プレゼンテーション1

小寺vsチャーハン その2

前回

つづき

小寺選手は完全に追い詰められた。
会場はチャーハン選手の攻勢に盛り上がる。

勝負は決した、かに思われた。小寺には秘策があったのだ。

小寺はおもむろに金属らしきなにかを取り出した。

「銀のスプーンを使う!
銀は毒と反応するから、反応すれば毒
しなればそのままそのスプーンで食べる。
これで勝ちだ!!」

凶器攻撃である。
完全に反則行為だ。

会場中が大ブーイングに包まれる。

しかしそんなこともお構いなし、
無慈悲にチャーハンを追い詰める。

ここで決着、
小寺vsチャーハンは小寺の勝ちとなった。

試合後、勝利に酔いしれた小寺は、
「中華料理屋に行きましょう」
と言った。

みんなで中華料理屋に行って、チャーハンを食べた。

結局みんなチャーハン好きなのだ。

余談だが、そのお店が3周年だったらしく、
記念のボールペンをもらった。

小寺に、
「その時食べたチャーハンが毒だったらどうする?」
と聞いたら、ドヤ顔で言うだろう。

「銀のスプーンがあれば余裕で勝てる。」

あいつ、普通にレンゲでチャーハンたべてたけどなぁ。。。

終わり。

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