうデメリットが少ないです。
ムラは出るが、革っぽく仕上がる、という感じですね!

割と多めに筆に含ませて塗っているのですが1回塗りだと一番薄い所位しか乗りません。その為、大体6・7回は重ね塗りすることになります。
これがものすごくキツい!正直この作業好きじゃない、喉痛い!
スポンジだと結構すぐ終わるのですが、筆なのでムラになりやすく、塗れる面積も狭いですからね・・・。

塗り終えたのがこのような感じです。
ムラは見て取れますが、どうしても部位で差異が出るので、筆だとこの程度までにしています。
これから入れるニートフットオイル・アンティークフィニッシュでムラは少し目立たなくなりますので。

加脂前


加脂後

時間が経ってて、照明具合がわかりづらいですが、下の方が少し革に染料がなじんでいるのが・・・わかる・・・といいな(汗
間違いなく落ち着きはしますね!

この後、レザーコート2回>アンティークフィニッシュ>レザーコートとなるので、次の投稿は恐らく微妙な違いになってしまいますが、2日頑張ります!
流石に時間が空くので、次の製作物のデザイン画を描こうと思っております。

今回も読んで下さってありがとうございました!

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