カナダの大学でちょっと気まずかった話 〜ハワイの見方が変わった日〜
留学先のカナダの大学で環境社会学の授業を
履修していました。
20人くらいの少人数クラスで
毎週ディスカッションが行われます。
ある日は"tourism"についての回でした。
導入として先生から
「これまで旅行したことがある国」
について聞かれました。
色々な人が答える中で私の番が来て
「アメリカとフランスとイギリスに旅行したことがあります。あとハワイも3回ぐらいあります!」
と言いました。その時は何事もなく終わりました。
その後間もなく、tourismの問題点の
議論が始まりました。
「観光業により地域のアイデンティティが破壊された例として思いつく国や都市はありますか?」
という問いが提示されました。
そして、1人のカナダ人が
「ハワイ」
と即答し、先生や周りの生徒たちも
「それは代表的な例だね〜」
という感じだったので、ギョッとしました。
私はいつも消費者側で、ハワイの楽しい側面しか
見えていなかったことに気づいたからです。
ハワイに行った時に街が日本語ばかりで
サービス業のスタッフも日本語対応可能
であったことを思い出しました。
きっとハワイの観光業が抱える問題は
日本人だけのせいではないと思うのですが、
これだけ多くの日本人が毎年旅行している以上、日本人にも責任があると思うのです。
と、書きながら気になったので今調べてみたところ、ハワイの旅行者のうちの大部分がアメリカ・カナダ・日本から来ているようなので、やはり日本人も責任があるのだと思います。
(↓参考データ)
https://www.hawaiitourismauthority.org/media/10294/november-2022-visitor-statistics-nr-final.pdf
これを知ってしまった今、
ハワイという観光都市が自分の目にどのように映るのかが気になると同時に、実際に行って確かめたいと思うのでした。
本日もご覧頂きありがとうございました!
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