主人公。
僕の職場の後輩。
年齢は上だが、後輩だ。
お子さんが三人いて、一番上は社会人で、一番下の子供さんは大学生。
「育てていくのに大変です」
もし、大学院生にもなればと ぞっとすると言う。
彼は、お金にシビアで少しでも節約する。
すべてはお子様の為。
僕には出来ない。
すごいな!って本気で思う。
親は大変だ。
僕の職場の先輩。
年齢は下だが先輩だ。
独身を謳歌している。
好きなゲームをして幸せを満喫している。
だが、ご実家の親の体調が良くないらしい。
病院に連れて行ったり、買い物したりと面倒をみられてる。
どちらも大変だ。
幸せってなんでしょうね。
お子さんを育てるのが幸せもありだろうし。
独身を謳歌するのも幸せだ。
だけども、どちらもツラい想いをされている。
そういうもんなんでしょうね。
ただ、仕事になると変わる。
そんなネガティブな気持ちも捨てて、仕事に集中される。
本当に尊敬する。
僕も妻がいるが、妻も仕事してくれている。
平等って意味もなく、同じ家で同居している感じだ。
お話する時は食事の時。
後は、自身の自由の時間。
何も話さない時もある。
僕が先に寝て、起きて、妻も起きてきて。
用意をして、妻が先に出勤する。
僕は、後で出勤する。
時間は違えど、同じ玄関から出ていく。
僕が24時間勤務の時は、妻が一人で家にいる。
「気軽やわ」って言っている。
僕が24時間勤務から帰ってきたら、妻は仕事に行っている。
自分自身の時間を優雅に過ごす。
夜、妻が帰って来る。
「お帰り」
一緒にご飯を食べる。
そんな感じだ。
食事後「アイス食べる?」
「食べる」
二人で笑顔になる。
職場の後輩は「妻が厳しくて・・・」と言ってる割には ちゃんとお弁当を作ってもらっている。
昼食用・夕食用と。
先輩との勤務の時は、お互いに好きな食事をする。
二人共、それで良いと言っている。
僕達 夫婦には子供がいない。
出来なかった。
いや、育てるのが怖かったかもしれない。
でも、それで良いと今は思っている。
自分の子供って考えもしなかったし。
だけど、いたのなら どうなっていたのだろう。
大好きなプロレス観戦も出来なかっただろうし。
子供中心になる事自体、考えも出来ない。
だから僕は『今』が一番幸せなのかもだ。
でも、子供がいるから幸せって人もいる。
それで良いんだ。
幸せを感じえなくて、何が人生だ。
若くして諦めたらいけない。
僕だって色んな事を経験した。
15歳から夜学に行きながら、現場仕事。
親の莫大な借金。
結婚して、淡路島へ。
心の病で仕事に行けなくて、悔しくて、情けなくて、当時住んでた団地から飛び降りようと何度も思った日々。
仕事を転々とした。
ゴミ収集や、ラブホテルの清掃や、パチンコ屋の清掃。
汲み取りだってした。
だけど、腐らずやってきた。
だからこそ『今』がある。
と、思っています。
頑張ってるマウントじゃないんです。
皆さんも、それだけの事やっているって事です。
苦労をね。
僕が、プロレス観戦で東京遠征して帰ってきたら、職場の先輩・後輩は「どうだった?」「どうでした?」って聞いてくる。
先輩は、青木選手と上野選手の試合をユニバースで見てくれていて絶賛していた。
本当に嬉しかった。
比べるもんじゃないが、比べてしまう。
やはり、人それぞれなんだと思う。
自分自身の人生だから。
それで良いと思う。
どちらにしても『自分自身』を軸に置く事。
それが、本当に大事だと思う。
僕は、今週の日曜日の為に頑張ってる。
頑張れるのだ。
今日、当直の後輩は ウトウトとしている。
だけども出動命令が出たら、すぐに行動だ。
それぞれ、緊張感持って頑張ってるのだ。
皆、そうなのだ。
自分自身を大事・大切にするから、他人にもその想いが伝わると思う。
先ずは、自分自身だ。
そうすれば、必ず助けてくれる人が出てくるはずだから。
愛ゆえに。
『人それぞれにドラマあり』
すべての人が主人公だ。
脇役なんていないんだ。
人の事など気にするな。
今は、当直で職場で勤務待機中。
このまま平和であれば良い。
そう願いながら、僕は夜を過ごしている。
台風が過ぎたら秋になるかと思ったが、まだ暑い。
そういうもんです。
季節も自由気ままなんですね。
ただ、外では鈴虫が鳴いています。
秋の気配は、少しずつ聞こえているかもです。
この余韻を楽しめる僕は、やはり幸せなんだと思います。
ありがとう。