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50代、あの東京芸大で油絵を描く クリムゾンレーキじゃなかった!②
60人くらい?の老若男女が芸大の絵画棟6階に集められ、ガイダンスを受けて人物画、風景画、静物画、抽象画にそれぞれ分かれて描き始めました。
抽象画の部屋は天井が高く、床が塩ビの白い布(製品名はタフニール)で養生されており、いくら汚しても大丈夫という状態で、猛暑の中、クーラーがとてもよく効いている素晴らしい場所でした。
10名ほどがそれぞれ場所を確保して描き始めます。どうやら芸大を目指していると思しき中高生と熟練のシニア世代とが半々で、私のようにシニア世代のくせに技術や知識は若造レベルという者は少なさそうでしたが、抽象画!何描いても怒られない!という思い込みだけでワクワクしていたのでした。
描きたいモチーフが決まっていたのでウキウキしながら描いて描いて
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マスキングまで行いました。
そして着色をし始めたのですが…
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なんか違う。
描きたいモチーフに、この赤は似合わない。
暗め?なので白を混ぜてみてもどうも違う。私が欲しいのは、岡本太郎の絵のような鮮やかで赤々しい赤なのに。
ネットで早速調べてみたところ、初心者向け絵の具セットに入っていた赤はクリムゾンレーキという透明な上品めの赤。そして、ほしい赤はカドミウムレッドだということが判明。
早速、芸大の地下にある画材屋「画翠」(お茶の水のレモン画翠の姉妹店らしい)でクサカベのカドミウムレッドを購入。ついでに、油絵の具は乾きが遅いということで、すぐに乾く溶剤はないか?と芸大の先生に聞いて「速乾メディウム」というチューブ入りの溶剤も購入しました。
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この赤が欲しかったんです!ありがとうカドミウムレッド!
ここに辿り着くまで悩んで苦しんで三日かかりました…(続く)