「三体」ドラマ感想
設定自体はベタベタの宇宙人侵略もの
だけど最近のSFは宇宙人と戦う系のものが減ってきているみたい。
理由は研究が進み、仮に宇宙人がいたとしても地球侵略とかはしないんじゃね?征服とか戦争ってあまりに人間的な考え方で宇宙人はもっと高次元の存在だからどうたらこうたら...って仮説がポピュラーになってきているから
実際に宇宙人をどう理解するかみたいなテーマの映画が増えてきて、宇宙人侵略とか古くねみたいな風潮があった中でひたすら宇宙人とバトルする三体が大ヒット🔥
もうずっと宇宙人とバチバチだもん
三体の魅力はスケールの大きさ
何かひとつアクションを起こすにしても全て人類の未来を賭けた宇宙規模のプロジェクトだから、僕が普段スーパーで国産かカナダ産どっちの豚肉買おうか迷ってることとかが恥ずかしくなってくる
なんてったってあのオバマ大統領が任期中に推薦した小説
オバマが「オモロすぎる」って言ってんだから
オバマは、この本読んでると目の前の法案とか自治会議とかちっぽけなことはどうでもよくなるって言ってたけどそれはダメだろ
いくらなんでもお前はどうでもよくなっちゃうダメだろ
僕の豚肉問題が馬鹿馬鹿しくなるのとは訳がちげえぞ
そこは割り切れよ。責任持てよ
あらすじ①
ことの発端は中国の文化大革命時代に父親を殺され、人類に絶望した女の子が宇宙人に「地球征服してくれへんか?」ってメッセージを送る
おいおい。せめて革命とか中国に絶望してくれよ。僕たちごと、人類ごと絶望するなよってかんじだけど、
そしたら宇宙人の三体人は「ええで〜ほな行くわ〜」ってやってくる
あらすじ②
ここで三体の一番面白い設定が、普通のSF映画だったら宇宙人がすぐに地球に乗り込んでパニック!!ってのがありがちだけど、その三体人はあまりにも遠くの星に住んでるから地球に到着するのが400年かかるっていうところ
長え
長官も最初は三体人に焦るんだけど400年後かってわかると「400年か...私の子供の子供の子供の子供の子供が生きてるかどうかだな。まあワシそもそも子供いないんだけど」みたいな対応が面白い
あらすじ③
そうはいっても三体人対策をすることになった人類は壁にぶち当たる
三体人の文明が発展してて、人類の言動が全て監視されているということ。24h盗撮
だから「こういう作戦で三体人やっつけようぜ」っていう作戦が全て三体人に筒抜けになってしまってる状態
じゃあどうするかってのが面白ポイント2つ目
三体人が唯一把握できない領域ってのが人間の脳みそ。つまり僕らが考えてること
それを独り言やメールにでもにした瞬間に三体にバレるから、天才達を集めて「お前らそれぞれ壁に向かって一人で三体人を倒す方法考えろ」って計画
アナログどころじゃ無い。紙に書いてもダメなんだから
三体はバトルといってもUFOと銃撃戦をするんじゃなくて頭脳戦ってのが面白。それも宇宙規模で頭脳戦っていう今まで見たことのない作品です!!