海外大学生の英文法解説 #1
はじめに
Hi there!! Owlgerです。みなさま、お元気ですか?
これを書いている今日は雲もあるので快晴とは表現できませんが晴天です。今はまだバイトが終わりお昼前なので気温も高くありませんが、どうやら暑くなるようです。僕は偏頭痛持ちで晴れが好きなので一向に構いませんが、今これを読んでいただいている方はどうですか?
それは良いとして、今日は一つ目なので「品詞」について触れていきます。読んでいただいている方は、科目としての英語が得意な人は少ないかと思われます。文法を理解する上でも、長文読解力強化として勧められる英文解釈でも重要なものですが、なかなか慣れるまでに時間がかかります。それなのに文法すべてに関わるため、文法解説書では最初に来てしまいます…。僕もこれを理解してから初めて、不透明だった文法がクリアになったなと感じています。
品詞
それでは、まずは品詞から触れていきます。
そもそも品詞とは、簡単に言えば単語の種類のことです。英語は日本語よりも簡単に単語に分けられます。同じ役割をする単語をグループ化するためにつけられた名前ですね。例えば以下の例文では、
This / is / a / pen / and / that / is / an / eraser.
といったふうに、スペースが空けられているところが単語の切れ目です。思った以上に簡単ではないですか?日本語はスペースがないので判別しにくいですが、英語はスペースが合図となります。
では、具体的には品詞は何があるのでしょうか?
品詞の種類
国語の文法でもやるのでなんとなく名前は聞いたことがあるものもあるかもしれませんが、英文法の品詞が何があるのかあげられますか?
名詞
代名詞
動詞
形容詞
副詞
助動詞
前置詞
冠詞
接続詞
間投詞
以上10個があげられます。すべて重要ですが、特に太字のものは理解しておくと個人的には楽かなと思います。
上記の10個は品詞のカテゴリーのような感じで、それぞれの品詞の中により細分化した働きごとの名前も存在します。簡単に言えば品詞というカテゴリーの中に存在する単語のアイデンティティーのようなものです。僕は日本人(カテゴリー)であり、大学生(アイデンティティー)であり、男(アイデンティティー)であり…というようなイメージです。アイデンティティーなので、一つの単語が複数のアイデンティティーに属することもありますが、細かいことは気にしなくても大体で大丈夫です!
それでは、各品詞の解説に移ります。
名詞
名詞はご存知の方も多い品詞のうちの一つかと思われます。
モノ・コトの名前のことです。犬や猫、水や火、東京やペンシルベニア、数字なんかも名詞になります。先ほど触れたアイデンティティーですが、名詞では例えば猫という普通名詞とタマという固有名詞、人という単数名詞と人々という複数名詞、数字などの数詞などがあります。詳しく知りたいという方はぜひ調べてみてください。長くなってしまうので今回は省略します。
名詞とは日本語の文法では体言と呼ばれるものになります。身の回りに存在するもののみならず、愛や幸せのような概念など万物に名前があるので、名詞はとても多くなってきます。
代名詞
英語では一度出た名詞は、同じものを指すのであれば基本的に繰り返し使いません。その際に使うのが代名詞です。代名詞には主格・所有格・目的格・所有代名詞の4種類あります。単数形の名詞に対しては I, you, he, she, it を使い、複数形の名詞に対しては we, you, they を使います。主格(〜が・は)とは主語を、所有格(〜の)とは誰のものなのか、目的格(〜を・に)は動作の対象を、所有代名詞(〜のもの)は誰のものなのかを名詞として表します。
私・あなた・彼・彼女・それ・私たち・あなたたち・彼ら/彼女ら/それらをそれぞれ主格・所有格・目的格・所有代名詞の順にあげていきます。唱えて覚えていきましょう。
私ー I, my, me, mine
あなたー you, your, you, yours
彼ー he, his, him, his
彼女ー she, her, her, hers
それー it, its, it
私たちー we, our, us, ours
あなたたちー you, your, you, yours
彼ら/彼女ら/それらー they, their, them, theirs
ちなみに、それを表す it には所有代名詞はありません。
代名詞は必ず共通の認識があるものです。長文読解であれば前述の単語・内容を表しているので、出てきたらもともとの単語を確認する癖をつけましょう。会話であれば二人の中で言えば…というものに使ったり、映画 IT のペニーワイズのようにみんな知っている名前は出したくないモノ・コト・ヒトを指すのに使ったりもします。
動詞
動作というカテゴリーでのアイデンティティーも動作動詞・状態動詞や自動詞・他動詞のようにいくつかありますが、特にbe動詞と動作動詞・状態動詞に触れます。
まず、be動詞とは自己紹介のようなときや存在していることを表すときに使います。感覚としてはとても固定されている感覚です。例えば、「私はOwlgerです。」と言いたいときや「彼ならカナダにいますよ。」と言いたいときに使います。状態動作も似ていて、また動作動詞とは対になっていて、数秒の間に始めたり止めたりできない行動に対して使います。例えば「妻はマンチェスターに住んでいます。」や「Owlgerは猫が大好きだ。」のように、「〇〇に住む」というのはすぐには実行も中止もできませんし、何かを愛するのような行為も簡単には変えられません。そういったものが状態動詞です。そして、動作動詞は状態動詞とは逆で簡単に始められて終えられるものです。「合唱部が屋上で練習している。」や「いま勉強中!」のような場合です。練習することも勉強することも一様に数秒の間に開始・中止・再開・終了ができます。
なんとなくイメージが湧きましたか?あくまで文法的には…ということなので、例えばアメリカに留学中で一時的にフィラデルフィアに住んでいると言いたいときは "I'm living in Philadelphia." と表現できます。ただし、入試で書くと減点される場合が大いにあるので使わないほうが良いと思います。会話ではどんどん使ってみてください!
形容詞
形容詞は修飾語です。修飾とはなんだったか覚えていますか?「猫」は名詞でしたが、「かわいい猫」というと「かわいい」という修飾語によって説明が加えられています。詳細を表すために使うのが修飾語でした。ちなみに説明される側、修飾される側のことを被修飾語といいます。「被」とは「こうむ・る」と読むことがあり、受身の意味があるので説明を受けているため被修飾となります。
英語の修飾語は副詞もありますが、形容詞の特徴は名詞のみを修飾することです。つまり、愛らしいや嬉しい、憎いや悲しいなどがあたります。基本的に「〜い」なので日本語の形容詞とほぼ同じです。ただし、幸せなのように「〜な」となるものもあるので注意しましょう。
副詞
副詞は上述の通り修飾語です。形容詞とは逆で、副詞は名詞以外を修飾する働きがあります。つまり、副詞が形容詞を修飾することも、副詞が副詞を修飾することも、副詞が動詞を修飾することも、副詞が文全体を修飾することもあります。例えば「ゆっくりと歩く」の「ゆっくりと」や「めっちゃ好きやねん」の「めっちゃ」、「死ぬほど赤いカーディガン」の「死ぬほど」などが副詞になります。形容詞と副詞は混同してしまう方が多いので、何を修飾しているのかに注意して見分けましょう。ある程度英語にはルールがありますが、正直なところ練習あるのみです。ひたすら見分けてみてください。
助動詞
助動詞という名前の通り、動詞を助ける働きがあります。簡単に言うと、動詞にニュアンスを加えている感じです。例えば「できる」や「すべき」のようなものです。"I can pass the exam." の "can" や "You should talk to her." の "should" などが助動詞になります。ちなみに、助動詞の後ろは必ず原形になるので注意してください。
具体的には以下のものが代表例です。
can(できる)
may(かもしれない)
will(だろう)
should(すべき)
must(しなければならない)
ただ、他にも could, would, shall や have to, used to, had better のように2語以上になるものもあります。そして、ひとつの助動詞が複数の意味を持つこともあったり、can = be able to など助動詞を使わない言い換えがあったりします。まずは基本を覚えてから少しずつ派生させていきましょう。
前置詞
前置詞とは名詞と一緒に使うことで、形容詞や副詞の意味を持つかたまりを形成します。つまり、前置詞自体の働きは名詞の働きを変える/拡張するようなものです。そして、かたまりの一部の名詞は必ず前置詞の直後にきます。そのため、不定詞という例外が存在しますが、前置詞の直後には必ず名詞がきます。前置詞には以下のようなものがありますが、他にも2語以上で形成される群前置詞があります。
on (〜の上に)
in (〜の中に)
at (〜に)
for (〜のために)
前置詞は多くの意味を持つためあくまで一例です。今後前置詞について書くかもしれませんが、今すぐに知りたいという方は調べてみてください。ただし、前置詞はコアイメージを覚えない限り、相当な労力が伴うか感覚で前置詞を使うことはできません。
冠詞
冠詞は a, an, the の3つです。単純に言えば a, an は1つであることを表し、the は共通認識がある名詞に対してつけます。the はそれで大丈夫です。特定できるもの、つまりせーので指をさせるものにつけるので、部屋の中のドアのようにその場や認識範囲に一つしかないものに使いましょう。
a, an は誰もが同じようなものを想像でき、かつ単数の時に使います。
接続詞
接続詞は必ず2文をつなぐので、接続詞である but を "But she likes it." のように短文に対しては使えません。必ず2文以上をつなぐ際のみに使いましょう。そして、つなぐときに意味を伴ってつなぐのが接続詞の役割です。例えば but なら逆説というそれまでの内容と反転したことを書くよという意味があったり、because のように理由を書くよという意味があったりします。つまり、これからどのような意味で文を書くのかを示す合図となります。それがあり、長文では必ず接続詞には注目させられます。
間投詞
最後は間投詞です。これは咄嗟に出る感情語です。Oh や Ouch! など様々あります。会話では使いますが、長文ではよっぽど口語的な表現でない限り使われません。
おわりに
いかがだったでしょうか?他の文法が出てきてしまうため、なかなかどこまで説明しようか迷いましたが、結構シンプルにまとめてしまいました。よりそれぞれの詳しいことが知りたいという方は、noteででもインターネットででも調べてみてください。ありがたいことに多くの方が英文法について書いてくれているため、たっくさんありますよ!ものによっては僕も今後お話しするかもしれませんが、ひとまずこれくらいにしておきました。
次回は文型について書こうと思います。気になる方はぜひ見てみてください。
See you soon!
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