帰国後クライシス〜留学後の悩み〜
留学中多くの困難を乗り越えたことから、帰国後は悩みもなく、何事も達観出来るのではないかと安易に考えていた自分がいました。
しかしそれは間違いでした。
最近の悩みは2つあります。
1つ目は、留学前と後で自分の興味関心が異なることです。
例えば、留学前後で興味のあった大学での学問分野が変わりました。
具体的には、心理学・社会学系統の学問から、海外に関連する学問領域(英語や異文化等)へと興味が移りました。
そのため、留学以前に自分が選択した学問のコース(学科)の内容に、以前ほど興味を持てないのです。
楽しかったものが楽しくなくなってしまう悲しさは言葉で形容できません。
でも、留学によって楽しく思えるようになったものの方が多いので、結果的には留学をして良かったと思います。
2つ目は、元の生活の再開です。
私は、みんなで何かをする類のコミュニティに所属しており、ブランクの大きさに戸惑います。
同じメンバー、同じ場所です。
それでもやはり、私がいなかった間に共有された「時間」や「思い出」や「経験」がそこにあるのです。
また、私が居なかった半年以上の間、周りのみんなはコツコツと技を磨いていたのです。
したがって、元のコミュニティに戻ったからと言って、決して留学前と同じ生活を再開出来るとは言えないのです。
帰国後に鬱になる人は多いと聞きますが、今ではなんとなく納得できます。
考え方や技量の変化によって、今まで当たり前のように出来ていたことが出来なくなったり、疑問が生じてしまったりする日々に疲弊してしまうのだと思います。
さて、そんな悩みを抱える日々ですが、
この経験もいつか同じ懊悩を持つ人を理解し、
救うための糧となる日が来ると信じて、
頑張りたいと思います。
本日もご覧頂きありがとうございました。