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『闘い』は、もう始まっている。

昨日の青木選手と彰人選手の試合を見られましたか?
僕は、職場で勤務待機中に見ました。
最初は詰め込み過ぎかなぁと思っていましたが、しっかりと『プロ・レスリング』をされていました。
足四の字からのフォールを狙うのは、以前対戦した時の彰人選手のフィニッシュだったんですよ。

前回も良い試合でした。

今回もロープワークもなく、だからといってサブミッションの攻防だけじゃない。
ニンジャ・チョークからのパイルドライバー。
しっかりと理屈を持って仕留められました。
もっとサブミッションの展開になると思ってたのですが、見事に裏切られました。
良い試合でした。
敢えて、青木選手が『プロレス』に入っていった。
できるんだぜ!って事でしょう。

余談ですが、DDTを退団される大石選手とも良い試合されてるんですよ、青木選手。

そして、試合後のマイクですよね。
「お前の試合と比べれば下手だ。だけど今、リングに入ってきたらレスラーとして・ファイターとして殺せるぞ!」って。
前回の上野選手が両国大会での青木選手との対戦アピール時での、青木選手のマイクとバックステージでの言葉の伏線を見事に回収しました、青木選手が。
試合でもマイクでも。
この恐い『青木真也』が見たいのです。
『殺し』ですよね。
キラーな部分。
毒だからこその。

青木選手がやってきた事を、見てきた者にはわかります。
感じれます。
伝わります。
そこに美しさもある。
青木選手って美しいんですよ。
普通、殺伐とした場面って見てられないんですが、青木選手がやれば美しくなる。
僕は、ある人を思い出していました。
『青木真也』は美しい。
内館牧子さんのように書いてしまいました(各自調査)

一方、上野選手は視殺戦でも目を伏せて 試合でもそのままでした。
僕にしては、もっと言えよ!って感じなのです。
トラッシュ・トークしろって意味ではありません。
情念出せ!って事です。
ドロドロとした部分。
リスペクトだけが先行している。

ボイシーを聴いて、尚更そう思いました。
思ってる事をシッカリと述べた方が良いのになぁって。
想いだけじゃなくね。
でも、わかりやすいのかもしれません。
関係性を知らないファンには。
それもまた、上野選手の魅力かもしれません。
上野選手って優等生なんですよ、僕にとっては。
竹下幸之介選手のような『怖さ』がない。
その部分をどう補っていくかですね。
上野選手もわかっていますでしょうから。
今の『青木真也』は、一番強いって。
だからこそ挑戦者に選んだのでしょう。

今日から、オリンピックが開催されました。
僕の職場でも、皆 開催式を見ています。
僕はまったく興味ありません。
競技より、プロレスです。
プロレスでしか味わえない事って絶対にあるんですよ。
競技では味わえない、怖さが。
凄さが。

一ヶ月もないんですね。
上野勇希選手vs青木真也選手。
もう『闘い』は始まってるんです。
それを一番理解されてるのは、選手の二人でしょう。
プロレスは『底が丸見えの底なし沼』だからこそ。
何があっても『不思議』ではないのだ。


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