【#30MM】中小企業と地域活性【考察】
外星人の侵略という未曽有の危機は実質的に大半の企業を"サイラス"へ帰属させているが、一部の企業は独自にエグザマクス技術を開発していた。
エグザマクス技術需要
地球連合軍の主要兵器を生産するIT企業”サイラス”は、最前線で用いる兵器の開発を担っている。しかし、最前線以外の場で必要とされるものは兵器ばかりではない。戦場となった地域の復興では瓦礫の撤去や施設の増築、兵器の改修、鹵獲、研究など多様な需要があり、これらを担っているのは中小企業や地方の自営業者である。これらの事業においてもエグザマクスの拡張性は有効であり、その技術は戦争分野に留まらず重要視されていた。戦闘地域に打ち捨てられたエグザマクスや関連機械は最先端技術の一端であり、これらを収集することは地球だけでなく中小企業の存亡にも関わっていた。
非合法闘技場"アリーナ"
始まりはエグザマクス技術を持った個人間の憂さ晴らしであったが、いつしか秘密裏に企業が介入したその場では企業間の主権争いや新技術のテストに加え、難民や戦災孤児の働き口やストレスの発散などの利害が一致することで"アリーナ"と呼ばれる非合法な闘技場と化した。
新技術の試験会場として、また優秀な技術者・パイロットの発掘場として有用と判断された"アリーナ"は政府に黙認され、地球人の密かな愉しみとなっていく。
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