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いくぜっ!怪燈少女!女子大生が日本中を駆けめぐる!

え!?
地元長野パルセイロが川崎フロンターレと対戦!?
私の好きな2チームが天皇杯で激突するの!?

みなさんはじめまして!

この度、晴れてOWL magazineのメンバーとして、記事を寄稿させていただくことになりました。
のんちゃんです。

応援している川田拳登選手ののぼりとともに

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高校生の頃から読んでいるOWL magazineに関われる幸せを噛み締め、精一杯頑張りたいと思います!

私は、毎週末スタジアムにいる20歳の女子大生です。

特技はDAZNに抜かれること!

2020シーズンは通算5回以上抜かれました。
中村憲剛さんに向けて作られた「天才の種」のMVや、2020年Jリーグアウォーズのエンディング映像にも映っています。

カフェで8時間、がっつりとバイトをした後に、そのまま夜行バスで滋賀まで遠征をしてしまうくらいサッカーが大好きです!スタジアムに向かう新幹線の中で、オンライン授業を受けたこともあります。

サッカーはバイトの原動力!
全ては毎週末、スタジアムに通うため!

慣れないひとり暮らしに戸惑いつつも、スタジアム通いと大学生活を両立させています。

生まれ育った長野市で18年間過ごし、大学進学にともない、去年から横浜でひとり暮らしをしています。

成人式直後の善光寺

私は、AC長野パルセイロと、川崎フロンターレのサポーターです。

Jリーグを見に行くきっかけをくれた地元にあるパルセイロと、中村憲剛さんをきっかけに好きになった川崎フロンターレの両チームを応援しています。

サムネイル画像は、昨年の天皇杯2回戦に等々力陸上競技場で行われた、川崎フロンターレvsAC長野パルセイロの試合日に撮った写真です。

両チームを応援している私にとって、胸が熱くなる対戦でした。

現在は、等々力陸上競技場の近くに住んでいるので、フロンターレのホームゲームは皆勤賞で通っています。

試合後の等々力陸上競技場にて

パルセイロの重要な試合の時は長野に帰り、関東で行われるアウェイの試合には、必ず足を運んでいます。

アウェイ藤枝戦

今回は、生まれ育った地元にあるAC長野パルセイロと私の出会いについて、書きたいと思います。
そして、もう一つ、高校生の時にOWL magazineと出会った時のことも綴ります。

◉AC長野パルセイロとの出会い

幼い頃に習い事でバレエと、新体操をやっていました。また、2歳年上の兄がいる影響もあり、ずっとスポーツをすることが大好きでした。

テレビで放送されるサッカーの日本代表戦はリアルタイムで見ていたし、休み時間はいつも校庭か体育館で体を動かしていました。

私が初めてJリーグの試合に行ったのは、2016年7月16日。中学3年生の時でした。

キッカケは、職場体験先でチケットを貰ったことでした。

サッカーに興味ない?うちの会社、パルセイロのスポンサーだから、今週の試合のチケットがあるんだよね。どうかな?行ってみない?

え!いいんですか?スポーツ、好きなので行ってみたいです!

私はノリノリでメイン席のチケットをもらい、父と二人で見に行くことにしました。

◉初めての試合は1万人チャレンジデー

貰ったチケットを握りしめ、父と2人でいよいよUスタへ。

試合30分前にスタジアムへ到着すると、すでに選手がピッチ内練習をしていました。

すごい……。

スタジアムってこんなに綺麗なんだ!

しかも、選手が目の前にいる。近い!!

勝又慶典選手に、宇野沢祐次選手、そして塩沢勝吾選手……。

すごい、ホンモノだ……。

名前と顔が一致していたのは数人でしたが、サッカーの試合を間近で見られることに感動しました。

試合は2―0で快勝!
ヒーローインタビューは、決勝点を決めた塩沢勝吾選手。

元々、松本山雅FCや水戸ホーリーホックに所属していて、地元長野県出身の有名な選手でした。

「前節に続き2試合連続、得点に絡む大活躍でしたね!」

地元出身選手の活躍に、興奮気味にインタビューをするアナウンサー。
照れくさそうなしぐさを見せる塩沢選手の姿。

どちらも印象的で、今でも鮮明に思い出すことができます。

「地元出身選手が、地元のチームで活躍している姿ってかっこいい!」

「長野県出身で、プロで活躍しているなんて、夢があるなぁ」

この日の入場者数は1万人を越えました。
直近のパルセイロの試合では、1番お客さんが入った日です。

初めてのJリーグ観戦がとても楽しかったので、
次の日、部活の友達に話しました。

すると、1年生の後輩にパルセイロサポーターの子がいる、とわかりました。あまり話したことがない後輩でしたが、興味を持ったらとことん行動する私なので、話しかけました。

「パルセイロのサポーターってほんと?」

「はい!家族でゴール裏にいます!先輩、この前の試合来てたんですか!今度、ゴール裏に来てください!楽しいですよ!」

ゴール裏って、外から見たら綺麗だけど、迫力あって怖そう……。
でも、後輩が一緒なら行ってみたいな……。

「うん!高校受験が終わったら行きたい!」

一段落したらゴール裏に行ってみよう、と思いました。

ホーム開幕戦を迎えるまでの間も、「チャント」と呼ばれる応援歌が存在すること、ファン感謝祭や新体制発表会で選手が出し物をしていたことなど、色んなことを教えてもらいました。

◉念願のゴール裏

2017年3月。
高校受験が終わり、遂に2017年のホーム開幕戦がやって来ました。

私はその日、念願のゴール裏からパルセイロに声援を送りました。

楽しかった。とにかく、楽しかった。

初めてのゴール裏は、選手が好プレーを見せる度に湧き上がる大歓声に包みこまれ、応援歌を歌っているうちに、私はあっという間にオレンジ色の渦に巻き込まれました。身近で鳴り響く太鼓の音や、青空にたなびくオレンジの大旗に圧倒されました。

もちろん、メインやバクスタで、ゆっくりと試合を見るのも楽しいです。

でも、この日の記憶が強烈に残っていて、私はゴール裏で見るのが一番好きです。見ず知らずの人と一緒に、選手を全力で後押ししたり、試合に勝ったら、みんなで肩を組んで勝利のシャナナ(勝利した試合後に、ゴール裏でサポーターと選手が歌って踊るもの)をする。

パルセイロがなかったら、出会っていない人たちとたくさん出会えました。
勝ちたい!ただその一心で同じ方向を向いて応援する。

そんなJリーグが大好きです。

パルセイロを応援しはじめてから、好きになった國領一平選手(現:MIOびわこ滋賀)と、遠藤元一選手(現:カマタマーレ讃岐)は、今でも「個サポ」として応援しています。

2人を応援し始めたことで、初めて訪ねた土地もあります。

國領くんをみに、1人で8時間労働直後に夜行バスで滋賀に行ったり、元ちゃんを見るために、初めて香川に行ったり。

2人を応援していたから出会えた人もいます。

ここからは、2021シーズンJ3開幕戦に1人で横浜から香川に行った話をしようと思います。
実は、これは「すたすたぐるぐる信州編」の初稿として書いたものでしたが、ほとんどが香川県を旅した話なので、残念ながら没記事になってしまいました。

「間もなく岡山・姫路行きのバスが発車いたします。」

2021年3月13日23時30分。
横浜駅発の高速バスに一人で乗り込みました。

わくわくする!すっごく楽しみ。

どうしてこんなにワクワクしているかというと、この日は2021年J3リーグの開幕戦の前日だったからです。

でも、もし事故に遭ったらどうしよう……。
もしも道に迷ったらどうしよう……。

正直、楽しみな気持ちと裏腹に、不安な気持ちが同じくらい私の心を占めていました。

行ったことのない土地に行くのが怖かったです。

実は、これが4月に上京してきた私にとって初めての高速バス遠征でした。目的地は讃岐。

1ヶ月程前に、讃岐サポーターの方から「高速バスで岡山まで来て、その後マリンライナーに乗って高松まで来ると安く済むよ」と聞いていました。

大学生だし、できるだけ交通費は抑えたかったので、言われた通りの手段を取りました。

約680キロ。

車で行くにも8時間はかかる道のりのサッカー旅に出ました。

「開幕カード発表!J3、AC長野パルセイロはアウェイで讃岐と激突!」

身体にびびっと衝撃が走りました。

え!!本当に言っているの!?

開幕から讃岐!?

過酷なシーズンになりそうだなぁ……。

この時、私が驚いたのには2つの理由がありました。

まず、讃岐は「因縁の相手」でした。2014年12月7日。
パルセイロは、J3リーグを2位で終え、入替戦で当時はJ2を21位で終えた讃岐と戦っていました。

第1戦、結果は0-0のスコアレスドロー。

つまり、県立丸亀競技場(現在のpikaraスタジアム)での結果に全てがかかっていました。

結果は0-1で敗戦。悲願のJ2昇格を果たすことは出来ませんでした。

そして、開幕カードが讃岐であることは、前年度ギリギリ昇格を逃した長野にとってシーズンの命運を占うかのように感じました。

そのうえ、いわゆる「推し選手」の移籍先が讃岐でした。

◉遠藤元一選手を応援し始めたきっかけ


2017年から2020年まで長野でプレーをした遠藤元一選手

2020シーズンまで一番応援していた遠藤選手の古巣戦だったのです。

2017年、遠藤選手は、産業能率大学から大卒ルーキーとしてAC長野パルセイロに加入しました。

そして、2017年3月、天皇杯長野県予選決勝。

当時、中学校を卒業したばかりだった私は、その試合をTⅤ観戦していました。
大卒で入団してきた遠藤選手は、パルセイロの練習場であるリバーフロントへ練習見学に行った際、たくさん声を出す姿が印象的でした。

「この選手すんごい情熱的!試合に出ているところを早く見たいなーっ」と思っていたので、プレーが見られる日を心底待ち望んでいました。

遂に、その時がやってきたのです。

試合は先制に追加点を重ね、2-0。
遠藤選手は後半35分に途中投入され、プロデビューを果たしました。

後半43分、セットプレーのチャンスからヘディングシュート!

「ごーーーーーーーーーーるっ」

響き渡る実況の声。
思わず、鳥肌が立ちました。

「え!この選手凄いしない!?(凄くない?)
だって、今さっきプロデビューして、
Fの選手なのに点も取った。投入されてから8分で!?」
 
たくさん声を出していて熱い選手みたいだし、この選手を応援したい!

いや、応援する。
 
こうして、遠藤選手を応援し始めました。

私イチオシの遠藤選手

2020シーズン限りで長野を去り、讃岐への加入が決定していました。

「長野ⅤS讃岐の試合は、なんとしてでも行く!
 元ちゃんがどこのチームに行っても応援し続ける!」

パルセイロのサポーターを続けつつ、遠藤選手のいわゆる「個サポ」をしようと思っていました。
試合は、パルセイロに勝利してほしいです。
でも、元ちゃんにはプレーでサポーターを魅了し、どんどん活躍していってほしい、そう願っています。

遠藤選手が契約満了となり、2020シーズン最終節に掲げたメッセージ

それで、開幕カードがまさかの讃岐。

 これは、行くしかないでしょ!と思い、すぐに讃岐までの行き方を調べ始めました。

◉いざ、ピカスタへ!

「ご乗車ありがとうございました。
 間もなく岡山に到着致します」

 
3月14日午前8時。岡山駅到着。

8時間に渡る長旅は、正直疲れました。

 初めての高速バスで緊張もしたし、隣の人は肩に頭を乗せてくるし……。

2時間しか寝られませんでした。

着いたー!岡山!! 
身体には疲労が溜まっています。

でも、私はJリーグに飢えていました。

オフシーズンに3か月もJリーグの試合が見れなかった私は、飢えていました!!

あと数時間で試合が見られると思い、一気に元気が出ました。あと少しで試合が見れる、と思うと疲れは一気に吹き飛んでいきました。

るんるんるん。

今にもスキップをしそうなテンションで改札へと向かいました。というか、本当にスキップしていました……。

◉四国!!初上陸!!


長野県で18年間生まれ育ってきた私。

実は、四国に行ったことがありませんでした。
高校の修学旅行も台湾だったし、九州、沖縄、四国には行ったことがないです。

初めての四国上陸!瀬戸大橋!

車窓から見える瀬戸大橋はとても大きく、瀬戸内海は青くて雄大。海なし県民の私は大興奮でした。

すごい……。おっきい、海だ……。

私の心は、鷲掴みにされました。

駅に着くと、讃岐サポーターさんがうどん屋さんに連れていってくれました。

◉1店舗目:山下うどん

1店舗目は「山下うどん」さん。
そもそもうどん屋さんをはしごするという文化がなかったので、衝撃的でしたが、うどん屋さんに3店舗、連れていってもらいました。

なかむらさんは、釜揚げうどんで有名だそうです。

目の前には、いかにも童話に出てきそうな、3匹の子ブタだったらオオカミがすっぽり入れられそうな、そんなサイズの窯がありました。

はしごすると聞いていたので、うどんの小を頼みました。

そして、香川でしか食べられないてんぷら、瀬戸内で獲れた小エビを使用したエビのてんぷらもいただきました。

美味しすぎる。なんだこれは……。

うどんってこんなにもコシがあるものなのかな。

それに、瀬戸内で獲れた、という小エビも絶品。磯の香りが漂っていて、うまみが凝縮されている。

おいしい、美味しすぎる……。

海なし県民の私にとって、海の幸を食べれたことは、この上ない幸せでした。

「香川のうどんは、みんなが想像するうどんとは全く違う食べ物だよ」と聞いていました。この言葉の意味を理解することが出来ました。

塩味があって、コシがあり、歯応えもある。
世間一般が想像するうどん、というよりは、きしめんのような。

初めて食べる別の料理のようでした。

◉2店舗目:なかむら

2店舗目は「なかむら」さん。
こちらでは、讃岐本場の釜玉うどんをいただきました。

しかし、目の前にかまたまうどんが現れた瞬間、私の頭にはてなマークが思い浮かびました。

「あれ?かまたまうどんなのに、上に卵が乗ってない。どういうこと?」

 すると、讃岐サポさんに
「すぐ混ぜて!早く混ぜないと卵が上手く絡まないよ!」と即座に混ぜることを催促されました。

言われるがまま混ぜると、下から卵が顔を表しました。

「なにこれ、すごい。
 うどんの熱で、卵が半熟状態になった!」

私がこれまで描いていた、「かまたまうどん」の概念が覆されました。

麺をもち上げると、たまごがうどんに絡んでつやつやしています。だしの効いたうどんと、とろとろの卵が絡んで美味しかったです。

うどんでおなかを満たしたことだし、最後にお土産用うどんを購入しよう。

◉3店舗目:日の出製麺所

次に向かったのは「日の出製麺所」さん。
タイミング良く、社長さんにお会いできました。

横浜から一人で来た、と伝えると笑顔で迎え入れてくれました。店内に入ると、そこには知っている光景が広がっていました。

「ここ、ももクロのブログで見たことある……。」

実は、日の出製麵所さんはももいろクローバーZのメンバーが、2012年にライブで香川に訪れた際に寄っていたお店だったのです。

モノノフ(ももクロのファン)である私にとって、胸が熱くなりました。

高校の文化祭でモノノフ全開のわたし

お土産用にうどんを購入すると、社長さんが1玉サービスしてくれました。香川の人の温かさに触れ、嬉しかったです。

人の温かさによって、夜行バスに乗り込んだ時の不安が緩和されてきました。また香川に来た際には立ち寄りたいです。

◉いざ!ピカスタへ!!

車から降り、丸亀駅でバスに乗りました。
乗客のほとんどが、讃岐の青いユニフォームに身を包んでおり、アウェイの洗礼を受けました。

「やっと開幕だ。待ちに待ったJ3リーグが、ついに開幕する!!」

今年の新加入はどうだ、長野の注目選手は誰だ、とサッカー談義をしながらスタジアムへ向かいました。

 これだ、これだよ!
 私の好きなJリーグのある日常!!

バスから降りると、目の前には大きなスタジアムが姿を表しました。

念願のピカラスタジアム

良くここまで1人で来たな、と思い更けていると

のんちゃんじゃん!え!1人で来たの!?

と知り合いの長野サポが声をかけてくれました。
1人で来たのに1人じゃない。

讃岐まで来たかいがありました。

讃岐のグッズショップに並ぶと、そこには讃岐ユニを着た遠藤選手の写真がありました。

ああ、本当に移籍しちゃったんだ……。

もう、そこにはオレンジを身にまとった遠藤選手の姿はありませんでした。

広場をウロウロしていると、ピカスタ名物カマコロを発見しました。

ピカスタに来たら絶対に買おう!と決めていたカマコロ。購入列に並ぶと、後ろから知り合いの長野サポさんが声をかけてくれました。

「何個食べる?一緒に買うよ!2つください」

私の分も購入してくれました。

あったかい、サポーターってあったかい。
1人での遠征は2回目で心細かった私には、その温かさが身に染みました。

いよいよ、カマコロ片手にスタジアムへ。

入口で、スタッフさんに「ようこそ讃岐へ!」と声をかけられ、高揚した気分で中へ入りました。

わあ、ピカスタだ……。何層にもなっていて、広い!

そこには、画面越しに何度も見ていた世界が広がっていました。

すぐに、ピッチ内練習がスタート。久しぶりに見るパルセイロの選手達にテンションが上がりました。

待ってたよ、開幕戦!

絶対に勝利して、シーズン良い幕開けを果たすんだから!!

少し遠くに目を向けると、そこには讃岐のユニフォームを身にまとった遠藤選手の姿が。

ああ……。本当に対戦相手になっちゃった。
負けないよ。でも頑張ってね。

19歳にも関わらず、初めて親心のような感情が芽生えました。

「ピーーーーーーーーッ。」

キックオフ。3か月ぶりのJリーグ。

「絶対勝つぞ!!」

大学進学にともなう上京、応援している遠藤選手の移籍、昨シーズンの最終節に目の前で消え去った昇格……。

様々なことが重なり、正直あまり長野の試合に行けないかも、と考えていたオフシーズンの自分を叱りたくなりました。

試合は、3年連続開幕戦でゴールをしている東浩史選手、新加入の山口和樹選手の2得点で勝利を収めました。

何よりも移籍先で輝く遠藤選手の活躍する姿が見られて、幸せでした。

攻撃のチャンスも、得点の香りが漂う場面でも、体を張って削りに来る。
しつこくマンマークにつく。

遠藤選手のそんな姿から、計り知れない決意と熱意、そして責任を感じました。試合後には、アウェイ長野サポーターの前に挨拶に来てくれました。

私は昨季の3番ユニフォームを、遠藤元一選手のユニフォームを、掲げながら心の中でつぶやきました。

「讃岐まで来て本当によかったよ。讃岐でも頑張ってね」(長野戦以外でね)

初のピカスタ記念に購入したさぬぴー

こうして幕を閉じた讃岐旅でした。

大学生である私にとって、初めての高速バス、初めての四国。正直、不安も沢山ありました。しかし、こうして満足感いっぱいに終えることが出来たのは他でもない、サポーターをはじめとする人々の温かさに触れたからだと思います。

そして、こんな貴重な経験をさせてくれたAC長野パルセイロ遠藤元一選手

本当に、本当に感謝の思いでいっぱいです。

◉将来の夢、お仕事

私は、将来人と人とを結ぶ仕事がしたいです。

パルセイロを応援していたら、たくさんの人と出会えました。

サッカーが人と人とを繋いでくれたように、日本と海外を結ぶ懸け橋になりたいです。幼いころから英会話を学び、現在は大学で英語や海外の文化について学んでいます。英語は、日常会話レベルなら不自由なく、話せます。

まだ具体的には決まっていないですが、英語を使ってホテルのフロントスタッフや、通訳者として働きたいです。

もちろん、サッカー旅が好きなので旅行業界にも興味があります。

昨年、旅行業務取扱管理者の資格を取りました。
好きを仕事にするって難しい、と思いつつ就活を始めたばかりです。

MIOびわこ滋賀の試合ついでに寄った彦根城

パルセイロについては、悲願のJ2昇格を果たし、夢の舞台であるJ1へと昇格。

そして、J1の舞台で輝くことを夢見ています。

より地元に愛されるクラブになるために、成長していく姿を近くで見守りたいです。今年、初めてJリーグで開催されることとなった信州ダービー

いつかJ1の舞台で、松本山雅と戦えることを願っています。

そして、いつかパルセイロがACLに出場し、アウェイの試合をオーストラリアまで見に行くことが夢です。

自分の英語力を使い、地元のパルセイロの試合を見にオーストラリアへ行く。何年後、何十年後になるのか分かりませんが、私の元気があるうちに実現してほしいです。

◉OWL magazineとの出会い

最後に、OWL magazineとの出会いについてお話しようと思います。

初めてOWL magazineを知ったのは、名古屋サポの福島愛海ちゃんの2019年11月の記事でした。

「ティーンは短し旅せよ乙女」

飛び込んできたタイトルに、頭を強く打たれたような衝撃が走りました。女子高生サポが1人で沖縄キャンプを見に遠征!?

当時、高校生だった私には刺激が強すぎるものでした。そして、その一か月後に
「カシスタが友達のいない女子高生に教えてくれたこと」

五十嵐メイさんの、あの伝説記事に出会ったのです。

メイさんがJリーグに深く興味をもつきっかけとなった選手のチラシ配り。
声をかけられたのは、長野県出身の塩沢勝吾選手でした。

「塩沢勝吾選手」

そうです。私が初めてパルセイロの試合に行った時にゴールを決め、ヒーローインタビューを受けていた、あの塩沢選手です。

私は、カシスタの記事を読み、心を動かされ、著者であるメイさんにDMを送りました。

そして、その後も自宅でメロンをまるごと使用したスタグルを自分で作っちゃったり、紙チケの良さを再確認させてくれたり……。

思わず「わかるなぁ」と声に出して頷きながら、いつもメイさんの記事を楽しみにしていました。メイさんに影響されて、スタグルを作ってみよう!と試合日にもつ煮を作ったこともありました。

メイさんに影響され、自分で作ったもつ煮

上京してきた昨年、ひょんなことから連絡をとり、ご飯にお誘いしました。

それから日程が合わず、6ヶ月の月日が経ち、遂に2021年12月。

ご飯に行くことになったのです。

大好きなメイさんに会える。私は緊張しつつも嬉しい気持ちでいっぱいでした。そして、当日、カフェで関西帰りのメイさんと、ゆっくりサッカー話や大学のこと、プライベートのことを話しました。

それから、様々な偶然が重なり「すたすたぐるぐる信州編」で著者として記事を書くことになったのです。

埼玉編は読者として読んでいた大学生の私が、です。

当時、読者だったわたし(左)とアンバサダーのかほさん(右)

メイさんがいなかったら、OWL magazineの魅力にここまで引き込まれていなかったかもしれない。
塩沢選手という共通の知っている選手がいなければ、私からDMをすることがなかったかもしれない。

様々な偶然が重なり、Jリーグのおかげでこうして素敵な人に出会えました。

サッカー、Jリーグの可能性は無限大です。

これから、私はOWL magazineで記事を書いていこうと思っています。

先行販売中の「すたすたぐるぐる信州編」にも記事を寄稿させていただきました。
おまけつきの先行販売終了まで、あと3日です。

是非、こちらもご覧ください!

地元のサッカークラブを応援していたら、自分の訪れたことのない土地に行くことになった経験や、視野が広がった話。
そして、ひとや土地の温かさに触れた話など。

読んでいてワクワクが止まらない。

思わず頷きたくなるような記事を、たくさん寄稿していこうと思います。

20歳女子大生の自由きままなサッカー旅、楽しみにしていてください!

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スポーツと旅を通じて人の繋がりが生まれ、人の繋がりによって、新たな旅が生まれていきます。旅を消費するのではなく旅によって価値を生み出していくことを目指したマガジンです。 毎月15〜20本の記事を更新しています。寄稿も随時受け付けています。

サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポー…

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