「ノルウェイの森」感想まとめ
かなり陳腐な等身大の感想になりますごめん
大前提面白かったよ
ハルキさんって有名すぎて冷笑してもいいみたいな雰囲気あるよね。君たちはどう生きるかを散々揶揄していいみたいな風潮
もちろんハルキさんがこのnote見てない前提で書くよ
これがめちゃ売れたってのがあまり信じられない。過激派ハルキストが一人100冊くらい買ったのかな?
第一印象→ポルノシーン多すぎ
これ官能小説かってくらい毎章毎章ポルノシーンが差し込まれていて衝撃
上巻の序盤でスケベな展開多いなと思ったらそのペースのまま下巻の終盤まで行っとんがな
ポルノシーンカットしたら上巻でまとまってた可能性あるぞ
ハルキさんムラムラしてたのかな?
第二印象→いちいち鼻につく文章が多い
僕はウイスキーを飲んで彼女を待った
→僕はジョン・コルトレーンを聞き、ウイスキーを飲みながら彼女を待った
みたいにノルマのように長ーいカタカナ挟むのなんだよ、これをいわゆる文学っていうの?
ポルノシーンと長いカタカナをカットしたら短編になってたと思う
最初は毎回ひっかかってたけど途中からカタカナは無視してやった
でもハルキさんだからってフィルターをかけたから読みづらい文章も仕方ねえなって気持ちで読めた
これがもし無名の新人作家ですって言われたら途中で読むのやめてた
もしくは友達がnoteとか Twitterでこんな文章書いてたら冷やかしてた
というかワタナベまだ20歳かい!!年下かい!!
勘弁してくれよ
好きなキャラベスト5
一位 緑
理由はとにかくエッチだから、ミニスカート履いてくれるから
あんな挑発的な格好でからかわれたらそりゃあ好きになっちゃうでしょ
あと会話が上手い。唯一ワタナベと掛け合いの会話をしていたと思う。最後に書くけど表現もユニークでもし緑がエッセイとか出したら読んでみたいと思った
二位 突撃隊
序盤で消えるには惜しいくらい魅力的なキャラクター
ただ笑い話にされるのが可哀想。なんならもう登場してないのに笑い話にされてる
突撃隊のスピンオフみたい
三位 緑のお父さん
キィウリ大好き❤
四位 永沢さん
なんでもできて全体的に羨ましいけどなりたいかと言われると別に
だってナメクジ食ってんだもん
どんだけ気取ったこと言ってもコイツナメクジ食ってんだよなって思っちゃう
一度秀逸な喩えが炸裂したけどそれもナメクジ食った口で言ってた
なんで付き合ってんだコイツらカップルの二次創作に期待
五位 レイコさん
この人は頭が良くて話がうますぎる
レイコさんのポッドキャストあったら聞いてるもん
FM北海道の「レイコは旭川で恋なんかしない」
ただ「人は旭川で恋なんかするのかしら」はいくらなんでも失礼すぎるぜ
ひとつ思い出は小6の読書感想文で僕の隣の人がノルウェイの森で書いてたこと
すげえな。横に飾ってある僕のゾロリの読書感想文が今になってすごい恥ずかしくなってきた
ただ自分の子供がまだ10代の時にノルウェイの森読みたいって言ったら、止めはしないけど「もうちょっと遠回りしよ。星新一とか読もう」って伝えると思う
まとめ
ノルウェイの森を読んだって読書戦闘力が一気に底上げされた感覚になる
別に誰かと戦う訳じゃないけど、でも村上春樹ってだけで火力は強いじゃん
読書戦闘力のために本読んでるみたいなところもあるし。映画戦闘力も
サブカル勢に舐められないように
最後に印象的な表現まとめ
「完璧なわがままを。たとえば今私がショートケーキを食べたいっていうわね、するとあなたは何もかも放り出して走ってそれを買いに行くのよ。〜そしてあなたが差し出したショートケーキをふん、こんなのもう食べたくなくなっちゃったわよって言ってそれを窓からポイと放り投げるの。私が求めているのはそういうものなの」
「雨に濡れた猿のように疲れた」
「本当におなじことなんだよ。遅めの朝ごはんか早めの昼ごはんかくらいのちがいしかないんだ」
「自分に同情するのは下劣な人間のやることだ」
「世の中には時刻表が好きで一日中時刻表を読んでる人がいる。あるいはマッチ棒をつなぎ合わせて長さ1メートルくらいの船を作ろうとする人だっている。だから世の中に君のことを理解しようとする人間が一人くらいいたっていいだろ」