仕事師。
見ましたか?
僕は、ユニバースで見ました。
いやぁ、メイン良かったですね。
青木選手が良かった。
圧倒的な強さ。
4の字固めも、自身の武器にされましたね。
最後のフィニッシュは予想を裏切ってくれました。
え?ギクシャクしてたって。
それが良かったんですよ。
それが本来の『闘い』だと思うんです。
IGFって僕は大好きだったんですけど、ギクシャクしてたんですよ。
(今の元気工場では無い)
下手なんですよ。
そこに味があった。
それこそ不協和音です。
良く「試合が下手だったからIGFは無くなった」って言われるんですけど、それが僕には良かったんですよね。
それだけインパクトがありました。
『型』になったプロレスを、ぶっ壊していたんですから。
強い選手しかいなかったんですから。
そりゃ、そうなります。
でも、それが大事だと思うんですよね。
予定調和大嫌いだったら、絶対におもしろいと思います。
流れの良い試合なんかクソ喰らえですよ。
大技の連発とか。
足し算より引き算です。
そこに『強さ』も見えましたから。
あの上野選手のブリッジは美しかった。
それを出させたのは誰でしょうか。
青木選手です。
ちゃんと引き出しているんですよ。
できるんです。
そういった点でも、僕には良かったです。
本当に、青木選手が藤原喜明組長に見えました。
『プロ』です。
令和の仕事人です。
職人です。
青木選手の『強さ』が伝わってるからこそ。
納得できるのです。
好き勝手に青木選手はされてるから、他の選手は怒りもあるでしょうが、羨ましい部分もあると思います。
そういう意味では、ちゃんと試合になってるんですよね。
『プロレス』されてるんですよ。
これは凄い事です。
そして外様の強さです。
昔、僕がパチンコ店の清掃してる頃。
夜中の店で、釘師がパチンコ台で釘を打ってるんですよ。
コンコンって。
釘一つで、変わるんです。
小さくても、大きな事なんです。
それを思い出していました。
上野選手は、その後の本多選手との試合で回収していましたね。
そこにチャンピオンとしての意地が見えました。
アントーニオ本多選手も『強い』ですよ。
何故なら、自身の存在感を浮き彫りにするからです。
それだけDDTはディーノ選手や本多選手、平田選手。
ササダンゴ・マシーン選手の様なクセのある選手は『強い』んです。
印象に残るから。
相手の存在も上げて、自身が上がるのです。
そして試合は、興行です。
次にお客さんがまた来てもらうようにです。
チャンピオンは『座長』ですから。
媚び売る事なく、納得させてです。
それだけの事を25日に、上野選手は出せるのでしょうか。
楽しみでしょうがない。
文化系プロレスって名乗っていますが、やる時はやれるんですから。
それは、竹下幸之介選手やHARASHIMA選手が証明されていますから。
DDTの『強さ』をね。
さぁ来週ですね。
待ったなし。
最後に猪木さんの言葉を。
『強けりゃ何やっても良い』