スノーデンも知らない?機密情報
ボブ・ラザー(ロバート・スコット・ラザー)さんはマサチューセッツ工科大学を卒業後、ロスアラモス国立研究所に就職し、1982年に「エリア51」で研究員として勤務する。エリア51にある「S-4」に配属、UFOの推進装置をリバースエンジニアリングで再現する研究を任されたラザーさんは、エイリアンに関する機密情報の数々を知ることになった。S-4での職務内容を疑う友人を施設近くに連れていき、UFOの飛行テストの様子を見物させたために失職、出生をはじめ大学や国立研究所に在籍していた記録などが抹消された。身の危険を感じたラザーさんは、1989年にKLAS-TV(ネックススター・メディア・グループ)の番組に出演しエリア51で行われていることを暴露、世間に衝撃を与えた。インタビューの内容は話題を呼んだものの、経歴詐称を非難されたラザーさんは信用を失墜させた。1990年にラザーさんは売春組織を幇助した罪で逮捕された。また2007年7月20日の裁判では、運営していたUnited Nuclearが違法な花火の製造に使用される化学物質や部品を販売したとして、7500ドルの罰金と3年間の保護観察を言い渡された。
ラザーさんは、2018年にドキュメンタリー映像作品「Bob Lazar: Area 51 & Flying Saucers」をネットフリックスで公開、2019年には自伝「Dreamland: An Autobiography」を出版した。1982年7月30日に発行された日刊新聞・The New Mexican(Santa Fe New Mexican)には、「'Jet' isn't an idle boast on this car」のタイトルで「Lazar, a physicist at the Los Alamos Meson Physics Facility(ロスアラモス中間子物理研究施設の物理学者、ラザー)」の記事(ホンダ車にジェットエンジンを搭載)が掲載されている。ロスアラモス国立研究所は否定しているが、研究員として勤務していた証拠として取り上げられている。
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