何もなかった日
先日1月4日は自分にとってちょっと記念すべき日だった。
三が日はライブが入っていたが、4日の予定はなにもなかった。
そう、365日ライブ出るか見る生活を始めてから1年ぶりのライブとは関係のない日だった。
別に待ち望んでいたわけではないが、なにか自分の中でソワソワしていた。
1年間なにかしらお笑いと関わっていてお笑いが関わらない日をどう過ごせばいいのだろう、と。
朝6時頃に目が覚めて二度寝をしてしまった。
二度目に起きた時は11時だった。
二度寝をするのも11時台に起きるのも僕としてはスゴく久しぶりの出来事だった。
土日のライブなんかは集合時間がお昼頃だったりするからだ。
ライブに関わっていると割と規則正しい生活を心がけていたことに気づいた。
しっかりと目覚めた僕はご飯を食べ風呂に入り洗濯をした。
なにも予定がない日のペースで過ごした。
いつもの僕ならお笑い番組や芸人のYouTubeチャンネルを見たりと家にいる時もお笑いに触れあっていた。
しかし意識的にこの日はお笑いを避けてみることにした。
進められなかったゲームをしたり本を読んだり、のんびりと昼下がりを過ごした。
しかしとある気持ちの変化が起こった。
「このままのんびりしていたら面白くなくなるのでは?」という謎の焦りを感じた。
常にお笑いという面白さで満たされていた生活をしていたからか、ただの生活になぜか焦燥感を覚えたのだった。
追い討ちをかけるようにクリーニング屋に行く用事を思い出した。
年末に漫才衣装を預けていて受け取りに行く日だった。
一週間ぶりに漫才衣装を見て「こうしちゃいられない」という気持ちになった。
そして家に帰るとすぐに新ネタを書きながら正月のお笑い番組を消化することとなった。
どうやら僕にはお笑い好きが染み付いているようだ。
でも以前からなにもない日でもライブに限らなければお笑いに触れあっていた日々ではあった。
ライブがない日だからこそお笑いが日常であることに気づけた。