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【トークレポート】Local Quest Lab ゲストトーク(2023年5月)

こんにちは。Local Quest Lab主催のOwarai Quest(大洗クエスト)です。

- Local Quest Lab
Local Quest Labは地域のことを地域に関わる人同士で探求していくコミュニティです。全国の各地域で「地方創生」や「地域活性化」など、様々な地域課題に対して知恵を絞って試行錯誤を繰り返しながら、より良い地域社会の実現に向けて活動する人たちの背景・過程・成果・挑戦を見える化し、地域に関わる・関わりたい人同士のつながりをつくることを目指しています。現在、月1で地域で活動する方をゲストに迎えて、活動内容について聞いていくオンライントーク会を開催していきます。
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Today's Guest

2023年5月のオンライントークのゲストは、地域インターンをきっかけに2022年6月に大学を休学し、兵庫県淡路島に移住。広報活動など地域づくりをしながら、自分らしい生き方を模索する松田恵実さんの活動について迫っていきました。
(4月の回のゲスト、大庭さんにご紹介していただきました。)

2000年生まれの22歳。青森県出身。 現在宇都宮大学の4年生でコミュニティデザインを専攻中。コロナ禍の大学生活や、就活へのモヤモヤから、これからの生き方・働き方について見直し始める。姉からの紹介で見つけた淡路島の地域インターンをきっかけに、3年の春休みに淡路島に滞在。4年になったが、淡路島での生活が忘れられず、4年の6月に休学を決意し、淡路島へ移住する。現在は、インターンやイベントの企画・運営をしたり、暮らしを純粋に楽しんだりして、自分らしい生き方を淡路島で模索している。

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Today's Quest Words

- Today's Quest Words
ゲストとのトークで気になった言葉の中から、「地方創生」や「地域活性化」につながるキーワードを3つピックアップします。こちらのトークレポートは、トークの詳細や一言一句をお伝えするのではなく、キーワードをもとに各々が解釈して、考えるきっかけを提供したいと考えています。

①自然や資源が豊かな環境で暮らす人がのびのびしている
②人から求められる環境は色々発掘するきっかけになる
③集まった人同士が繋がる場をつくる

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Editor's Note

Editor's Note
Local Quest Lab主催のOwarai Questメンバーによるあとがきとして、ゲストの印象や気づきを主観で書いたメモになります。

松田さんはいま、発見と学びの連続が続いている日々なんだろうと感じた。画面越しではあったが、なんだかとても充実した表情をしている印象だった。大学4年生という、多くの人が今後の人生のターニングポイントとなる時期に大学を休学し、兵庫県淡路島に移住した。

この数年間、大学生の多くが「自分は何がしたいんだろう」「何ができるんだろう」と考える機会だったと思う。松田さんもその一人で、授業のほとんどはオンラインになって、気がつけば大学生活最大の関門となる「就活」が始まった。しかし、松田さんの心はなんかモヤモヤする違和感がずっとあった。

そんな時に出会った淡路島でのインターン。それまで長らく「地域に関わりたい」「現場に入ってみたい」と思い続けていた。募集を見た瞬間、モヤモヤした気持ちは消えて、あっという間に一歩踏み出した。海外留学ならぬローカル留学である。

淡路島で出会うもの、こと、ひと、すべてが新鮮だった。「なんだ、ここにはこれまで自分が出会ったきた大人はいない」。自分によって面白い、新しいロールモデルとなる大人がそこにはたくさんいた。そんな人たちと何か一緒にやりたいと、自然と巻き込まれていった。

淡路島は自然も資源も豊かな地域。その中で暮らしている、はたらいている人たちがなぜかのびのびしている。それまでやりたいことを決めて動くことへの壁はどっかに消えて、とりあえずやったらええやん!という思いになった。

現在、大学は復学して、オンラインで講義を受けながら、淡路島の観光アンバサダーとして地域づくりに励んでいる。気がつけば、いろんなことを求めてもらえる環境で、その環境がまた新たなインプットや魅力の発掘というアクションにつながる。

一方、直近の課題はプロジェクトをどううまく進めるのか、どう人を巻き込んでやっていくか。手探りでやりながら実践の中で日々勉強している。人が集まる場、そこで人が繋がる場、そんなものをデザインしていきたいという。

松田さんの地元は人口1万人の青森県六戸町。アットホームなコミュニティがある一方、まちはシャッター街となり、帰省するたびにデパートなどがなりなり、若い人の居場所がなくなっている、地域が衰退していく現状を実際に見てきた。

その実体験がある松田さんの行動は、これから地元・六戸もそうだし、もっと広い範囲の地域に影響を与えるのではないかと思う。そこに明確な目的やゴールがなくても、そこにいる人たちがのびのびとしていれば、自然と人が集まってくる感じだろうか。

松田さんの今後の活躍がすごく楽しみであり、私たちもその活躍を自然と応援したくなる回でした。

執筆:大洗クエスト 萬里小路忠昭

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次回は2023年6月に開催予定です。次のゲストは松田さんにご紹介していただく予定です。イベント案内はこちらのPeatixページでご案内します。お楽しみに。

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Archive

■2022年10月の回

■2022年11月の回

■2022年12月の回

■2023年1月の回

■2023年2月の回

■2023年3月の回

■2023年4月の回

4月の回からstand.fmで音声配信をはじめました。お話をフルで聴きたい方はこちらからお楽しみください。


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