見出し画像

3分で読める【M1グランプリで見取り図は和牛化しない】のおはなし〜長髪とデザインパーマ〜

未来のM1グランプリで【見取り図さんが和牛さんのように優勝がつかめないパターンに落ちいってしまう、、、“ことはない”のでは。。】
というおはなしをします。

キーワードは『長編映画と連続ドラマ』

お時間ゆるすかぎり、どうぞ。

去年のM1グランプリ2020で
【見取り図】さんは3位に終わりました。

【見取り図】さんのM1グランプリ戦績
2018 → 1stR 9位
2019 → 1stR 5位
2020 → 1stR 3位通過/最終決戦 3位

3年連続で決勝に進出しました。
毎年しっかり最終順位をあげてます。

これほどまでに結果を残し続けるコンビはなかなかいません。

最近でいえば、ご存じ【和牛】さんを思い浮かべます。

【和牛】さんのM1グランプリ戦績
2015 → 1stR 6位
2016 → 1stR 2位通過/最終決戦 準優勝
2017 → 1stR 1位通過/最終決戦 準優勝
2018 → 1stR 2位通過/最終決戦 準優勝
2019 → 1stR 4位
2020 → (不参加)

とんでもない記録。ですが、、

そんな中、巷では
【見取り図は今後、和牛化してしまうのでは】
というウワサをききます。

【和牛化】とは かんたんにいうと、

《決勝や最終決戦の常連さんにはなるんだけど優勝は逃してしまう》状態。

でも【見取り図】さんは和牛化はしないのでは、、と思うのです。
なぜかをおはなしします。

①スタイルの違い
【和牛】さんはM1ではコント漫才が多いですが、【見取り図】さんは過去3年で2020の1stRのみコント漫才で、他はしゃべくりスタイルです。
【和牛】さんの場合、回を重ねるごとにコント漫才スタイルが定着してしまっており、加えてネタのクオリティが高すぎるため、見る側としては毎年なにか新しい“作品”を見ている感覚になっている印象。

例えるなら
【和牛】さん→同じ監督さんの長編大作の新作を毎年みている印象。
【見取り図】さん→同じ監督さんの1話完結タイプの連続ドラマを毎年みている印象。

長編映画はストーリー設定も主人公もサブキャラも全て毎回新しいもの。期待値や楽しみはデカいけど、毎作品(毎ネタ)ごとにリセットされている印象。

1話完結タイプ連ドラはストーリーは毎回違えど、主人公やキャラクターの繋がりはあり、作品自体(ネタ自体)の空気感がずっと継続されている印象。(盛山さんとリリーさんのキャラクターがどのネタでも保たれているかんじ)

【和牛】さんのネタは毎回精密さと爆発力は備わってるのだけど、見る側はどうしても「さぁー和牛きたよーっ、見るぞぉーー」と構えてしまう部分があり同時にハードル自体がぐぅーーんと上がってしまっている。
反対に【見取り図】さんは毎年ネタを見るごとに期待値は高まっているのだが、実は見る側の笑いのハードル自体はそんなに上がっておらず、むしろ、つかみの初笑が起きた時点で“待ってました感”を感じてしまう印象があるのだ。

②ストロングポイントの違い
【和牛】さんの漫才はストーリー性と構成力が長けており、後半の爆発力も強力。ただスロースターターなだけに、4分まるまる全体を引っくるめて評価を受けるタイプ。
【見取り図】さんの漫才は構成力もさることながら、掛け合いのテンポとワードセンスで笑いを重ねるタイプ。いうなれば、ジャブを的確に急所に当てていき確実にポイントを取っていくタイプ。なによりお互いの声の聞きごこちの良さが笑いの拡充に繋がり、大きな強みになっている。

こんな感じで、戦績だけをみると【見取り図】さんは【和牛】さんのあとを追ってしまっているようにみえますが、

実は2組は全く違うタイプのスタイルで勝負をしており、次ネタへの印象度や4分の戦い方の違いが明確なのです。
なので、【見取り図】さんの和牛化はしないだろうと思うのです。

今年は【和牛】さんはM1ラストイヤー。
M1GP2021の不参加は公言していますが、
みてみたいなぁ。

M1GP2021 最終決戦
見取り図、和牛、、、ランジャタイで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?