頑張る中小企業!ピカエースを広めたい!
今回は今年の春、当店に入ってきた事業承継のお話からAmazon店オープンに向けての経緯を記事にしてみました。
ピカエースを製造する(株)クラチは1974年創業、48年を迎えます。
ピカピカ光る物で1番を目指し「ピカエース」と言う商標で、ネイルアート、クラフト向きに、日本人の感性と工夫での手作り品から、日本の伝統美の演出色材まで、グリッターや顔料などを現在1000種類以上取り揃えています。
しかしながら時代の流れで、海外から類似で安価な商品が市場に流通するようになり、見た目重視で品質の良さを気にしなくなり、少しずつ需要が減ってきていました。
さらにコロナ禍で打撃を受け、オーナー自身も高齢になり後継者がなく、廃業を意識するようになりました。
そんな中、同じくコロナ禍からの回復を目指すハンドメイド雑貨店の当店に事業承継の話が舞い込んできました。
クラフト材料として有名なピカエースがまさか廃業?!するなんて…
現状、日本の中小企業の60%がこのように後継者不足で廃業しようとする世の中、何か出来る事はないかと、すぐに奈良の本社に向かい自分の思いを伝えました。
倉地社長のお話を聞いているとピカエースは市場性のない商品ではないと強く感じました。
ネイルの流行りから東京をはじめとした全国トップネイリストさんに使用され、近年のハンドクラフトブームには、レジンのトップクリエーターさんにも知名度があります。
ただ若い方や地方の方、そして新しいクリエイターさんへの知名度が低く名前すら知らない状態そして買う場所もない…
どうすれば新しい世代に知っていただけるかを何度も何度も考えました。
このまま終わるなんてもったいない。
そして「1000を超えるアイテムを多方面から購入できる場所を作りましょう!」と提案し、社長も快く承諾くださり正規販売代理店としてAmazon店OPENする運びとなりました。
御年70歳を超える倉地社長ですがSNSで積極的に発信を続けるなど時代に柔軟に対応してくださったのが大きかったと思います。
髪の毛もピカエースかと思いきやフサフサで若若しいです。余談ですが...笑
ピカエースブランドの材質・特性・作例などを知って頂く事で、クリエイターさんのアイディアの幅も広がる商品ばかりだと思います。
きちんと伝えれば必ず思いが届くはず。だってみんな知らないだけですから。
私も1000種類も覚えられていません...笑
丸型のホロだけで3サイズx55種類もあるんです。
カラー展開なんか覚えるだけで大変です。
でも金銀箔など他に類のない素材も多数あり、海外にも紹介出来るのはどう見ても面白い。
今年の3月から話を固めていき、7月にAmazon店をオープンしました。
嬉しいことに2日目に最初の注文が入り、以降全国からご注文を頂けるようになりました。何年も注文がなかった商品も動き出しました。
まだまだスタートしたばかりですがここからもっと宣伝してたくさんの方に使っていただきたい。メイドインジャパンの素材の良さをもっともっと広めたいと思っています。
Amazon店をオープンして3か月、徐々に注文も増えていき、SNSから購入していただけるお客様も増えてきました。
ですがまだまだコロナや長年の蓄積で落ち込んだ売り上げが回復する気配がなく新たな課題に直面しています。
少しずつですがやれることをやるしかありません。嬉しいことにTwitterなどでは作家さんがタグをつけてくれることも段々増えてきました。
このまま終わるわけにはいかない。
そんな思いで今日もパソコンをポチポチしています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。