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お笑い道場O-keis16.3周年記念ライブ

3月11日。下北沢にある劇場、その名もしもきたドーンを訪れていた。

この会場で慶應義塾大学お笑い道場O-keisのOBOGを集めた、16.3周年ライブが行われたのだ。

筆者はお笑い大会荒らしとしても知られる岩本さんに誘われてこのライブに来ていた。

40席近くある座席はほぼ満席。

開演すると、MCとして飛び出してきたのは、現在ラジオ会社勤務のOB横澤とサンミュージック所属のプロ芸人ヒガ2000。

どちらもO-keisのOBである。

このライブの主催は横澤であり、彼が20周年ライブに向けて布石として打ったものなのである。

横澤さん曰く、3.7年後に行われる20周年ライブはでかい会場でやりたいため、日本青年館で行われる予定らしい。

東京ドームの予定もあったらしいが、堅実な目標へと変わったようだ。

横澤さん発案の独特のコンセプトに対してツッコミを入れるヒガの活躍によりに会場は着実に温まり、ライブはネタゾーンへと突入したのである。


スローライフ

トップバッターはスローライフ。細い方が長谷川で、太い方が原口だ。原口は分身を作ることができる。しかし、分身を作る時に感じることができる快感の虜になってしまっていた。生命を生み出すということは、その命に対して責任を持つということ。そのことを長谷川はわかっている。原口と長谷川。お笑いコンビという断つことのできない関係の二人。原口と長谷川は運命共同体である。原口の過ちに対して、長谷川が出した答えとは?

アップルゲンガー

ドラマティックなネタを披露したスローライフの後は、アップルゲンガーのシンプルフリップネタ。しかしどの大喜利もとても強い。少し内容を説明すると、一人羞恥心とうんちカメラマンという言葉を生み出していた。

中村しょせちく

アプリコで出演予定だった中村しょせちくだが、相方の病欠によりピンでの出演。学校中で彼の変な噂が広まっていて、フラれてしまうというネタを披露した。卓球をして心の落ち着きを取り戻そうとしたが、卓球ごときでは彼の心に空いた穴を埋めることはできず泣いてしまった。

未来テーマ

会社を独立して、順風満帆の人生を送っている男がお笑いのセオリーを完全に忘れてしまっていた。

案件

ストレス解消を行うために、架空の人間に悪口を言っていた。岩本さんのいないお姉さんが衆目を集めて、誰かに気にかけてもらいたいと思っているタイプだということがわかった。

松枝七味

納言・薄幸に扮する松枝七味のコント。オフなのでカラオケにきて、丸ノ内サディスティックを歌い始めるが、お笑いに熱い幸は丸ノ内サディスティックに出てくる地名に抗うことができなかった。

横浜シュガーメタル

鉄板焼きの店を開店した越智。大道が来店するが衛生観念が終了しているこの店を選んだが最後、最悪の状態になった鉄板焼きを食べることになった。

ラスプーチン大前

O-keisの創造主。16年前から同じ髪型で過ごしているらしい。ネタを全く用意しておらず、8000円の美容室に通っていること、鼻毛がたくさん抜けたこと、自身が史実のラスプーチンと最悪の共通点を持っていることを嬉々として発表していた。

苺ひとふり

桃太郎のお供を変更しようとした。巨大なメガネと小柄のメガネの二人で苺ひとふりである。反町隆史が言いたいことを言えるようになっていた。

モザンレーション

宇宙飛行士になって名言を言おうとした。しかし宇宙はすごすぎてなかなか言いたいことが言えなかった。宇宙よりも長澤まさみが素晴らしいことがわかった。

ユーロビート

政治に関して内容がありそうで、全くないことをつらつらと話していた。社会人芸人の澤田記念日の元相方がユーロビートに憧れすぎていたらしい。高校時代、文化祭で九州の高校なのでバレるわけがないだろうと考えユーロビートの漫才を丸パクリして披露したことがあるそうだ。

※ユーロビートは写真チョメである。

ヒガ2000

イニシャルDの主人公・藤原が漫談を行なった。お笑いでドリフトを行う走り屋たちの戦い。藤原のお笑い力はすごいので、ライバルたちに圧倒的な差をつけていた。

ヒガ2000のネタが終了し、出演者が全員集合する。

O-keisだけのライブだったが、新旧大学お笑いレジェンドとも言うべき顔ぶれが揃っている。

しかしこれだけのメンツが集まっていても、O-keis卒業生の中のほんの一部である。

20周年ライブの時にはどうなってしまうのか。

全組をざっと見渡して、自身が所属していた頃の幹事長であるラスプーチン大前に話を振るが、うんともすんとも言わないラスプーチンに対して痺れを切らすヒガ2000。

果たして20周年ライブにラスプーチン大前は招集されるのか!

そこも含めて、O-keis20周年ライブに期待したい。

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