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ウクライナ戦争 -day8

(*3月4日の内容です。)


目が覚めて、手に取ったケータイのメッセージ通知にざわっとした。
ここ最近、毎朝起きると必ず何か起きてる。
すごく嫌な気分で毎朝起きる。

逃げる準備をしておきなさい。
と父。

今すぐには帰って来れないの?
と友人。

みんな原発が、放射能が、と言っている。
なんだ、何が起きたのかわからなくていつもの癖でツイッターを開いたけど
それらしいツイートは見つからず。。

寝起きで回らない頭と開かない目を動かして、
友人たちと父に返信して詳しいことを聞いた。

フェイクじゃないのかな。。。

核兵器投入を脅し位につかっている報道は数日前からあったから、
ついに持ち出された?と思ったけどそうではなかったみたい。

ウクライナにある原子力発電所が攻撃されたという報道だった。


これ、攻撃が悪化してタンクか何か爆発でもしたら
ウクライナどころかポーランド全土も、ましてやヨーロッパ全体が放射能汚染される可能性もあるのでは、、、

そうしたら、日本への帰国も一時的なものではなくなる。
二度とポーランドに帰れなくなる可能性もあるのでは?
というか世界が終わっちゃうんじゃ?
鈍い思考がどんどんマイナスな方向に進んでいってプチパニックになってしまった。

出勤のトラムの中、考える。
何をしたらいいのか、何が最善なのかわからない。。

留学に来ていた日本人の友達はもう帰国を決めて明日にはポーランドを出る。
こちらへ帰ってくるかはまだ未定だという。

ポーランドの日常に、今はまだそれほど変化はない。
とはいえ、ウクライナからの避難民の数が100万人近くなり、
東の国境付近の町の駅には大量の支援物資が送り込まれている。

国境を越えてから、ワルシャワやクラクフなどの大きな街に移動する人も多く、駅には人がごった返しているらしい。

政府はウクライナ人に対する支援体制を発表。
一人ひとりへの金銭的な生活の援助。
滞在、就労に関する公的許可証の免除。
教育費の免除。

ポーランドに暮らす身としては、今後の経済的影響が今から少し不安になる。
そもそも、長期化していった際にウクライナ以外に飛び火する可能性だって考えられなくない。

展開が予測できない状況の中、
緊張感や不安にストレスが溜まって気持ちが滅入ってきている。。

気にしないように、、というのは無理な話なのでどうしようもない。
辛いけれど。

緊急の時にはいつでも日本に帰れる準備をしながら、もう少しこちらで様子を見ようと思う。


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