テクニカル分析の前に見るべきポイント=値段の動き=チャートそのものです!
世界には、機関投資家、一般投資家を含み、さまざまな人たちが、為替・株式・商品先物・仮想通貨などの取引をしています。
値段は、市場参加者さえいれば、今の時点から「上」または「下」に動きます。
3年前から値動きを追っている人、今日から取引をスタートする人、などなど、玄人筋、素人筋合わせて、市場参加と市場離脱が毎日どころか、秒単位で繰り広げられているのです。
売買手法も多岐にわたり、テクニカル分析ももともと考案した人の指標をそのまま使う人、指標の正確さをさらに追及して、元々の計算式を変えてカスタムとして利用する人、さらには自動売買ロボットを作って取引に参加されている人、そしてそれらのツールを売る人など、派生された需要が莫大な規模で広がっています。
しかし、ここで一つ考えてほしいのは、
ではそれらのテクニカル分析は、「値段の動き」が存在しているからこそ生きるわけでありまして、値段が一定だったら・・・テクニカル指標などいらないのですね。
値段が動くメカニズムがあるからこそです。
マーケットと呼ばれるものは、値段の動きがあることが普通ですから、テクニカル分析が活きてくるということですね。
そして、テクニカルの大元となるのは、「値段の動き」であるということです。
従いまして、
値動き>テクニカル>ファンダメンタルズ
このように考えています。
今回は、敢えて「値動き」にフォーカスしました。
↑こちらは、XEMという人気通貨の一つです。
仮想通貨FXの中にあるXEMの動きを日足で表示して、その動きをさらに拡大表示しました。
薄いグレーで網掛けしたところの動きに注視してください。
ちょっと□で囲むときに、どうしてもずれてしまうのですが、枠内のスタートを
①1本目=上ひげ陽線としてください。
(※赤い線で上にひげが伸びている線)
その後、2本目にコマが出現して、3本目、4本目、5本目で大陰線となりました。ここで勝負あったのですね。
6本目が上ひげ陽線⇒そして7本目でドカッと大陰線となって、買い方のダメージは「うげげ!」となったわけです。
その後の値動きは横ばいになっていますよね。
マインドが低下している感じ・・・しませんか。
ではXEMを買ってる人はもう終わりかというと、そうではないです。横這いを続けることによって、下値を固めていく可能性があるからです。
もちろん、その横這いラインの下値である3月25日の安値=33.232円をブレイクすると、ちっと尋常じゃないと思います。
そして注意は、下値を固めて上昇したとしても・・・残念ながら戻り売りトレンドが大きく変わるためにはそれなりのエネルギーが必要となりますので、特に値段が戻ったときに、「大陰線」の値段の近辺に戻ってきたら要注意となります。