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点々 藤原「褒められたやつを大事にするのを続けてる感じかな」

藤原:写真右・慶應義塾大学お笑い道場O-keis所属。18期。

みやち:写真左・慶應義塾大学お笑い道場O-keis所属。18期。

O-keis入会の経緯と大学生活

――自己紹介をお願いします。
みやち O-keis18期のみやちです!
藤原 O-keis18期代表の藤原です。私は慶應の文学部2年生。
みやち うちは昭和大学の薬学部3年生です。
藤原 みやちは2年入会で、(私の)一個上。
みやち 年上!
――点々の近況を教えてください。
藤原 この前O-keisに変な仕事来て、バーでネタしてもらえませんかっていう。めっちゃ狭いところで、点々で漫才した。こんなTシャツでわーっていう感じのみやちと私が出てきて、最初に「みやちのほうが私より一個上なんですよ」って言ったら、ぶわーってウケて。(笑)綺麗な女の人たちがうわーすごーい!みたいな。
――点々、バーでハマるんですね。(笑)
藤原 それでいくらもらったんだっけ?
みやち 6000いくらもらった。
藤原 10分で一人3500円とかだったから、時給に換算したらすごい。でもネタは全然ウケなかったね。
みやち 最初が一番ウケたね。(笑)
――みやちさんが1年遅れてO-keisに入会した経緯を教えてください。
みやち 1年生の時、富士山のふもとで軟禁されてて。
藤原 いや、まじなんだよね。
――自分の大学でいいサークルが無かったとかではないんですか?
藤原 普通はそうです。
みやち 昭和大学の1年生は、全員寮に入るシステムで、入ったのがコロナの時期だったから、敷地内から一歩も出してもらえなかった。サークルとかは無いから、1年の中で組織を作って、サッカーやったり、野球やったりドッジボールやったり…。
藤原 まじで刑務所の中の娯楽。9時くらいに寝て朝5時に起きて、バスケコートだけがあって、みんなそれしかないみたいな。
みやち 2年生からは寮から出て通いになるから自由。
藤原 でも実家めっちゃ遠いもんね。
みやち 印西っていう。
藤原 千葉の終点。まじで病院しかないところ。
――なぜ昭和大学を目指そうと思ったんですか?
みやち 寮があるのが良いなと思って。
藤原 うわ、なにそのパラドックス。
――1年生と2年生で生活がかなり変わりましたよね?
みやち 変わるどころじゃない!(笑)
藤原 家遠すぎて終電余裕で逃すからネカフェいっぱい行ってるよね。
みやち これ、ネカフェおすすめのがあって!グランカスタマっていうところで!
藤原 ちょっと良いところなんじゃない?
みやち  いや、普通の料金くらいで入れるのにカレー食べ放題がある。めちゃめちゃ美味しいの。極カレーっていうのがおすすめです!
――藤原さんはなぜ慶應大学に入ったんですか?
藤原 ふつーに受験しようと思って。大学付属の高校に行ってて、そのまま推薦で上がれるクラスにいたんだけど、このまま上がると思ったままの生活だなって。何も変わらないなと思って、ちょっと勉強しようかなって。そしたら受かったから、いえーいって感じ。
――藤原さんはなぜO-keisに入ったんですか?
藤原 お笑いはそこそこ好きで、でもそれまで運動部で、ソフトテニスやってたからテニサーかぁと思ったけど、なんか違うなって思った。興味あるサークルもあんま無くて、一旦O-keisと落研に最初入った。
――2つ入ったんですね。
藤原 O-keisの最初の印象は、人数めっちゃ多いし、OBとかは知ってるけど今どんな感じか分からないから、馴染めなかったら嫌だなと思った。ちょっと近くて人数少ないやつが落研だった。落語とか全然知らなかったけど、1回入ってみたら落語はつまんな過ぎたけど、O-keisは楽しすぎて、O-keisにそのままいるようになった。
――落研にはまだ在籍しているんですか?
藤原 もう辞めた。1年生の最初のイベントが、浅草にみんなで着物買いに行くっていうやつで、そこまでは行ったんだけど・・・。
――着物買っちゃったらもうやるしかない感じになりますね。(笑)
藤原 みんなで浅草観光とかもしたけど次の日には、あー、辞めよって思った。(笑)だからほぼ何にもやってない。新歓の時だけいたやつ。
――O-keisは兼サーしている人が少ないんですか?
藤原 まあ、ちょこちょこいるけど。あんまいないかな。
みやち だんだん一本になっていく人も多いよね。
――点々のお二人はO-keisだけですか?
藤原 私はO-keisだけ。
みやち 私は演劇部も入ってる。
藤原 今も入ってるの?
みやち うん。行ってないけど。衣装だけ持ってる!
――何の衣装ですか?
みやち なんかコナン君みたいな。
藤原 少年探偵の役の演劇?当て書き過ぎない?
――似合うなぁで始まったみたいな。(笑)
藤原 点々組みたての時は、演劇がこの時期あるからとか話してたもんな。
みやち まだライングループに入ってるから、今は春公演の話してるなとかは思う。(笑)
――O-keisに入る前と後で、サークルのイメージは違いますか?
藤原 違うな。超でかい有名お笑いサークルっていうのだけ分かってたから、めっちゃ明るくてあんま馴染めないか、超陰で鬱屈とした雰囲気かのどっちかかと思ってたけど、ちょうどその中間の私が合うくらいの感じだった。楽しかったから、
ずるずると居続けられたな。
みやち うちはイメージしないで入ったな。
藤原 なんかはするでしょ。(笑)
みやち お笑いやろって思って、お笑いサークルそれぞれの場所と時間だけ見て、他の情報は何も見ないでO-keis来た。でも、ちょうどよく合う場所だった。

【部室の廊下になぜかあった、盾】

点々結成

――点々を組んだきっかけは何ですか?
藤原 フィーリングカップルっていうのがO-keisでは4月にあって、ボケやりたい人とツッコミやりたい人で分かれて、一人一人自己紹介した後にこの人と組みたいって指名しあう。それで成立したら抜けてく。
みやち 1年生だから、とりあえず組んでみようっていう感じ。
藤原 それで1週間後にネタ見せする。コロナの前は新歓合宿っていうのがあって、一晩でつくるからハードルも低いし、先輩たちもお酒いっぱい飲んであったかい場で、がははって笑う感じだったんだけど。
――1週間だと、ちゃんとつくる感じになるんですか?
藤原  1年生からしたら1週間…?っていう感じだったけど、今考えたらちょっとハードル高い。合宿の時よりはちゃんと分かる。その時フィーリングカップルで最初に組んだのが点々。
みやち それをずっと続けてる。
――お互い第一指名で組んだんですか?
みやち いや、1週目に藤原がいなくて。
藤原 私はその日遅刻してきて。(笑)一応行ってみようって感じで行ったら、部屋に人がぎっしり居て。入り口側がツッコミ、奥がボケで分かれてて。
みやち うちはボケ側に座ってた。
藤原 着いた時にはもう自己紹介も終わってて、ボケツッコミどっちってなったんだけど、(ツッコミ側が)近いから「ツッコミで~」って言ってツッコミ側に座った。なんで組んだんだっけ?
みやち 藤原とは喋ったことあったんだよ、新歓の時。今日弟の誕生日だ、みたいな話したよ。
藤原 えー、覚えてないわ。
みやち その日は先輩のネタを見る会で、その時に藤原と喋ったのだけ覚えてて、この人は喋れる人だ!って思ってた。
藤原 みやちの中で。
みやち そう。だから、わー!喋れる人来た!って思った。
藤原 遅れてきた。(笑)
みやち ちょうど一巡目終わった時に一回話し合っていいよってなった。その時、藤原のとこ行って、「組まない?」って言った気がする。
藤原 私は遅れてきたからみんなの自己紹介とか見れてなくて、誰がどんなやつか分かんなかったけど、(みやちのことを)あ、こいつなんか見たことある、喋ったことあるわと思って、なんにも分かんないやつと組むよりはいいかと思ってた気がするな。それがたまたま良かった。
みやち でも、フィーリングカップルから続いてることってあんまないよね。
藤原 同期だと、世田谷ジャンバラヤと三熊グレイシーズ。世田谷はもともと友達だったからズル。
みやち そう、もうフィーリングカップルの前に組もうってなってたから、みんなにズルって言われてる。(笑)
藤原 三熊の元コンビ名”タイショウ”じゃなかったっけ?
みやち そんなんだったっけ。(笑)やばいのだったのは覚えてる。世田谷は”無修正”じゃなかった?
藤原 世田谷も三熊も最初はやばい名前だった。
――点々はどのようにコンビ名が決まったんですか?
藤原 点々はまじで1秒で決まった。最初のネタ見せ前日に集まった時に、コンビ名決めなきゃってなって。みやちが「て」と「ん」を入れたいって言った気がする。
みやち いや、た行と「ん」を入れたかった。
藤原 じゃあ点々で、ってなった。他の候補とかも全くない。
――その時に1週間でつくったネタは覚えていますか?
藤原 めっちゃ覚えてる。シェフのネタ。先輩にまだ言われるし。
みやち 1年の芸会でもやったね。
藤原 最初からずっとコント漫才。
みやち うちがシェフを呼びたいっていうネタ。
藤原 基本的に点々の漫才はみやちがやりたいことをやっているから、それは最初から変わって無いかも。

ネタづくり

――ネタづくりはどのように行いますか?
みやち 設定をまず2人でぽんって出して、これが合いそうだねって良さそうなのを決めて、それから2人でボケをいっぱい出す。それから使えそうなのを選ぶ。最終の組み立てをどっちがやるかによってちょっと変わるかも。
藤原 そうだね。ちょっとみやちっぽいネタと私っぽいネタがある。一番分かりやすいのが、最近だと『蹂躙』っていう、うさぎ事件が5本やって私たちが2本やったライブ。2本つくるのが大変で、なんとなく2人で案出しいっぱいして、こんな感じかなっていうのだけ決めたけど、時間無さ過ぎて、仕上げをそれぞれ一本ずつやった。(笑)それが顕著な例かな。
みやち あれ面白かったな。(笑)
――動きの多いネタになったきっかけはありますか?
みやち 特にそれを意識しているわけじゃないな。
藤原 周りにそれを褒められるし、みやちもそれをできるからかな。
みやち そもそも多分、コント漫才が動き多い。ネタやってたら、普段からお前元気だなって思われるようになって、それに合わせていった。エアコン業者のネタあたりから意識するようになったかな。
藤原 2人の一番大きい違いがそこっていうのもあるかな。動くやつと動かないやつっていう。でも、言われないと意外と気づけないよね。色々やって、褒められたやつを大事にするのを続けてる感じかな。
――お互い、点々以外に組んでいるコンビはありますか?
藤原 私は冠婚葬祭獣だけかな。
みやち 稼働してるのは、ボーイッシュ寮。
藤原 まつのもとっていう、もう今年卒業する同期とのね。意味わかんないよ。(笑)
――大学お笑いカレンダーを動かしている方ですよね。
藤原 そう。あと『いとうのライブ』のスタッフをいっぱいやって、いとうさんの右腕みたいになってる。(笑)

今までのライブや大会

――点々で出て印象に残っているライブや大会はありますか?
藤原 最初から外のライブに全然出てなかった。
みやち 呼ばれないしね。
藤原 カズ・ヒラカズとか、赤ビームとかリトラ文庫とかが同期で、最初の芸会でばーっていった。その人達は外のライブに出てたけど、点々は何にもなってなかったから呼ばれることもなく。最初はガクコメとかしか出てなかったよね。
みやち そうだね。対決ライブとかじゃない?出始めたのは。
藤原 本当にオーディションで勝ち上がってだけ、ライブに出てた。
みやち あとオケ単じゃない?
藤原 そうだ、オケ単じゃん。点々といえば。(笑)オケ単はほぼオーディションで、全部出られてる。オケ単はO-keisだけの選抜メンバーのライブで、点々はこれに出るのを結構目標にしてやってたよね。今年はちっちゃい大会をちょっとずつって感じだったな。
――具体的にはありますか?
藤原 全アマ準決勝とかU25の1次通ったとかで、Xで点々の名前がちょっと流れるようになった。新人戦は私がエントリーミスって出れなくて。それでO-keisが、ばんばか決勝行って、くうー何にもならなかった…って思ってた。
みやち 新歓でその時期やりたかった旅館のネタめっちゃやったね。
藤原 3日間新歓があって、3回全部点々がネタやったよね。私たちくらいかも。その3回中2回旅館のネタやった。1年生を旅館のネタで入れるっていう。(笑)それでちょっと仕上がったな。芸会でも、M-1の2回戦と3回戦でもやった。
――最初に呼ばれたライブは何ですか?
藤原 『衝突事故』です。布ちゃんさんと、いとうさんの。NOROSHIのネタをやった。いとうさんに呼んでもらったからちょっと後輩よしみだけど。
みやち 本当に外から呼んでもらったのは『えだまめ』。
藤原 マボロシの堀元さんがやってるライブで、堀本さんがNOROSHIで見て面白いと思ってくれて初めて呼ばれたからめっちゃ覚えてる。あとはなんのライブがあったかな。ちょっとカレンダー見よ。
みやち すごいな、カレンダー付けてるの。
藤原 みやちはカレンダーアプリを1回も使えたことがなくて。どうやってスケジュール管理してるんだっけ?
みやち 学校のスケジュール一覧表と、バイトのスケジュール一覧表と、大学お笑いの一覧表を3つ並べて、今日はどんな予定かなって考える。(腕組み)
藤原 みんな自分のスケジュールを1つのアプリとかにまとめるのに、みやちは3つの資料を全部見る必要があるから、スケジュール聞いても返事がめっちゃ遅い。
みやち 今確認するからって連絡してる時に使っている携帯も、資料見るのに使うから。
藤原 意味わかんない。(笑)
みやち アプリがだめだったから手帳を買ったんだけど、それも1週間くらいで失くしちゃって・・・。そのあと、失くさないように前よりデカめの手帳を買い直したけど。
藤原 ちっちゃいから失くしたと思ってるの?
みやち でかいのもどっかに置いてきちゃって、失くしちゃった。もうだめ。
――M-1は3回戦まで進出しましたが、どうでしたか?
藤原 1回戦はなんとなく席は埋まってたけど、声出して笑う人が1人しかいなくて。そのおじさんでしか手ごたえが分からなかった。あ、笑った、これはあんまりか、とかその1人で判断するしかなかった。(笑)多分、一般の出演者の友達とかが見に来てて、いつものライブで見ないようなお客さんが多かった。
みやち 2回戦はウケたよね。
藤原 2回戦はお笑い好きな人がある程度いて。3回戦はもう激すべり。
みやち あんまり良くなかったね。
藤原 点々で一番すべった。会場がめっちゃでかくて高くて、めっちゃ人もいるのに、めっちゃすべった。
――1回戦、2回戦と名前が読み上げられた時はどうでしたか?
藤原 1回戦の時は、箭田さんと定国と合流して4人で遊んでて。一人しか声出して笑ってなかったから分からな過ぎた。片手間でインスタライブ見てたら呼ばれた。でもそのときは1回戦上がる凄さをあんまり分かって無くて、なんか呼ばれた。いえーいって感じだった。2回戦はさすがに上がらないと思ってたけど上がって、一応やれることはやろうと思った。
みやち ちゃんと調整したよね。大阪に遠征した時だったね。
藤原 金曜日にM-1の予選出て、そのまま夜行バスに乗って土曜日に『はなまる』っていうO-keisと喜劇研の対決ライブに出た。でも、3回戦までいったけど別に何のライブにも呼ばれてないな。何も変わってない。

【三田祭の時にO-keisのみんなで写真を撮る階段】

O-keisの代表戦と伝統

――O-keisの代表戦では、面白い人が代表になると聞きましたが…?
藤原  そう、他のサークルの代表戦とは打って変わって。(笑)代表戦の日にそれぞれ、出し物でもなくて、ピン芸でもなくて、スピーチでもなくて、どんな方法でもいいから、自分が代表にふさわしいことをとにかくアピールするっていう感じ。 それで一番面白かったやつが代表になる。前提として、この人が代表にふさわしいんじゃないかっていうのもちょっとあるんだけど、その日すべったら代表になれないのよ。
――今年、藤原さんが代表になりましたが、何をされたんですか?
藤原 いや、これ言えないんだよな。本当に人生捨ててやったから。ネットに残るとやばいから、言葉でだけO-keis内で伝わっていくものですね。
みやち O-keisも、もともとはちゃんとしたスピーチしてたんだよね。
藤原  14期代表の藤原さんから変わったんだよね。
――割と最近ですね。
藤原 14期の藤原さんが代表戦で魚を捌いて、寿司をみんなに振る舞った。それがめちゃくちゃ面白くて代表になって、そこから多分代表戦がそういう感じに変わったのかな。
――後ろに置いてある枯れた花束はいつのものですか?(三田キャンパスの部室にて取材)
藤原 堤さんに代交代の時にあげた花束です。そのまま置いてある…。『究極』っていう三田祭の打ち上げがあって、20次会までやる。もし参加したら3日くらい帰れないんだよ。だから花束は本当に荷物になる。(笑)金子さんが花束を20次会まで持って歩いてた。たまに後輩に持たせたりして。ここに置いとくのは賢明な判断。
――20次会は伝統で続いているんですか?
藤原 そうそう。20が最低で、1年前の記録を1回でも更新するっていう。
――今年は何回までいったんですか?
みやち 28…?くらいとか。
――なんでそんな回数になっていったんですか?
藤原 もうなんでとかじゃないのよ。(笑)楽しいしね。しんどいけど。
(みやちさんがずっとバレーボールで遊んでいる)
――なぜこんなに部室にバレーボールがあるんですか?
藤原 この部室は経ゼミと半分半分で使ってて。でも毎日O-keisしか来なくて、経ゼミが来る時といったらゼミ対抗のバレーボール大会くらい。だからお笑いの用具とスポーツの用具が散乱してる。
みやち 日吉の部室があったけど、なくなっちゃったから。
藤原 半谷さんの怠惰で日吉の部室が取り上げられちゃって。
――怠惰で取り上げられたって凄いですね。(笑)
藤原 まじで凄いこと。川北さんとかの代からずっと日吉の部室で、ぷよぷよとかしてたのもあの部室だったのに…。とんでもない。だからほんとは事務作業とかできる人が代表になんなきゃいけないんだけどね。

【全てのゼミの物置き兼O-keis三田部室】

印象に残ったライブ

――観に行って良かったなと思うライブはありますか?
みやち 2人とも最近はあんまり行けてないけど、ライブは結構観に行く方かも。2番目のアポロとアプリコと春葦波の『春の相関図』めっちゃ良かったな。めっちゃ面白かった。
藤原 私が大学お笑いのライブで一番笑ったのは『非常事態2』の平場。
みやち あれ面白かったね。(笑)
藤原 みんなでギャグをやるっていうコーナーで、ギャガ―が、普段ギャグやってない人にギャグを伝授するっていうのがあって。それでお腹痛くなるくらい笑ったな。めっちゃ印象に残ってます。よしきさんがめちゃくちゃ面白くて凄かった。
――初めて行った学生芸人のライブは何ですか?
藤原 初めて観に行ったライブは花編の紫陽花かな。それの平場の堤さんがめちゃくちゃ凄くて。ネタもみんな面白かったんだけど、平場の堤さん見て、初めて先輩でくらったかも。先輩こんな面白いんだって思った。
みやち 最初に観に行ったライブ何だっけなー…。覚えてないなあ。去年の6月より前のライブが大学お笑いのカレンダーに載ってなくて分からない。
藤原 そうだ。スケジュール帳無くて、全部の資料から観たかどうか判断しないといけないんだった。
――ライブを沢山観に行くとのことですが、観るのと出るのはどちらが楽しいですか?
藤原 えー、難しいな。でも出る側になって良かったと思うかな。私は、最初スタッフでいいかなと思ってO-keisに入ったんだけど、フィーリングカップルでちょっとやってみたら楽しかったから演者になった。もちろんスタッフでしか得られない楽しさもあると思うけど、演者でしか得られない楽しさが私にとってはでかいかも。やる側じゃなかったらこんなにライブ観に行かないと思う。
みやち そうだね。やる側だからめっちゃ観に行ってるんだと思う。

コンビの関係性

――2人の関係性について教えてください。
藤原 2人で遊んだりはしたことないね。ネタ合わせでしか会わない。
みやち うん。ネタ合わせの時にご飯食べるくらいかな。
藤原 ライブ前にみやちがなんか見つけて、そこに寄るみたいなのとか。
みやち どこ行ったっけ?
藤原 駅で絵本のフェアがやってて、それをちょっと見るとかでしか遊んだことない。
みやち ライブの後は打ち上げだし、ライブの前はネタ合わせだから遊ぶ目的で集まったことは無いね。
藤原 大人数では遊ぶよね。
みやち 先輩に呼んでもらって集まるとか。先輩の集まりにネタ合わせ、あとに2人で行ったりとかはある。
藤原 基本的にお笑いサークルの人と遊んでるな。クラスに遊ぶ人あんまいないし、高校の友達もそんなに会ってないかな。
――みやちさんは、寮でスポーツをしていた仲間とは会わないですか?
みやち 連絡だけ取ってるんだよね。「集まろうよ」って言い合ってるだけ。(笑)ばらばらの専攻の人たちが同じ部屋になるっていうカリキュラムだから、みんなバラバラになっちゃって。
――お笑い以外の趣味はありますか?
みやち サッカー!
藤原 本とか読みます…。サッカーしない。
みやち サッカーやろうよ。
藤原 小学校の時はサッカー部だったから、全然やりたいけどね。
みやち O-keisサッカー部っていうのがあって、ユニフォームもできた。名前入りの。
――O-keis内に様々な部活があるんですね。
藤原 O-keis野球部、麻雀部…。
みやち ゴシップ部とか?
藤原 それはただゴシップを共有するグループがあるだけ。(笑)ゴシップサークルですからね、O-keisは。残念ながらwatchに出せるゴシップはないです…。

点々の今後

――お二人の卒業後は決まっていますか?
みやち 今勉強してるところに進むな。
藤原 就職するかな。何かはまじで決めてないけど…。お笑いは一緒に行く人がいたらいいなと思うけど、いないからいかないかな。ちょっともったいないと思うけどね。(笑)3回戦までいったら。
みやち 2人とも4年までは続けるね。
藤原 みやちが、幸いなことに薬学部なおかげで6年生まで学生だから、2年入会だけど4年間できる。これはありがたい。留年危ないけど、別に私が留年しても大丈夫。2人とも大学お笑いなしで1年勉強するだけだから。(笑)

【人望が無さすぎるチーム空島の優勝パネル裏】

インタビュアー・撮影:姫乃 創価大学落語研究会所属。春の目標「痩せる」
インタビュアー・筆者:小夜子 watch所属。

最後の最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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