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恋した女が勧誘セミナーの手先だったハナシ 終

前回のハナシはこちらから読めます⬇︎


最終章「マルチ🟰失恋」

ネットで調べてみてもやはりマツモトリサの手口っていうのは、ぐうの音も出ないほどマルチど真ん中だった
恋は盲目

つまり僕の失恋が確定した



冷静になって、彼女と出会ってから今までの出来事をプレイバックしてみるとマツモトリサの言動は総じてマルチだった

マツモトリサの一挙手一投足がマルチだった
マルチじゃない瞬間がなかった


僕は一旦彼女のLINEの名前を「詐欺師」に変更した


ちなみに失恋のエモさとかはなかった

手当たり次第失恋ソングを聴いてみたけどどれもピンとこなかった
マルチ女をヒロインにしたラブソングは一曲もなかった

というかそもそも僕とマツモトリサは出会った時から恋愛っていうゲームとして成り立ってなかったっぽい



でも僕はキレイな女性とデートしたいからというしょうもない理由でマツモトリサとの関係は終わらせてはいない

無料のレンタル彼女みたいな感覚で遊んでる

週に一回はデートに行くし (わけわからん経営者の話を聞きにいくだけだけど)
夜長電話するし (投資の話しかされないけど)
まず女の子と遊ぶ予定があるってだけで毎日が華やかになる (女の子は詐欺師だけど)

まあ皆さんも詐欺には気をつけて

これにて「恋した女が勧誘セミナーの手先だったハナシ」は完結
ここまで読んでくださった方ありがとうございました


ここからは新章「マルチ女とのデート日記」を連載します

新章は現在進行形の話なので、今後の展開がどうなるか全く分かりません
「マルチ商法の内部潜入編」とかが始まるかもしんないし...

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