キュートなギャングとブラッックギャグがクセになる『BARRY』

コメディって、映画もドラマもとにかく、とことんくっだらない下ネタとか不謹慎な笑いのものじゃないと興味ありません。こんばんは。おわさです。


コメディの話を少しすると、邦画なら三木聡の『図鑑に載ってない虫』とか、洋画なら『ハングオーバー』みたいな、低レベルで不謹慎スレスレアウトなものが大好き。
ワイワイと明るい雰囲気だけでコメディとか言ってるやつは興味ねえ。
図鑑に載ってない虫はDVDを持ってるくらい好きなので、いつか記事にもして語りたいと思う。

さてHBOドラマを愛する皆さま、
最初はこの作品から始めましょうか!


『BARRY』

そう、これはコメディー作品です。
ブラックユーモアとシュールな類の笑いなのだろうけど、
倫理観が欠如している私はゲーラゲラ笑いながら一気見しました。

しかしただのコメディだけでぬくぬくさせてくれないのがHBO。
ちゃんと引きつけてくれます。

今日は1話だけ見返したので、まだ観ていない人のためにネタバレなしのオススメポイントを紹介して、後半は軽く内容にも触れながら好きポイントを語っていきます。

設定だけでも割とシュール


主人公はバリーという元軍人の殺し屋。
肩書きのいかつさの割に、バリー自身は控えめでいたって普通の人間。
飛行機で隣の乗客のせいで起こされても文句は言わない。

彼は殺しから足を洗いたいと思っているが、父親の友人であるフュークスがいつものように仕事を持ってくる。

結局断れず、新たな殺しのためにL.A.へとやってきたバリー。
そこで待っていたのはチェチェン人のギャング。殺しの依頼人というにはなんか抜けてないか?この人たち。と思わせる登場だが、案の定この後も締まらないまま進んでいく。
彼らの依頼のターゲットに近づくバリーだったが、思いがけずある演劇のクラスに参加することに。
この「演劇」との出会いが、この後のバリーのストーリーを大きく変え、ドラマが進んでいく。

というのが、ざっくりしたあらすじ。

ネタバレパートに入る前に、いくつか注目してほしいポイントについて触れておこうと思います。

まずこのシリーズの魅力の一つが、個性的な登場人物たちのキャラクター。

複雑な相関図は一切なく、グループごとの色がはっきりしているので
これが作中の緩急をよくつけてくれている。

基本はあまり感情が読めないバリーを取り巻くのが、演劇チーム、ギャングチーム、そして後々登場する警察チーム。この三つが主なグループ。
演劇チームは、こっち系の人たちと関わりがある人なら、うわーわかるーこういう奴らおる〜っていう、根はいい奴らなんだけどなんか鼻につくな。っていう。笑
一方ギャングチームは前述の通り、なんか抜けてる。そして警察チームはとにかくギャグ担でしかない。
誰が好きかをみんなで語りあいたい・・・(そう、周りに観ている人がいないんだ)


この作品をただのコメディにさせないのが、シナリオのセンスの良さにあると思う。

「殺し屋」が主人公であるから、当然シリアスなシーンも出てくる。このシリアスさと、へっ?今のワザと?ってくらいの日常系笑いのバランス感覚が絶妙。

1話が30分程度というのもサクッと見られて良い。

ネタバレせずに面白さを伝えるのって、頭使わずに会話をしているように書いてるだけだとなんとも難しいな。。

今日はちょっと疲れてしまったので明日また続きの後半を書こうと思います。

ではまた。

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