筋金入りのふくろう好きによる、この夏ふくろうさんについて、少し詳しくなっちゃおう講座~!
この記事は「マイスター・ギルド:暑中見舞!夏のアドベントカレンダー2020」9日目の記事です。
皆様こんにちは。マイスター・ギルドのふくろうバカ、chouette(シュエット)と申します。
アクセスいただき、ありがとうございます。
きっと、ふくろうさんのことを知りたい方が来てくれたと信じております!(笑)
では、さっそく、本編へ!
ふくろうさんはいつから存在するのか?
新生代の第四紀、更新世後期には既に存在していたとされています。
非常に分かりにくいので、何年前かで表すと・・・
約12万6000年前~1万1700年前には存在していたということです。
気になるのは、その時代に生きていたふくろうはどんなふくろうさんだったのか?
その名は・・・
オルニメガロニクス・オテロイ!(フクロウって付かないなんて・・・)
※画像の引用元:オルニメガロニクス・川崎悟司様のイラスト集(画像はイメージです。)
ふくろうさんは飛ぶイメージをされると思いますが、このふくろうさんはまだ羽が未発達で短い距離しか飛ぶことができません、
その代わり、後ろ足は発達していたので、森を走り回って狩りをしていたと考えられています。(ダチョウに似てる)
全長は1メートルを超えており、世界最大のふくろうであるユーラシアワシミミズク、シベリアワシミミズク、日本に生息しているシマフクロウよりも大きいといわれています(現代のふくろうさんと比べると巨大です)。
因みに、このふくろうさんは1954年、キューバのドミンゴ洞窟で見つかり、博物館に保管されているそうです。
ふくろうさんはこの世界に何種類いるのか?見分ける方はあるのか?
私が知る限りなのですが、269種類います。
絶滅した種を含めると270種います。
グループ分けすると、フクロウ(梟)、ミミズク(耳木菟)、アオバズク(青葉木菟)、コノハズク(木葉木菟)の4つに分類することができます。
4つの違いを全て説明しようとすると、とても長くなってしまうため、
今回はフクロウとミミズクの見分け方のみをご紹介します。
私がふくろうカフェの店員をしていたころはお客様に「フクロウとミミズクの違いは何ですか?」とよく質問を受けていました。
ズバリ!申し上げると、羽角(うかく)がある場合はミミズク、ない場合は、フクロウとなります。
では、「羽角」はどこにあるのか?
以下の写真の赤枠をご覧ください。
そう!上の赤枠で囲ったところが羽角です。
この羽角の有無で見分けることができます!・・・と断言したいのですが、実はこれは原則なので、例外がいます。
その例外に当てはまるのが、
皆さんよくご存じのハリーポッターのヘドウィグ(シロフクロウ)、
そして、日本に生息する天然記念物、シマフクロウです。
シロ「フクロウ」という名前で、羽角はないのですが、
生物学上ではミミズクに分類されています。(独立した種として扱われる場合もあります。)
シマ「フクロウ」という名前ですが、羽角があります。
しかし、生物学上では、フクロウに分類されています。(ミミズクに分類されるなど、諸説あります。)
ややこしいですね・・・
そして、もう一つ、羽角についてお話しておきたいことがあるのですが、よく、羽角は耳と勘違いされます。(質問されたお客様も耳ではないことは理解されていると思います。)
ふくろうさんの耳は、耳羽(じう)に隠れているため、見ることはできません。以下の写真をご覧ください。
赤枠で囲った耳羽の下に耳は完全に隠れています。ふくろうの聴力は人とほぼ、変わらないのですが、左右の耳の高さが違うため、正確に獲物の距離を知る能力を有しています。(同じ高さの場合もあります。)
ふくろうさんのちょっとした豆知識!
ふくろうさんは気が立っていると、この羽角をピン!と立てるため、その時は、見守ってあげるほうが無難です。(爪や嘴で攻撃されても私はしりません。)逆に、立っていないと、リラックスモードになっています。
しかし、それでは羽角がないふくろうは、どうやって分かるんだー!ってことになりますよね?
羽角がない場合は、足元を見てあげください。もし、1本足で立っている場合はリラックスモードになっています。ただし、リラックスモードだからといって触ろうとすると、「ハアー!」と威嚇されることがあるので十分ご注意ください。
さいごに
本当はふくろうさんに関連することを、もっともっと書きたいのですが、ここで止めておきたいと思います。止めないと、生態系だけでなく、お寺、ビール、文房具、雑貨、俳句、ガシャポン、祇園祭etc.. と語れることを挙げると切りがないので(笑)!
もし、ふくろうさんについて、「へぇー!」となった方は、ぜひ、マイスター・ギルドの別の方の記事も、読んでみてください!
以上、マイスター・ギルドのふくろうバカ、chouetteでした!
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