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すたすたぐるぐると共に新章突入!新しい勇者と旅の仲間たち【OWL magazine flight;03】

「俺はもう駄目だ。成功しようと気力をみなぎらせていた時代も確かにあった。しかし、もう年老いてしまった。まわりをみてバランスよく振る舞うことはできるようになったが、以前ほどの勢いはない……」

「そんなことはないと思いますけど」……

「いや、そうなのだ。自分のことだからよくわかる。俺は十分に成功してしまった。まだまだ先はあるが、これからは違う振る舞いをしなければいけない。勇者はもう引退だ」

「でも、そうしたら誰が……」

「それが君を呼んだ理由だ、須羽リセル。君にはぼくの後を継いで勇者の役割を果たしてほしい。OWL magazineのメンバーをまとめ、光の力で世界を救うのだ」

「私が……、勇者……? そんな!だって私は甲府からあんまり出たことがないし、たまの外出はだいたい小瀬公園だし、推しの岩魚選手は去年全然試合に出れなかったし!!」

「勇者とは勇気を持つ者だ。実力があるものではない。君には勇気がある。そして、仲間を思う心がある。君が立ち上がれば、みんなついてきてくれるはずだ。」

「……。わかりました。そうおっしゃるなら……。私、勇者になります!!」

「長く、辛い旅になると思う。しかし得るものも大きいはずだ。今日から須羽リセル、君が勇者だ」

「でも、どうして私なんでしょうか」

「一番名前が勇者っぽいからだ。勇者大宮、勇者キワタ、勇者さいお建設、勇者キャプテンさかまき、勇者もりたくろう……。いずれも語呂が悪い。」

「そんな理由とは……」

「……」



第三章!勇者リセルと仲間たちの大冒険がはじまるよー!!


 皆様こんにちは。OWL magazine代表の中村慎太郎です。中村の社長化、五十嵐メイの引退、大澤あすかの乱痴気など、色々なことがありました。


 時代の変わり目ということで、OWL magazineの主役を中村からみんなにう譲りたいなと考えています。いやいや、もちろん書きますよ。自分が書きたいからOWL magazineを作ったわけですから。とはいえ、さらにみんなにスポットライトが当たるような裏方にも、もっと力を入れたいなと思う所存です。

中村のTwitter 

https://twitter.com/_Shintaro_

西葛西出版のTwitter

https://twitter.com/nishikasaibooks

最近、西葛西出版のYoutubeでラジオやってます(Podcastでも聴けます)
まだフォロワー少なめですが、是非聴いてみて下さい!!釣り、プロレス、仕事の話、サッカーなど。

https://www.youtube.com/channel/UCNKxE_WvAhfNTiH_0MnnNeg



 
 というわけで、5月からOWL magazineの紙面が変わります。詳細は後述しますが、変更事項だけ先にご紹介します。

・1年4ヶ月続けた毎日更新をやめます。

・記事の有料部分を大きくします。

・それぞれの著者のnoteアカウントではなくOWL magazineアカウントから投稿します。

・交流型コミュニティOWL's Forestの拡充をしていきます。

・毎月はじめにオープニング記事を書いて、その月の出場選手(というかどういう記事が掲載されるのか)をご紹介します。こちらは来月から。

 運営会社を創設したことで、ずっと懸念だった事項がいろいろ解決してきました。OWL magazine著の『すたすたぐるぐる』シリーズが刊行され、またサッカー本大賞優秀作に選ばれました。この本、著者名がOWL magazineです。

 つまり、OWL magazineはサッカー本大賞作家ということです!!

 この賞、ぼくが取った頃は「仲間内で賞をまわすだけ」なんて悪口を言う人もいましたが、審査がガチガチのガチなので、年を重ねるごとに評価があがってきているように思います。

 大賞は本当に難しいのですが、毎年ノミネートされることを目指して良い作品を作っていきたいと思います!



 さて、OWL magazine最初の記事をご存じでしょうか。2019年2月1日にひっそりと公開されたその記事は……。
 
 著者の中村の思いが暴走し「15000字」という凶悪な分量になりました。OWL magazineが新たなステージへと突入するに際し、初心に返ろうと思い、読み直してみました。

全部読むのはなかなかしんどいと思うので、印象に残った箇所を抜粋します。

【Français. 】
Tout ce qu'un homme est capable d'imaginer, d'autres hommes seront capables de le réaliser.

【English】
Anything one man can imagine, other men can make real.

【日本語】
人間が想像できることは、人間には実現することが出来る。

 そう、当時のぼくは「想像できることならば何でもできる」と考えました。さて、ぼくは創刊時に何を考えていたのか。

我々はもっと多くのことが知りたいのです。もっと色々なところに行って、色々な話がしたいのです。土地のおいしいものを食べて、観光名所に行って写真を撮って、居酒屋のおじさんと雑談をして、お約束のように道に迷って……。

そして、その場所にしかないサッカーを観戦します。観戦するだけではなく、その土地の匂いを嗅ぎます。この感覚は、旅とサッカーを愛する人ならわかってもらえると思います。

スタジアムに向かい、入場ゲートを探し、ゲートでチケットをもぎられ、コンコースを歩き、スタジアムの中へと突入する。熱気にあふれるスタジアムでキックオフを待ち、選手達のプレーに一喜一憂する。

どんな時でも、サッカー観戦は同じことの繰り返しです。しかし、土地が違えばすべてが違って見えます。不思議なことに、どの土地でも、その土地だけのオリジナルがあります。

我々は、旅とサッカーを通じて、多くの素晴らしい経験をしてきました。そして、多くの仲間を得ました。サッカーだけではなくヘルシンキにフィギアスケートを観に行った者もいます。アメリカのバスケリーグNBAを観に行きたいという者もいます。

色々なところへスポーツを見る、スポーツをすることを目的に旅をすることをスポーツツーリズムと言います。

OWL magazineはスポーツツーリズムを通じて、我々の手で、世界を繋げていくことを目的としたウェッブマガジンです。

もっとも、メンバーの中には旅をあまり好まない人もいます。あまり旅をする習慣がないのだそうです。しかし、旅は旅人だけのものではありません。旅を受け入れる人も必要です。あるいは、旅の話を聞いてくれる人も必要です。

旅は、旅人だけのものではありませんが、旅人には大切な役割があります。自分の足で、世界を繋げていくという役割です。

 ここに書いてあることは、書籍『すたすたぐるぐる』シリーズの趣旨そのものです。47都道府県へのサッカー旅を書籍にする企画は、既に埼玉編が発売され、信州編の発売を控えているところですが、実は国内だけではなく世界も視野にいれています。予算の問題もありますし、コロナ禍では苦労することもあると思います。なので、これはいつかのお楽しみ。

 イングランド編、イタリア編、タイ編、インドネシア編、インド編、北欧編、アフリカ編、メキシコ編、ブラジル編、トルコ編などなど……。アフリカは、1国ずつやる自信がないのですが、本当ならそのくらい解像度あげるほうが面白いとは思っています。

 出版プロジェクトについても2019年2月の時点でちゃんと書いてあります。

【The publisher OWL】
OWLの出版部門です。OWL magazineの記事をまとめて出版するというのも一つの目標ですが、もっと際だったこともやっていきたいと思っています。
例えば、Jリーグで言うならば、一つの地域のマニアックな観光ガイドをサポーター有志で寄稿し合って作るというのはどうかなというアイデアが出ました。「鹿島サッカースタジアム 詳しすぎる周辺ガイド」みたいな本が出たら面白いと思いませんか?

鹿島神宮駅まわりのおいしいものを必死に探したり、暇な人に東京駅から徒歩で向かわせてどのくらい時間がかかるか計測したり、波崎のあたりで釣りやサーフィンをしてみたり、ジーコと飲んだことがあるホステスさんを探したり…….。これは怒られそうですが、ジーコに怒られるなら本望です。
塚原卜伝のゆかりの地を回ったり、伝説の五浦ハムさんが普段はどこでお店を出しているのかを調べたり、もつ煮込みの味の違いについて徹底リポートしたり……。

これは全クラブ、全ホームタウン、全スタジアムで実施することが出来ます。

あるいは別の企画で、アウェー旅をしたときにお世話になる地方のスーパーだけをレポートした「地方スーパー本」というものも出ました。誰がそんなものを読みたいのだという意見もあるかもしれませんが、私はそのテーマなら無限に文章が書けます。

あるいは世界に目をやって、オーソドックスにイタリアのセリエAと、その下部リーグのスポーツツーリズムを本にしてもいいかもしれません。こういう本は通常の商業出版でも出せそうですが、今の出版不況の状況を感じると、ただ作れば出せるようなものではないと思います。

本の出版というハードルは低くはないですが、大手出版社から出すことにこだわらなければ、話を聞いてくれる出版社さんはいるかもしれません。Zinや電子書籍ならばすぐに作ることも出来ます。OWL magazineの規模がある程度大きくなっていれば、出版流通のシステムを通さずに直売りすれば十分かもしれないのです。

紙の出版までは行きたいという話は最初から出ていますが、どうやって実現させていくのかはまだこれからです。フクロウの名の下に集った仲間達と一生懸命悪巧みをしながら実施していきたいと思います。

 交流コミュニティ、OWL's Forestについても記述があります。こちらは現在も続いていますが、今月から内容をさらに充実させ、発展させていこうと思っています。

【Owl’s Forest】(仮称)
OWLに共感する方々が集まるオンラインコミュニティを運営します。
旅の話を通じて交流し、その結果新たな旅が生まれる。そういった連鎖を作っていきたいと思っています。

このOwl's Forestが、一番の肝になると思っています。最初に集まった運営メンバーはやる気に満ちていますが、10人弱のメンバーだけではあまり大きなことは出来ません。何かをなしとげるには、もっと仲間が必要です。

Jリーグにはサポーター活動を通じて仲間を増やし、人々を幸福にする機能があります。しかし、一つ問題があって、自分の応援しているクラブの仲間であり、しかも、身近な人としか交流しないケースが多いのかなと思っています。

 このコミュニティの説明の中で面白い一節を見つけました。

・旅とサッカー(スポーツ)を語れる仲間と知り合える
最初のメリットであり、究極のメリットです。サッカーと旅を愛する仲間と知り合うのは簡単なようで実はなかなか見つからないのかなという実感があります。また、旅先で出会うなどしても、すぐにバラバラになってしまいます。ホームタウンとしてオンラインコミュニティを作りたいと思います。

・OWL magazineへの寄稿
内容を編集部と相談の上。希望者は執筆についての相談にも乗れます。コミュニティ内部からの寄稿は執筆指導やアドバイス、編集と添削もいれることが出来ます。コミュニティ外からの寄稿は、著名人か、ハイレベルな原稿のみとすることになると思います。

・部活的な自由な活動
サッカー部、フットサル部、ソサイチ部、バスケ部、登山部などの運動系
読書部、音楽部、美食部、カラオケ部、バードウォッチング部などの文化系
文化系は旅とサッカー(スポーツ)に関係しているという題目があれば何でも良いことにしようと思います(チャントのための発声練習をするためにカラオケなど)。

・サッカー部
11人制サッカーのチームを作るのはずっとやりたかったことです。出来れば22人以上いて2チーム出来ると話が早いです。また。三ツ沢や西が丘などのJリーグの試合が開かれるような場所を借りてプレーするのも魅力的なプランだと思っています。あるいは例えば、鳥取のとりスタで、鳥取サポチームと練習試合、なんていうのも楽しそうですね。

・書籍企画への参加
書籍化へを自由に企画することが出来ます。大赤字が出ては大変なので、企画、執筆、編集、ブックデザイン、印刷、販売、流通を含めたビジネスプランなども組む必要がありますが、そういったノウハウを積極的に蓄積していこうと思っているので、チームプレーで解決できるのではないかと思っています。

 出版社化して書籍への導線ができたことで、OWL magazineは大きく羽ばたくことができます。

 OWL magazineをはじめたときに株式会社しようという目標を掲げてくれたのはFJまりこでした。そのときのぼくは「そんなことできるわけがない」と思っていました。しかし、OWL magazineが継続していくにつれて、次第にコンテンツ力がついてきました。

 著者の育成は気が遠くなるような仕事です。丁寧に添削して教えていきますが、途中でやめてしまう人も多いです。しかしいまは20名以上の著者が名を連ねる大きなマガジンになりました。ほとんどが自前で育成した著者であることを考えると、OWL magazineの価値がわかっていただけるのではないかと思います。

どうして既存の著者を買ってくるのではなく、自前で育成したのかというと、書ける人がいないからです。われわれは観客目線、サポーター目線で旅とサッカーを綴りたいのです。しかし、サッカー関係の著作者の多くはサポーターではないため、かゆいところに手が届きません。

 例えばスタグルです。メディアが特集をすると、スタグルを紹介して美味しそうに食べればそれでいいんだろという内容になります。それ以外やりようがないので仕方がないところもあります。

 しかし、本当に大切なのは、スタグルの味ではありません。サッカー観戦の前後でスタグルを食べる文脈です。それが、どんな試合なのか、どこのスタジアムなのか、辿り着くまでにどんな冒険をしたのか、その思い出を誰とどうやってシェアするのか。

 スタグルとは単なる料理ではなく、ストーリーの中のキーストーンなのです。単なるグルメの描き方としても、ストーリーの中に埋め込む方が面白いものになります。われわれサポーターの人生はとても楽しく豊かです。こんなに幸福な人生はないと思っています。勝ち点の有無にさえ目を潰れば、ですが。

なんで勝てないチームを応援するんだという言説を定期的に見ますが、それ以上の幸福があるからに決まってるだろ!と言い返したいところです。

OWL magazineの紙面が5月から大きく変わります。

 まずは、4月の以降期間を経て、毎日更新をやめます。1年4ヶ月続けてきた毎日更新でしたが、OWL magazineは字数が多い骨太の文章が多いので、読み切れないという声も多数ありました。編集部内からも、毎日だとなかなか編集コメントも入れきれないという声が出ていました。

そもそもOWL magazineは「書籍原稿としても通用するクオリティの文章を掲載していく」ことを是としてきました。

 そして、出版を機に、著者陣もプロとしての自覚がさらに芽生えてきたようです。OWL magazineでは、実は、無料で出したい派が定期的に出てきていました。一時の存亡の危機もそのあたりが原因です。

 せっかく書いたのだからみんなに読んで欲しい。そのためには、ハードルが低い無料公開にしたい。その気持ちはわかります。しかし、有料に値するクオリティをしっかり書いて、胸を張ってお勧めすることができるのがプロの道です。

 さらにいうと、有料版をしっかり書けるようになると記事のクオリティをさらにあげることができるようになります。プロライターとアマチュアは似ているようでぜんぜん違います。

 5月からは無料部分が驚くほど少なくなります。より購読したほうがお得なマガジンになっていくと思います。


・それぞれの著者のnoteアカウントではなくOWL magazineアカウントから投稿します。

→実はOWL magazineの著者が20人以上増やせないという問題がありました。これはnoteのシステム上の問題です。こちらを解決するための施策が、OWL magazineアカウントからの投稿です。

・交流型コミュニティOWL's Forestを購読者に限り、基本料金無料として拡充していきます。

 実はOWL magazineにはオンラインコミュニティがあります。現在の人数は30人程度です。OWL magazineの著者はだいたいいます。色々なトピックがあってそれについて話すのですが、最近ホットなのは、嘆き節の大宮けんと、引き分け王札幌です。野球のトピックもあります。

 毎月一回のオンライン飲み会と、コロナ禍が終わったらバッカスなどに集合する日も作りたいと思っています。OWL magazineの世界観が好きな方ならきっと楽しいと思いますし、ここに馴染みながら著者デビューを目指すのもいいと思います。

 これまでは月額500円で運営してきたのですが、これからは購読者については一定期間無料で解放しようかなと考えています。が……。まだちょっと詰め切れていません。また改めて告知します。


 というわけでここからは、有料コンテンツとして……。

 OWL magazine著者の単著企画と進行状況を読者限定で赤裸々告白!!

 基本は無料公開で、好きな人にはとてもうれしいここだけの情報を出します。現在、OWL magazine発の書籍は10点同時進行しています。誰が最初に書けるのか。

 進行度や期待度などを著者にも言っていないレベルの赤裸々度で書いていこうと思います。著者(候補)はイラッとするかもしれませんが、OWL magazine読者には最大限のサービスをしないといけないので、そこもエンタメにしてしまいます!!

皆様、是非ご購読をお願いします!!
今月のOWL magazineは信州ダービーについての記事も多いですよー!

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スポーツと旅を通じて人の繋がりが生まれ、人の繋がりによって、新たな旅が生まれていきます。旅を消費するのではなく旅によって価値を生み出していくことを目指したマガジンです。 毎月15〜20本の記事を更新しています。寄稿も随時受け付けています。

サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポー…

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