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ミルクボーイ禁断の漫才「オカン」

内海「どうもーミルクボーイです」
内海「あーありがとうございます。今検尿の紙コップをいただきましたけどね。こんなんなんぼあってもいいですからね」
駒場「うちのオカンがな、ある人物の名前を忘れたらしいねん」
内海「ある人物の名前？どないなっとんねん」
内海「ほんなら俺がね、その人物一緒に考えてあげるから、ちょっとどんな特徴言うてたかって、教えてみてよ」
駒場「その人物はよく猫科の動物の服を着てるって言うねんな」
内海「ほー……オカンやないかい。その特徴は完全にオカンやがな！すぐ分かったやんこんなん！」
駒場「俺もオカンと思うたんやけどな。おかんが言うには、金髪のモヒカンやって言うねんな」
内海「ほなオカンと違うか。オカンの髪型は大仏パーマ一択やからね」
内海「もうちょっと詳しく教えてくれる？」
駒場「料理の腕前が60点台らしいねん」
内海「オカンやないかい！オカンの手料理は確かに美味いよ。ただそれは庶民的な美味さやから一流店と比べたら負けるよ。でもそこがええねんけどな」
駒場「分かれへんねん」
内海「何が分かれへんねん」
駒場「俺もオカンやと思てんけどな、オカンが言うには、得意料理は鮮魚のポワレプロヴァンス風やって言うてた」
内海「ほな、オカンちゃうやないかい！オカンの得意料理は煮物とか揚げ物とか茶色い地味なやつやからね」
内海「もうちょっとなんか言ってなかった？」
駒場「節約節約ってお金にうるさいらしいねん」
内海「オカンやがな！オカンは節約の鬼なんやから！野菜買う金ケチって牛乳パックで野菜育てるし店では1円でも安くしようと値切りに値切るんやから！こんなんオカンで決まり！」
駒場「分からへんねん」
内海「分からへんことない！オカンが思い出せない人物はオカン！」
駒場「おかんが言うにはアメリカ公認会計士の資格持ってるらしいねん」
内海「ほなオカンちゃうやないかい！オカンが管理できるお金はせいぜい家の家計くらいなんやから！」
内海「まだなんか言ってなかった？」
駒場「オカンが言うにはオカンではないって言うてた」
内海「ほなオカンちゃうやないか！オカンがオカンではないと言えばオカンとちゃうがな！」
内海「先言えよ！俺が節約の鬼って言いながら鬼の形相してる時どう思ってたん？」
駒場「申し訳ないなと思って」
内海「ほんまに分からへんがな、それどうなってんねん」
駒場「オトンが言うには」
内海「オトンが言うには？」
駒場「認知症ちゃうかって」
内海「…合うとるがな」