北関東で感じる"プレミアリーグ"と"地域のお祭り"。蕎麦を味わい、自然の洗礼を受けた男の栃木シティFC観戦記
6月下旬に昨季のプレミアリーグのハイライトを見ていると、「生で見たいなあ」と勝手に声が出た。高校生の頃から現地観戦したいとは思っていたものの、お金とタイミングがネックになり、なかなか見に行けそうにない。
現地に行きたい理由はたくさんあるのだが、そのなかでも大きいのが「観客席とピッチの近さ」だ。あれだけ近い距離でプロレベルのプレーを見れたらどれほど幸せだろうか。
しかし、日本にもプレミアリーグ並みにピッチが近いスタジアムが存在する。その名もCITY FOOTBALL STATION。関東サッカーリーグ1部を戦う栃木シティFCの本拠地だ。スタンドとピッチの距離は約5mで、日本一近いという。
観客席から撮られた臨場感あふれる写真をSNSで何度も見ており、"行きたい欲"は日に日に高まっていた。
そんななか、日程の都合が良い日を見つけてとうとうチケットを取得。7月3日に行われる関東サッカーリーグ1部の前期第8節、ブリオベッカ浦安戦を見に行くことにした。試合当日の昼は栃木で蕎麦を食べたいので、前日夜に出発して泊りがけで行かなければならない。
かくして僕もりたくろうは、2日の21時、板橋区大谷口を後にした――。
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