(公募企画)幼なじみへの告白を絶対に成功させる方法
下記の脚本につき、出演いただける役者さんを公募いたします。要件は以下の通りです。割と演じるのが難しい本かもしれないと思っており、自信のある役者さんを求めたいと思っています。本件は、早いもの順、ではなく、応募頂いた方を中心にこちらで適宜、配役を決める形とさせて頂ければと存じます。
応募いただける方は、Online Writers' ClubのTwitterアカウントへのDMまたはOnline Writers' Clubの無料オンラインサロン スペースで受け付けます。
① ズームがパソコンでストレスなく使用できる環境にあること(スマホでのアクセスは不可。)
② ズーム背景がそれなりにきれいに映る環境があること(グリーンバックは必須とはしない。)
③ 20台前半に見えること
タイトル:幼なじみへの告白を絶対に成功させる方法
作:藤野 友祐
ササキタツオ
花緒
憂凪
栗林マロン
人 物:時岡翔(21)大学生
常盤静香(21)時岡の幼馴染
〇静香の自宅
静香が一人で不機嫌そう。
静香「なんなのマジで。しつこいしつこい」
インターホンの音。時岡、画面オン。
時岡「突然ですが、静香さん好きです!付き合って下さい!」
静香「このやり取り、何回目だと思ってる?15回目だよ?」
時岡「今度はしつこくない感じで告白したんだけど・・・」
静香「15回も告白してくる時点で、既に十分しつこい。何回
告られても幼馴染と今更付き合うとかありえないから」
時岡「悪くないだろう・・・では時を戻そう。人生はいつだっ
てやり直し可能だと思うんだ」
静香「はあ〜?」
時岡、画面オフ。
静香「なんなのマジで。しつこいしつこい」
インターホンの音。時岡、画面オン。
時岡「静香はん、ワテと付き合ってみて~や。いや物は試しや。
そんな嫌がらんと。なあ〜てなあ〜て。減るもんやあらへんで
静香はん…どうですか?」
静香「このやり取り、何回目だと思ってる? 16回目だよ16
回目!」
時岡「今度は関西人風のネチってこい感じで
告白してみました」
静香「帰ってマジで!チャンスなんていくら でもあったのに、
何で私に彼氏出来た途端告白して来るわけ?」
時岡「いや彼氏が出来て可愛くなった幼馴染を口説いたって良い!
時を戻そう。人生はいつだってやり直し可能だと思うんだ」
静香「やり直し可能じゃないです。どんどん事態は悪化してますけ
ど」
時岡、画面オフ。
静香「なんなのマジで。しつこいしつこい」
インターホンの音。時岡、画面オン。
時岡「俺の名前は時岡~好きな飲み物タピオカ~長所はメンタルの
強さ~今日こそ静香に告ろか~!…どうですか?」
静香「このやり取り、何回目だと思ってる?17回目ですけど!」
時岡「今度はラップに思いを乗せながら告白させて頂きました」
静香「もう、どうしたらこのループから抜け出せるの?…そうだ。
(時岡に)分かった、時岡、付き合おう」
時岡「悪くな・・・え、ホントに?やったー!」
静香「これで満足した?じゃあ、早速だけど、 別れよ」
時岡「え?」
静香「付き合ったんだから、もう告白してこないで。それじゃ!」
時岡、画面オフ。
静香「ちょっと可哀想だけど、これでもう告白されないし、良かった
んだよね……」
インターホンの音。時岡、画面オン。
時岡「ハーイ、シズカ。マイネームイズ(口笛を吹いて)トキオカ。ユー アーソービューティフル。アイラブユー」
静香「もう、本当いい加減にして!」
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